文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年4月7日】新唐人テレビで放送された神韻芸術団の公演の中での『西遊記』の舞踊劇は、唐僧一行の4人が紅孩児（こうがいじ。訳注：『西遊記』に登場する妖怪）に出会い、紅孩児の三昧真火（さんまいしんか。訳注：紅孩児が操る強力な炎）に直面し、神通力が非常に大きい孫悟空も三昧真火を持て余す様子を描いています。

　「火」について言えば、中国の古代の言い回しには、嫉妬の炎、激しい怒りに燃える、カッとなって頭に血が上るなど、火に関する言葉がよく見られます。現代人は、これらは単なる比喩であり、古人の言語表現の一種であると考えています。しかし、中国の伝統文化は神から人に伝えられた正統な文化であり、その内涵は豊かで奥深く、したがってこれらの言い回しは単なる表現上の比喩ではなく、その背後にはより深い意味があります。功能を持つ人は、他の次元に特定の「火」が存在することも見ることができます。もちろん、それは人間の次元の火ではなく、他の次元の特定の物質的な存在です。伝統的な漢方医学も含め「火」の概念と認識があり、一部の「火」は実際には他の次元の良くない物質であり、人間の体に害を与え、病気にします。つまり、伝統文化で言及されている一部の「火」は、実際には他の次元の物質的な存在であり、現代科学はその理論的根拠を認識して理解することができず、既存の手段で検出することもできないため、それらを認めず、すべて単なる比喩や古人が想像した架空のものとして扱っています。

　しかし、伝統文化は「火」について深く認識し理解することができ、問題をより明確に理解することができます。例えば、民国時代（訳注：1912年～1949年）に、伝統的な漢方医学を理解している人々は、社会が伝統文化に反対し「新文化（訳注：伝統文化を否定し西洋の文化を取り入れようとする思想運動）」を提唱し、女性が男性のように行動し始めたのを見ると、これが女性の血を沸騰させ、女性の体がますます悪化することを知っていました。そして、もしこの「新しい思想」が発展し続ければ、人々の気性は世代ごとにますます短気になることを知り、将来の社会がどうなるかを予測していました。もちろん、これは伝統的な漢方医学理論に基づいて推論されたものです。そして、今日の人間と社会の表現を見ると、この推論が正しいことがわかります。そして、修煉者としては、その理由をよりよく理解することができます。民国時代の「旧文化」の否定と、いわゆる「新文化」「新しい思想」の提唱は、実際には共産主義の赤魔が神から伝えられた文化を破壊し、その邪悪な思想を広め始めたものであり、人々はその誘惑と脅迫によって神から伝えられた正統な文化と思想を放棄し、悪魔が人々を滅ぼすための邪説を受け入れることを選択しました。このようにして、人々の頭の中にますます多くの邪悪な思想が充満し、体内にますます多くの邪悪要素が蓄積され、発展していけば、その結果は当然恐ろしいものになるでしょう。

　現在、共産主義の赤魔の妖火、邪火が世界で燃え盛り、猛威を振るっています。この邪火は、社会に混乱と動揺を引き起こし、災害を頻発させています。中国では、大法弟子を迫害するだけでなく、その迫害を海外に出荷しようと企てており、それは非常に横行していて邪悪であると感じます。

　「西遊記」の中で、孫悟空は紅孩児の妖火に対して手の施しようがありませんでしたが、だからといって何もせずにいるわけにはいきませんでした。すべきことはしなければならず、耐えるべきことは耐えなければなりませんでした。この過程で業を消し向上していくこと、これが修煉なのです。孫悟空には紅孩児のような悪しき存在を教え導く神がおり、孫悟空たち一行はすべきことはすべて行いました。孫悟空たち一行ができないことは、最終的には神が解決してくれるのです。

　ですから、私たち大法弟子は師父が見守っておられ、真に重要な事柄はすべて師父がしてくださっているのです。私たちが修煉の道で遭遇するいかなる出来事も、実際には修煉の一環であり、修煉者の基準に従って対処しなければなりません。たとえ非常に困難な事態、解決不可能に見える難題、どうあがいても解決できないように見える問題に遭遇したとしても、それを放置してはいけません。法の要求に従って継続的に行動しなければなりません。大法弟子として行うべきことをしっかりと行い続けていけば、いかなる困難な関も乗り越えられ、いかなる困難な道も歩むことができます！

　大法弟子として困難に遭遇した時、人心で消極的に対処し、逃避や放棄を選ぶべきでしょうか？　しかし対照的に、確固たる正念で困難を乗り越え、魔難に打ち勝ち、いかなる状況下でも修煉者の意志を揺るがさず、師父の要求に従って行動し続けることが大切です。もし以前にうまくできなかったことがあれば、残されたわずかな時間の中で、さらに努力してやり遂げなければなりません！

　大法弟子には師がいらっしゃり法があります。共産主義の赤魔が作り出す魔難は、実際には何も問題ではありません。さらに重要なのは、師父が宇宙の法を正し、宇宙の法から逸脱したすべての不正なものを正しに来られたことを私たちは知っているということです。そして、大法弟子は、師父が法を正すことを手伝い、衆生を救い済度するという使命が与えられています。したがって、法を正す時期の大法弟子の修煉の道は、過去の個人修煉とは異なります。個人修煉で遭遇する関や難は、個人修煉にのみ関係がありますが、法を正す時期の大法弟子が遭遇する問題の背後には、宇宙の法を正すことを妨害する邪悪な要素が存在します。そして、師父は大法弟子に相応の神通力と法力を与えてくださり、大法弟子自身には邪悪を排除し、妨害や迫害を解体する能力があるのです。

　ですから、共産赤魔の邪火、つまりその背後にいる共産邪霊、そして末後のすべての不純で変異し堕落した邪悪要素、および法を破壊し衆生を滅ぼす全ての邪悪要素に直面した時、大法弟子は正念でそれらを滅し、大法の中で修煉して得た智慧と能力で法を守るべきです。大法弟子にはそれを行う能力があり、それこそ大法弟子の歴史的な使命と責任なのです！