文/中国の大法弟子
【明慧日本2025年4月20日】ある夜、私は法輪功への迫害に関する情報資料を配っていたところ、警察に不当に連行され、13日間拘留された後、当局に懲役8カ月の不当判決を宣告されました。
その8カ月間、私は内に向かって探し、競争心と達成への執着に気づきました。さらに掘り出した後、私には顕示心や歓喜心がありました。執着のせいで、旧勢力は私の抜け穴を利用し、私自身、同修、そして家族に迷惑をかけました。それでも私は元気を出さなければなりません。自責の念に陥ってはいけません。私はしっかりと修煉し、たとえ刑務所にいても、大法弟子としての三つのことをしっかり行わなければならないのです。
私は恐怖に駆られ、資料を配っている時に警察に写真を何枚も撮られたのではないかと考えました。当時は認めませんでしたが、考えると少し怖くなりました。「何を恐れているのか? 刑罰を恐れているのか? 長期の刑罰を恐れているのか?」と自問し、すぐにこれらの考えを否定し、心の中で師父に「これらは私自身ではありません。旧勢力が私にこれらの考えを押し付けたのです。恐れる必要はありません」と言い、これらの否定的な考えを取り除いてくださるよう師父にお願いしたとき、私は師父の法を思い出しました。
「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです」(『精進要旨二』「妨害を排除せよ」)
突然、私の心は開かれ、刑務所に閉じ込められることも怖くなくなりました。すべては師父によって定められており、誰も私の道を決める権利はありません。
私は覚えている限りの法を唱えました。『論語』や『洪吟』の詩も含みます。 『轉法輪』は二回暗記しましたが、覚えているのはほんの数節だけでしたが、法を唱えるのは本当に気持ちが良かったのです。恐れなどの執着心が芽生えたとき、私は法を唱えることでそれを打ち破りました。そうした悪いものが浮かび上がってくると、法はそれをすぐに打ち破ってくれました。
受刑者全員には当番が割り当てられ、1日に2時間の交代制シフトの班が五つありました。割り当てられた仕事をやりたくない収容者は、他の人に金を払って代わりをさせました。私もシフトがない日は他の人の仕事をしましたが、お金のためではありません。皆が寝ている時間は私にとって法を唱えるのに最適な時間でした。私は30分間正念を発し、それから法を唱えました。こうすることで、1日に2回法を唱えることができました。他の人が何をしていても、部屋がどれだけ騒がしくても、私は坐禅を組んでいました。刑務所にいるという感覚はありませんでした。収容者たちは私に「なぜそんなに精神状態が良いのですか」と尋ねました。私は「私はそんなに欲張りではなくありません。お金を稼ぎたいわけでもないし、麻雀をやりたいわけでもないのです」と答えました。
私は受刑者たちをまるで我が子のように優しく扱いました。インスタントラーメンの袋、漬物、紙巻器といった些細なものでさえ、とても貴重でした。しかし、私は自分の持ち物は他の受刑者、特に入所したばかりで何も持っていない受刑者に与えました。生活必需品の入手に苦労している受刑者には、蓄えていた食料を与えました。彼らは普通の人間であり、不安を抱え、世話を必要としていました。私が親切だったため、彼らは私を信頼できると感じました。これが、彼らを中国共産党(以下、中共)関連の組織から脱退を手助けをする上で、良い基盤となったのです。
私が彼らに脱党を勧めたとき、受け入れる人もいれば、そうでない人もいました。彼らが耳を傾けてくれなくても、私は不安になりませんでした。私は師父にもう一度、彼らに真相を伝え、彼らを救う機会を与えてくださるようお願いしました。師父はいつも彼らが私と一緒にいられるよう手配してくださったので、ほとんどの人は喜んで中共を脱党しました。
まず自分自身を修め、見返りを求めず、無私無欲で、他者のために喜んで与えることが必要だと悟りました。そうすることで、法輪大法の修煉者が無私無欲であることを人々に知ってもらうことができるのです。受刑者たちは困った時、私に相談を求めてきました。私は「私は法輪大法を修煉しています。私の言うことを聞いていただけますか?」と尋ねました。もし彼らに聞く気があれば、法の一節、あるいは数節を伝えました。師父の言葉には大きな力があるからです。
ある人が私に「なぜ私は誰かを憎み、その人を見ると怒りを感じるのでしょうか。その人の言うことを何も聞きたくないのです」と言ったとき、私は優しく「それは彼女のせいではなく、あなたの心の問題です。よく考えてみて下さい。あなたがその人を嫌いでも、その人はそれを知らないのですから、それはあなたの問題ではないでしょうか?」と言い、師父の詩を朗読しました。
「修煉する人
自らの過ちを探し
各種の人心、取り去ること多し
大小の関、落さんと想ふべからず
正しきは彼
間違いは私
何を争ふものか」(『洪吟』「誰が是 誰が非」)
彼女は嬉しそうに「本当によくご存知ですね」と言いました。私は師父がそうおっしゃったと伝えました。彼女は「本当にその通りです。なぜあなたは人を助けるのがそんなに上手なのですか?」と言いました。私は「法輪大法を修めているからです」と答えました。
各房には責任者が割り当てられていました。誰かが彼女の言うことを聞かないと、彼女は厳しい言葉を投げかけ、それがしばしば衝突を引き起こしました。私は彼女の敵意を和らげ、皆が怒らないように説得しました。そして、師父が次のように説かれたと伝えました。
「…わたしは皆さんに大法を教えただけではなく、わたしの行ない方をも皆さんのために残していますが、仕事のときの口調、善の心、それに加えて、道理で人の心を変えることはできても、命令では永遠にできないのです!…」(『精進要旨』「はっきりと目覚めよ」)
争いが解決したとき、これは私を認めてくれただけでなく、大法を認めてくれたのだと分かりました。
私は心の中で師父に何度も「私はすべての執着を捨て去り、やるべきことをすべてやり終えて、家に帰りたいのです」と言いました。私は家に帰れると聞いて、少し興奮しすぎて、熱狂的な気持ちが爆発しとき、ある囚人の言葉で、師父はすぐに私を目覚めさせてくださいました。「あなたは8カ月の不当判決を宣告されましたが、何も悪いことはしていません。ただビラを数枚配っただけです。訴えるべきですよ!」
愕然としましたが、彼女の言葉で目が覚め、熱狂的な気持ちは消え去りました。家に帰ってどうして喜べるというのでしょう? これは私が刑罰を受けたことを認めているようなものではないでしょうか? 私はいつも旧勢力を否定してきたのに、拘置所では毎日迫害されていたのです! 私の熱狂的な気持ちは実に悪質で、すぐに取り除くべきです。「あなたは家に帰って嬉しいのですか?」と誰かが私に尋ねました。私は「いいえ、私は何の理由もなく8カ月も閉じ込められていたのに、どうして喜べるのですか?」と答えました。
私が釈放される頃には、同じ房にいた全員が中国共産党とその青年組織を脱退していました。最後の一人を説得するのは容易ではありませんでした。私は師父に、私を助け、彼女を救う機会を与えてくださるよう懇願しました。帰宅する朝、私は彼女に「私はあなたのことが心配です。最近は災難が多すぎます。中共を脱退すべきです。『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』と心を込めて唱えてください」と言いました。私の真摯な言葉は彼女の心を動かし、ついに彼女は中共を脱退することに同意しました。
私が不当拘禁されていた8カ月間に、私は71人を説得して中共とその青年組織から脱退させました。