しっかり正念を発するについて語る

 【明慧日本2025年4月21日】師父が私たちに正念を発するようにと言われたことを初めて知った時、私は心の中で「やったあ!」と喜びの声を上げました。当時は少しの迷いもなく、すぐ娘を連れて部屋に入り、足を組み、紙に書かれた内容で正念を発し始めました。本当に不思議で、私の体は一瞬で暖かくなり、全身から強いエネルギーが放っているのを感じました。少しすると、熱すぎて服を脱ぎました。それでも熱くてたまらず、正念を発することを止めたところ、一気に熱さが引きました。その時は、「これから正念を発する時はこのように熱くなるのかな?」と思いました。しかし、その後正念を発しても熱さは感じませんでした。私はあの時、師父は私にしっかり正念を発しなさいと励ましてくださっていたのだと悟りました。

 それ以来、私は正念を発することを重視してきました。なぜなら師父は私たちに佛法神通を使わせて、師父がおっしゃった発正念がもたらす効果をとても信じているからです。その後の修煉の中で妨害に遭った時や同修の病業の関を乗り越えるのを助ける時、私は正念を発することで明らかな効果を感じることが出来ました。他の空間での邪悪を取り除く正邪の戦いは見ることはできなくても、この空間における変化を見ることはできるのです。

 ある時期、私の修煉状態はとても良く、毎日10回の正念を発して、長期間続けていました。正念を発する際には、まずどのように発するか、正しい基点に立たないといけません。私は普段、師父の法を正すことを手伝うという基点に立って正念を発して、正念の及ぶ範囲もできるだけ広くし、毎回の正念が最大限の効果を発揮できるように発しました。同修の病業の関を乗り越えるのを助ける際には、念の中に加える内容は多くありません。ただ同修が師父の法を正すことを手伝うのことを妨げる全ての邪悪な生命及び要素を取り除きました。つまり発正念の基点は師父の法を正すことを手伝い、衆生を救うというところに立っているのです。

 私の義母(同修)は病業の関を乗り越えられずに亡くなりました。義母が亡くなる前に、私は彼女と発正念の基点問題について交流したことがありました。しかし、彼女は理解できなかったようで、正念を発する際はあくまで自分の健康を妨げる邪悪な生命と要素を取り除こうとしていました。(今はそれが彼女の根本的な執着心が取り除かれていなかったことを認識しました)つまり、個人の立場に立って正念を発していたので、それは師父が私たちに教えて下さった正念の内包とは大きくかけ離れたものでした。そのため、正念の威力も大きくなく、邪悪要素を取り除くこともできなかったのです。

 当時、義母はよく私に電話を掛けて来て、家に来てほしいと言われました。毎回正念を発し後には明らかに好転するのが見えてきました。私が義母の為に正念を発する際、まず考えるのはより広い範囲で邪悪を取り除くことでした。例えば、地元の全体の発正念に協力する際、念の中で、この地域の他空間の大法弟子が師父の法を正すことを手伝って、衆生を救うことを妨害する全ての邪悪な生命と要素を取り除くことをまず行いました。その上で、義母である同修が師父の法を正すことを手伝って、衆生を救うことを妨害する全ての邪悪な生命と要素を取り除く念を加えていました。このようにすることで、より大きな神通力を発揮でき邪悪を取り除き、正念の力をより大きく発揮させることが出来ると考えていたのです。同修個人の為に正念を発する時は妨害を取り除くこともでき、取り除くべきものは取り除かれました。実際はその通りで、毎回とてもはっきりとした効果が現れていました。しかし、このように頻繁に同修を助けることは、同修に依存心を生じさせてしまうことにもなります。

 病業の関にある同修を助ける過程で、その同修自身の考え方がとても重要であることに気づきました。もし助けに来た同修のことを認めていなかったり、間に隔たりや意見の相違があったりすると、それらも全て物質的に存在するものであり、助けに来た同修の正念の力を妨げてしまうのです。また、誰かが「同修を助ける為に正念を発することは効果がない」と考えていたとしたら、それは逆効果になります。なぜならその人の発する念が不純であり、現場全体の正念の力を打ち消してしまうことになるからです。

 ここで、師父の法の一節を引用し、皆さんと共に励まし合いたいと思います。「すべての大法弟子が正念を発することに正しく対処でき、日ごろから強い正念を持っていれば、この世のすべての邪霊をすぐに全部解体してしまいます。すべての大法弟子が分かるようになり、真に強い正念を持つことができれば、一日で問題を解決することができます。」『各地での説法十』「大紀元会議での説法」

 以上は個人の次元での認識であり、不適切なところがあれば、ご指摘お願いします。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/6/492308.html