文/中国山東省の大法弟子
【明慧日本2025年4月20日】私は毎日真相を伝えるため外に出かけます。そのときには必ず『共産党についての九つの論評』(以下、『九評』)を持って行くことにしています。
ある日、市場を歩いていると、ある男性に声をかけられました。「お姉さん、本を持っていませんか? 1冊ください。私も読んでみたいのです。だって私は、あなたの身に起きた不思議なことを見たのですから。お姉さんは以前は足を引きずって歩いていたのに、今は普通に歩けますよね。その姿を見て、私も本を読んでみたいと思ったのです」。それで私は男性に『九評』と、師父の経文『人類はなぜ迷いの社会なのか』を渡しました。男性はすでに三退したとのことでした。
次に市場へ行くと、その男性はまるで私を待っていたかのように、私の姿を見るなり、「お姉さん、ちょうど良かった! また本が欲しいのです」と言いました。私は「もう渡しましたよね?」と聞くと、彼は「うちにはよく人がおしゃべりに集まるのです。それに仕事を探してる人も多く来ます。みんなあの本を見ると読んでみたいと欲しがるのです」と言いました。そこで私はまた何冊かを渡しました。男性はとても喜んで、全て持ち帰りました。
次の週にも、その男性は私を見かけると「また本が欲しいのですが」と言いました。そして、「うちの村でシニアダンス(訳注:中国で健康効果を期待する中高年女性に人気の、公園や広場に集まってするいわゆる「広場ダンス」)を踊っている人たちも、この本が欲しいと言っています」と教えてくれました。
この村で本を読んだ別の人も、よく本をもらいに来るようになりました。こうして私が何度も行き来するうちに、この2人はあわせて100冊以上の『九評』を持って行きました。
私はうれしくなって、男性に映像プレイヤーと真相資料が入ったUSBメモリーも渡しました。男性はその映像を通して、共産党の本当の目的をより深く理解できました。そして、男性の周りの人たちも集まって一緒にその映像を観るようになりました。
私はこう言いました。「あなたのしていることは本当に素晴らしいことです。あなたは大いなる福報を得ることでしょう」
ある時、私は1人に真相を伝え終わって、『九評』を1冊、手渡しました。すると、近くの車から男性が降りてきて、「それは何という本ですか」と尋ねました。突然のことに私は少し驚き「これは『九評』という本です」と答えると、彼は「私も欲しい。あなたが持っている本、全部ください。私は別の地方から来ました。地元ではこの本を見たことがなく、私も配るのを手伝いたい」と言ったのです。
今では、市場に行くとよく人々に呼び止められます。「本、ありますか?」と声をかけられ、3冊、5冊、あるいは10冊以上求められます。そして読んだ人達は「とてもよく書かれていて、これは真実そのものだ」と口々に言ってくれます。そして、友人や家族に渡したいと言っています。
いまや、世の人々も目覚めつつあり、人々の分かっている一面は皆救われたいと願っています。なぜなら、その分かっている一面は、残り時間が少なくなり、チャンスがどんどん少なくなっていることを知っているからです。大法弟子として、私たちはこの最後の時間を大切にし、怠けてはいけません。衆生は、私たちが彼らを救うのを待っているのです。