【明慧日本2025年4月28日】広東省梅州市在住の法輪功学習者・何新芳さん(61歳女性)は、法輪功を学んだため、2024年10月、中共当局に懲役4年の不当判決と6万元(約118万円)の罰金を言い渡された。何さんは11月に広東省広州女子刑務所に拘禁され、1か月間(刑務所の病院に)入院するほどの迫害を受けてきた。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の詳細
2024年2月19日の朝、何さんは法輪功迫害の事実に関する資料を配布したために、合水派出所の警官に連行された。興寧市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは、何さんの自宅に押し入り、家宅捜索を行った。その後、何さんは梅州市の城東拘置所に不当拘禁され、また、迫害のために梅州市第三病院(精神病院)にも一時期拘留された。
2024年10月、何さんは梅県区裁判所に懲役4年の不当判決と6万元の罰金を言い渡され、11月に広州女子刑務所に連行された。何さんが不当な判決を受けるのは今回で2度目となる。
何さんの子どもたちは他の場所で働いており、現在、家に残っているのは70代の夫だけである。何さんの娘は何さん名義の銀行カードに1000元を振り込んだ。何さんの夫はお金を引き出そうとしたが、カードにはお金が入っていなかった。何さんの夫は銀行の職員に問い合わせたところ、何さんの訴訟は敗訴し、6万元の罰金があるため、直接お金を差し押さえられたとのことだった。当初カードに入っていた8000元(約15万円)と合わせて、合計9000元(約117万円)が裁判所に直接押収された。
過去に受けた迫害
2004年、何さんは警察に連行され、韶関市の薬物リハビリセンターに1週間拘留された。その後、何さんは広東省三水市の洗脳班に送られ、2カ月間迫害を受けた。
2006年12月12日、何さんは路上で真相を伝えるビラを掲示していたところを、地元の派出所の警官に連行された。何さんは韶関拘置所に1カ月間拘留され、その後、2年間の強制労働を宣告された。何さんは広東省の三水強制労働収容所に拘禁され、2008年12月まで帰宅できなかった。
2013年12月2日、何さんは路上で真実のステッカーを貼っていたところ、真相を知らない人々から通報された。その後、何さんは村の書記らに連行されて家宅捜索され、法輪功に関する資料を含む私物が押収された。何さんは懲役5年の不当判決を受け、2017年11月30日に広東省女子刑務所から帰宅した。
2019年9月3日午前9時頃、興寧市の警官4人が何さんを連行し、家宅捜索をした。午後に警官は何さんを釈放し、食費として500元(約1万円)をゆすり取った。
2021年8月6日の朝、何さんの村の書記と4人の男は、何さんに嫌がらせをした。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)