【明慧日本2025年4月10日】江西省南昌市の法輪功学習者・劉永英さん(62歳女性)、万麗華さん(50代女性)は2024年8月21日に市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の警官に連行され、市留置場に拘禁されていると報じられていた。しかし、7カ月以上経過したが、2人の情報は一切得られず、家族も拘禁場所を知らないという。
劉さんと万さんはかつて残酷な迫害を受けたことがある。
2人は2024年8月21日に他の学習者2人と一緒に、法輪功の書籍を学んでいた時に侵入してきた警官に連行された。
劉さんは江西省民政学校の元高級講師である。多種の病気を患っていたが、1996年に法輪功を学んでから心身とも健康を取り戻し、特に「真・善・忍」という人生の真諦をわかり、職場でコツコツと働き、2015年と2017年に先進工作者(中国の各分野で先進的な業績が認められた労働者に授与する栄誉称号のこと)に選ばれた。
1999年7.20以降、劉さんは法輪功を信じ続けると主張したため何度も投獄され、2回労働教養処分を科され、懲役刑を3度受け、合計7年の不当判決を宣告されたことがある。その期間中、罵られ、殴られ、灌食、転向を強いられ、牢屋に閉じこめられ、長時間にわたる重労働などの非人道的な拷問を受けた。その結果、2024年4月3日に出所した時、歩き方がよろめき、身体は痩せ細り、歯が大量に抜け落ち、表情がぼんやりと鈍くなっていた。さらに公職を解雇され、年金を剥奪された。
万さんは市の腕時計工場の職員宿舎に在住。2011年から法輪功を学び始め、心身ともに健康になった。法輪功の無実を伝えたとして、2019年9月24日に身柄を拘束され、2020年8月に懲役3年6カ月の不当判決を宣告され、江西省女子刑務所で残酷な迫害を受けた。2023年3月に出所したが、わずか1年半後、再び南昌公安局の国保に現在も拘禁されている。
2024年8月20日、21日、南昌市西湖区、青山湖区、青雲譜区などの公安支局の警官は管轄内の多くの学習者を連行し、そのうちの多くは青雲譜区にある総合治療センターの洗脳班に送られた。情報によると、今回の連行事件は、市の610弁公室、公安局の長期間にわたる監視の末に実行された。