文/フランスの大法弟子
【明慧日本2025年4月17日】2024年12月から、フランス領レユニオン島の都市サンピエールに、法輪功学習者が真相を伝える場所が週1回設置されました。学習者たちは法輪功に関する情報を共有し、中国における法輪功への迫害の終結を求める嘆願書に署名を集めています。
真相を理解した人のほとんどが署名した |
署名集めは私にとって大変な試練でした。最初は、人々は目を合わせようとせず、展示資料を避け、私たちを避けようとしているようでした。私は挨拶してチラシを渡しても、断られると気まずい思いをしました。しかし、私は粘り強く正念を発し続けるうちに、気にならなくなり、徐々に興味を示してくれる人も増えてきました。私が挨拶をすると、彼らは反応し、質問をしてくれました。当初は1、2ページしか署名を集められませんでしたが、今では1日に4、5ページ集められることもあります。
私にとって、人々に署名を集めることは、法輪功を応援してもらうための一つの方法です。署名することで何が変わるのかと聞かれたとき、最初はどう答えていいのか分かりませんでした。しかし驚いたことに、人々と話すうちに自然と答えが見つかり、私の主張はますます確固たるものになっていきました。
例えば、私は彼らに、その日の署名はほんの一滴の水に思えるかもしれないが、その一滴が集まればやがて大きな海となる、と伝えます。たとえ達成に何年もかかったとしても、10億人の署名集めは今すぐ始めなければならず、遅らせることはできません。一つ一つの署名が大切なのです。
一方、多数の署名があって初めて、政府は我々に代わって発言することができるのです。そして、他の国々からの支援も必要です。この国際署名運動で集まった署名は、世界の指導者たちが協力し、中国共産党に法輪功への迫害をやめるよう求め促すでしょう。この言葉は私の心に自然に浮かび、私はこれを強く信じているので、誰と話すときも私の信念が影響を与えます。
「中国でこんなことが起きているのに、ここの人たちと何の関係があるのですか?」と言われると、私はこう答えます。「人類は皆、家族のようなものです。互いに助け合うべきではないでしょうか? 私たちが持つ自由、つまり信教の自由、思想の自由、言論の自由は、一部の特権階級だけが享受すべきではありません。誰もが持つべきです。私たちは世界の他の地域で人権侵害に苦しむ人々を助けなければなりません。もし私たち自身が中国で投獄され、残忍な拷問を受けているなら、私たちも誰かが助けに来てくれることを願うでしょう」
私は時々、迫害の犠牲者は無実であり、自らを向上させ善良な人間になろうと努力しているのに対し、無実の人々に危害を加える者は真の悪人である、と人々に説明します。この状況において、善と悪の区別は非常に明確であることを理解してもらいます。中国で起こっていることは、まさに正義と邪悪の戦いなのです。
ここのほとんどの人は宗教的な信仰を持っているので、法輪功の精神的な側面について議論するのは簡単です。人々は自分の信仰と共鳴するため、容易に受け入れます。法輪功の正しさと共産主義政権の邪悪な本質を容易に認識できるのです。
中国共産党は無神論を推進し、あらゆる宗教信仰と精神修養を否定しています。中国共産党が政権を掌握すると、最初に行ったのは、人々に神への信仰を捨てさせることでした。これは、国民を政権に徹底的に従順にさせるための前提条件です。実際には、善悪や天国や地獄を信じなくなったら、彼らの思考や行動を束縛するものは何もありません。法輪功への迫害に人々を強制的に参加させることは、学習者だけに影響を及ぼすのではなく、全国民がこの迫害に参加することを強いられることになります。これは極めて深刻な事態です。なぜなら、彼らは犯罪を犯し、悲惨な結末を招く可能性があるからです。この説明は、人々にも納得してもらえるでしょう。
大法が私に授けてくださった智慧のおかげで、私は人々の心を容易に動かすことができるのだと実感しています。その結果、ほぼ全員が嘆願書に署名してくれました。自ら立ち止まって署名する人たちは、ほとんどが謙虚な方々です。15歳から25歳までの多くの若者が深く感動し、中には涙を流す人もいました。彼らの純粋さと優しさを感じます。もしかしたら、彼らは初めて、このような残虐行為が今もなお世界に存在していることに気づいたのかもしれません。
私たちはここで2カ月近く、真相を伝え、署名を集めてきました。人々が自ら立ち止まって私たちの展示資料を読むようになりました。中には法輪功を学びたいと希望する人もいたので、私は功法を教えました。