文/中国の大法弟子
【明慧日本2025年4月20日】私は子供の頃から書道や絵画が大好きで、大人になったら芸術家になると決めていました。何十年も名声とお金を追い求め、精神的にも肉体的にも疲れ果てていました。法輪大法(法輪功)を修煉し始めて、人間はもっと高い次元の目的のためにこの世に存在しているのであり、金持ちになったり有名になったりするためではないと知りました。
芸術を仕事にしている修煉者に対する師父の説法を読むと、芸術家が持つべき心構えが理解できました。芸術作品に思いやりを表現するには、まず自分の心を浄化しなければなりません。名声と利益に対する執着心で作品を作ると、放たれる負のエネルギーが他人を害します。自己中心的な心を捨て、他人を助けることを望むと、作品は思いやりに満ち、人々を救う力を持つことができます。これは修煉者に対する基準が非常に高いことを意味します。法輪大法の修煉者が行うすべてのことは意味があるので、自分自身をしっかりと修煉することが大切なのです。
法輪大法は私の智慧を開き、技術が大いに向上しました。私の技術は師父によって授けられたものだと認識しています。絵を描く時には、自分自身に厳しく要求し、神韻を手本にしています。私が制作するすべての絵は優れており、思いやりと美しさに溢れていなければなりません。時には満足するまで何度も同じ絵を描き直すこともあります。私はすべての絵からポジティブなエネルギーが放たれ、衆生を救うことを願っています。
法輪大法を修煉する前は、名声を得ることやお金を稼ぐことだけを考えていました。修煉を始めてから、これらの執着心を手放し、さらに多くを得ることができました。自己中心的で利己的だった私は、他者を優先する人間へと変化しました。「真・善・忍」が私を導き、助けてくれました。
これから、私の20年間の修煉の旅を皆さんと共有したいと思います。
法輪大法との出会い
2004年、私は35歳の時に偶然、二人の法輪大法の修煉者に出会いました。彼らの親切さと正直な行動に深く感動しました。彼らは、法輪大法が迫害されているために故郷を離れなければならなかったこと、そしてその迫害について真実を伝えていました。彼らの話を聞くうちに、中国共産党によって植え付けられた嘘が消えていきました。私は彼らの決意に感銘を受けました。
私たちはすぐに仲良くなり、私も法輪大法の修煉を始めました。この機会を本当に大切に思い、時間があるときはいつでも法(教え)を読みました。私の心と体は大きな変化を遂げました。長年悩まされていた胃病、脳への血液供給不足、そして背中の痛みが1カ月以内にすべて消えました。
たとえまだ功法を習得していなかったとしても、師父は私の体から負の物質を取り除いてくださいました。私は法輪大法の奇跡的な現れと、病気のない喜びを身をもって体験しました。慈悲深く偉大な師父に感謝する言葉が見つかりません。
修煉を通じて、人生の真の目的は「真・善・忍」という宇宙の特性に同化し、本来の自分に戻ることであると理解しました。法輪大法の基準に厳しく従うことによって、過去のように義父を恨むのではなく、慈悲の心を持つことができました。義兄と義妹は義父の世話をしたがらなかったため、私たち家族と義父は20年間一緒に暮らしました。彼はよく「法輪大法は素晴らしい、『真・善・忍』は素晴らしい」と唱えていました。彼は法輪大法の恩恵を受け、95歳で永眠しました。
他人との間に葛藤がある時も、自分の中にどんな執着がそれを引き起こしたのかを内に向けて探すことが出来ました。私の心性が向上するにつれて、私の家族は調和を取り戻しました。
私の隣人、親戚、友人たちは、法輪大法を始めた後の私のポジティブな変化をすべて目の当たりにし、彼らは皆、法輪大法が良いものであると知っていました。
自己を正す
修煉を始める前、私は自分が良い人だと思っていました。表面上は親切で自制心があるように見え、多くの人から称賛されていました。このことが私の自尊心を膨らませました。
最近、胸が張り裂けるような経験をし、多くの執着心を取り除く手助けとなりました。修煉を始めてからは、法輪大法の原則で物事を測り、自分の考えや行動が何によって動機づけられているのかを理解しました。自己中心的、貪欲などのすべての執着心や欠点は高尚に見える表面によって隠されていました。法の原則と自分の行動を比較することで、欠点が見えてきました。本当に良いことと悪いことは、現代の道徳基準で測ることはできません。
師父は説かれました。「例えて言えば、瓶びんの中に汚い物を一杯入れて、蓋をしっかり閉めてから、水に投げ入れると、底まで沈んでしまいます。中の汚い物を出せば出した分だけ瓶が浮き上がってきます。全部出せば、完全に浮き上がってきます」(『転法輪』)
本格的に修煉を始めてから、悪い執着を取り除くにつれて、私を覆っていた泥が洗い流され、本来の自分が徐々に現れていると感じています。そして、心性が向上していることを感じています。
教師として、しばしば生徒の親からの贈り物に関する利益への執着の試練に直面します。内に向けて探してみると、自分にはまだ貪欲さがあることに気づき、自分が修煉者であることを思い出させます。対立が生じたときも内に向けて探します。名誉と利益への執着は徐々に薄れていきました。
現在、自分のアートギャラリーを経営し、多くの生徒を教えています。毎日幸せで満たされた気持ちです。また、子供たちの心に「真・善・忍」の種を植えつけ、良い道徳を養うことの重要性を強調していますので、法輪大法の恩恵を間接的に受けることができます。私の生徒たちの親も私を信頼しています。私は自分をよく修煉するよう努めます。
師父の奥深い御慈悲と救いに感謝いたします。大法が広く伝わっているこの時期に、大法修煉者として師父が法を正すことを手伝い衆生を救えることは、私の人生で最大の名誉です。