【明慧日本2025年2月28日】広東省河源市東源県船塘鎮の法輪功学習者(以下、学習者)・邱漢濃さんは、長年にわたり法輪功迫害の実態を人々に伝えていたことを理由に、東源県の警官らにより4度連行され、うち、少なくとも二度不当な判決を宣告され、広東女子刑務所で計7年3カ月間拘禁された。迫害により重病を患った邱さんは、2024年旧暦11月14日に死亡した。享年66。
2013年8月3日、邱さんは東源県公安局と船塘派出所の警官により自宅から不当に連行され、拘束された。テレビなどの家財は押収された。同年8月6日、警官は今度は邱さんの娘の家に押し入り、法輪功創始者の写真を押収し、娘に500元を払うよう要求し、このあと家族の財産すべてを失うことになると脅した。
同年9月、邱さんは3年の労働教養を言い渡された。
2018年9月9日、東源県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らが邱さんの家に不当に侵入し、家宅捜索を行い、家財を押収した。2日後の9月11日の午後6時過ぎ、同じ警官らが再び邱さんの家に押し入り、邱さんを連行した。
邱さんの家族は9月21日に県公安局に行き、邱さんとの面会を求めた。だが警官は家族を追い返そうと威嚇した。家族が激昂したため、警官は家族3人に手錠をかけて拘束し、午後4時過ぎにようやく解放した。
邱さんは東源留置場に拘禁され、家族は何度も東源公安局や政法委員会(治安・司法などを統括する機関)などの関係者に訴えたが、救済の手段はなかった。
結局、2019年4月4日の午前9時、邱さんは源城区裁判所から懲役4年3カ月の実刑判決を下され、さらに3000元の罰金刑も科された。
邱さんは元々健康だったが、長年の迫害で心身にダメージを受け、この広東省女子刑務所で拘禁中に子宮ガンを発症した。邱さんが重症になっても、刑務所側は拘禁期間が終わるまで邱さんの釈放を許さなかった。
邱さんが拘禁されて解放されるまでの間、家族は中国政府による法輪功についての虚言の宣伝を信じてしまっていた。そのため、解放されて帰宅した邱さんが法輪功の本を読んだり、煉功したりすることを許さなかった。こうして、心身の健康に高い効果をもたらす法輪功から遠ざけられた邱さんの病状は、様々な要因が重なってますます悪化し、2024年旧暦11月14日に死亡した。
明慧ネットの報道によると、2024年の1年間で、広東省の法輪功学習者のうち少なくとも28人が不当に連行され、起訴され、裁判を受けた。25人が不当な刑を宣告された。4人が迫害の最中に死亡し、さらに54人がさまざまな形で連行、拘束された。