【明慧日本2025年4月17日】広東省茂名市在住の2人の女性法輪功学習者(以下、学習者)・梁秋媛さん(79歳)と崔偉娥さん(66歳)は、法輪功を実践したたため、2024年9月、別々に不当に連行された。2人の学習者は家族との面会を留置場に拒否された。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の詳細
梁さんは2024年9月13日、坂心鎮派出所と電白区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行され、拘束された。崔さんも2024年9月に連行された(正確な日付は不明)。
2人の学習者は現在、茂名市第一留置場に拘禁されている。過去6カ月間、2人の家族は面会を拒否されており、食費として毎月500元を留置場に支払うよう告げられている。
梁さんと崔さんは、信念を貫いたために過去に度重なる迫害を受け、梁さんは2年間の強制労働、崔さんは2年間の懲役刑を言い渡された。
梁さんと崔さんが法輪功から受けた恩恵
梁さんは、1999年7月に法輪功を学び始めた。1989年の天安門事件を目の当たりにし、当時の政権の残虐性を知った梁さんは、共産党政権が法輪功に対する憎悪的なプロパガンダを激しく流布していたことをきっかけに、法輪功に興味を持つようになった。日常生活の中で真・善・忍を実践することで、梁さんはより穏やかな人間になり、寛容で思いやりのある人間になった。同時に、婦人科疾患、片麻痺、不眠症など、多くの病も治っていた。
崔さんは1998年8月に法輪功の実践を始めてから、怒りっぽい性格が穏やかになり、数十年にわたる借金も返済した。
梁さんに対する過去の迫害
2000年2月23日、坂心鎮派出所の警官らは梁さんの自宅に押し入り、梁さんを連行した。彼らは梁さんを坂心鎮薬物更生センターに1カ月余り拘禁した。
5月に再び連行された後、梁さんは電白区第二留置場に5日間拘留され、その間、重労働を強制された。
10月1日、梁さんは3度目の連行を受けた。梁さんは同じ留置場に32日間拘禁され、再び重労働を強制され、釈放前に75元を支払わされた。
2001年1月23日午後10時30分、坂心鎮政府と坂心鎮派出所の十数人が梁さんの自宅に押し寄せた。梁さんの孫と息子の嫁は恐怖のあまり、2人とも大声で泣き叫んだ。梁さんは再び電白区第二留置場に連行され、そこで6カ月以上拘禁され、毎日17時間にも及ぶ重労働を強いられた。梁さんは食事はカビの生えた野菜だった。重労働と質の悪い食事で、梁さんの健康状態は著しく悪化した。梁さんは腰痛、臀部化膿、歩行困難に悩まされた。梁さんはようやく釈放された。
2002年4月下旬、坂心鎮派出所の警官が梁さんを電白区第二留置場に連行した。梁さんは信念を固く守り、トイレで寝るように言われ、トイレに来た受刑者たちに踏みつけられることも多かった。
7月、梁さんは坂心鎮派出所と地元の610弁公室の警官によって茂名市洗脳センターに移送された。梁さんは法輪功を誹謗中傷するビデオの視聴を拒否し、残酷な拷問を受けた。看守は梁さんの顔を平手打ちし、目を突いたり、髪を引っ張ったりして眠らせなかった。
9月に家族が1800元を支払うまで、梁さんは釈放されなかった。
2004年11月13日に、梁さんは再び連行され、すぐに2年間の強制労働を宣告された。三水労働収容所の看守は、入所手続きの際に梁さんが所持していた現金350元を押収した。領収書の発行も、返還もなかった。梁さんは丸1年間、日用品を買うお金さえなかった。
2005年7月、梁さんの息子が労働収容所に面会に行ったが、梁さんが法輪功を放棄しなかったため、面会を拒否された。梁さんは1日最大18時間の重労働を強いられた。ノルマを達成できなかった場合は、食事も睡眠も許されなかった。また、罰としてつま先立ちでしゃがまなければならなかった。
2013年11月2日の警察による一斉捜査で、梁さんは連行され、茂名市洗脳班に連行され、拘留期間は不明である。
2016年6月15日、梁さんは再び連行され、自宅を家宅捜索され、1日間拘留された。
2017年1月5日、10人以上の警官が梁さんの自宅に押し入り、家宅捜索を行った。彼らは法輪功の書籍30冊以上、現金300元以上、その他多くの私物を押収した。押収品のリストは発行されなかった。
崔さんに対する過去の迫害
1999年7月に迫害が始まると、崔さんは大衛派出所の警官らに不当に連行され他後、18日間、電白区第二留置場に拘禁された。
1999年のある日、崔さんは再び連行されたのは、陳情ため北京行きの列車に乗っていた時だった。湖南省の警察署に連行され、林投鎮派出所の警官らに連行され、電白区第二留置場に15日間拘留された。
2001年3月に、崔さんは連行された後、電白区第二留置場に連行された。1年後、茂名市洗脳班に移送され、さらに1年3カ月間拘禁された。洗脳班で、崔さんは殴られ蹴られ、殴打された。看守は7カ月以上も崔さんの両手に手錠をかけ続けたことがあった。
2016年8月15日、崔さん法輪功のメッセージを書いたステッカーを貼っていたところを再び連行され、電白区第一留置場に連行された。
12月初旬、電白区裁判所は崔さんに不当に懲役2年の判決を下し、崔さんは広東省女子刑務所に拘禁された。