　【明慧日本2025年4月16日】遼寧省瀋陽市在住の法輪功学習者・孟慶潔さん（73歳女性）は、法輪功を学んだとして、2025年3月26日、瀋陽市大東区裁判所により懲役8年の不当判決と5万元（約98万円）の罰金を言い渡された。法輪功(ファールンゴン）は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。孟さんは1977年10月に教職に就き、2008年4月1日に退職するまで瀋陽農業大学付属小学校で教鞭をとった。孟さんは優秀な教師だった。孟さんは一生懸命働いたため、胃の病気、心臓病、高血圧、左足のリウマチなど、全身の健康に問題を抱えていた。1997年後半、孟さんは法輪功を学び始めてから、心身ともに元気になった。

　事件の詳細

　2024年7月12日午前7時頃、孟さんは瀋河区警察国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）とその傘下の東陵派出所の私服警官らに自宅で拘束された。警官らは警察手帳や捜索令状を提示せずに孟さんの自宅を家宅捜索し、その夜、孟さんを瀋陽市第一留置場に連行した。8月16日に、検察庁は孟さんに正式な逮捕状を発布した。

　2025年2月27日、大東区裁判所は孟さんに対する裁判を開廷し、3月26日に不当判決を宣告した。

　過去に受けた迫害

　2002年に、孟さんは迫害について学校指導者に手紙を書いたため不当に連行され、洗脳班に2カ月以上拘禁された。

　2003年の春、孟さんは別の法輪功学習者にアパートを貸したため再び連行された。その時は1カ月以上拘禁された。

　2005年、孟さんは法輪功迫害の事実に関する資料を配布したことで、3年間の労働収容所刑を受けた。

　2012年4月15日、孟さんは、迫害に関する情報を広めたため、2013年3月、遼寧省女子刑務所で懲役6年の不当判決を宣告された。

　2018年、孟さんは刑務所から釈放された頃に年金が停止され、現在もまだ復活しておらず、収入が全くない状態である。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）