【明慧日本2025年4月16日】山東省高唐県在住の法輪功学習者・金桂芝さん(83歳女性)は、法輪功を実践したため、当局の絶えない嫌がらせや連行を受けた。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
2016年〜2025年、当局から嫌がらせや連行
金さんは、2016年11月17日に法輪功について人々に話したとして連行された。警察は金さんの自宅を家宅捜索し、私物を押収した。金さんの三輪車2台は押収された。金さんは拘留された(期間不明)。
金さんは2021年3月15日午前11時30分頃に連行された。高唐県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と魚邱湖派出所の警官が金さんの家の塀を乗り越えて押し入った。金さんの法輪功の本、資料、法輪功の創始者の写真、そしてパソコンが押収された。金さんは聊城市拘置所に拘留されたが、後に保釈された。
2021年4月29日に、魚邱湖派出所の傘下のコミュニティの警察と後郭村の書記は金さんに嫌がらせをした。
2022年3月、国保の警官らは金さんの事件を東峨県検察庁に提出した。金さんは翌月に4回嫌がらせを受けた。検察官は2022年4月に金さんを起訴した。金さんは2022年4月20日と6月16日に東阿県裁判所で裁判にかけられた。裁判官は2回目の審理の後、判決を発表せず、金さんは帰宅を許可された。
2022年7月に、国保の警官らは再び金さんを連行し、東阿県裁判所に連行した。彼らは金さんに法輪功を実践したことで有罪を認めるよう強要しようとしたが、金さんは断固として拒否した。彼らは判決が下ったことを伝えたものの、正確な刑期は伝えなかった。金さんはその日のうちに帰宅を許された。
2023年3月23日、警察は金さんを高唐県母子保健センターに強制的に連行した。高血圧が判明したにもかかわらず、警察は金さんを聊城市留置場に連行した。看守が金さんの入所を拒否したため、警察は金さんを別の病院に連行した。金さんの血圧値は非常に高かったため、留置所は金さんの入所を拒否した。金さんは午後9時30分頃に釈放された。
2025年3月18日朝、警官が金さんの自宅を訪れた。彼らは聊城市裁判所の命令に従っていると言い、金さんの血圧を測定し、数値が正常であれば拘留すると言った。しかし、金さんの血圧が200mmHgを超えていたため(正常値は120mmHg以下)、警察は立ち去った。金さんは刑務所に送られる可能性がある。
2025年3月27日の朝、警察は戻ってきて金さんを聊城市留置場に連行した。金さんの血圧がさらに高かったため(250mmHg)、看守は金さんの入所を拒否した。正午ごろ帰宅を許可する前に、警察は金さんを脅迫し、金さんの事件はまだ終わっていないのでまた戻ってくると言った。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)