雲南省の裁判長・普会竣が医師に不当判決を下した違法行為

 【明慧日本2025年5月8日】雲南省昆明市の西山区裁判所の裁判官・普会竣は2024年12月21日、医師で法輪功学習者の蘇澤生さん(79)に対し、不当に懲役4年の判決を下し、4万元の罰金を科した。

 報道によると、地元の公安、検察、裁判所関係者は、蘇澤生医師を陥れる全過程において不当な操作を行った。裁判長の普会竣は突然の襲撃を行い、前日に急きょ開廷し、法廷には弁護人も家族の傍聴人もおらず、普会竣は「法輪功を修煉する人は弁護人になれない」と叫んだ。いわゆる法廷審理は、形式的に急いで行われただけであった。翌日、普会竣は不当に判決を言い渡した。

 蘇澤生医師が受けた迫害の概要

 蘇澤生さん、男性、1946年生まれ。普洱(プーアル)市寧洱ハニ族イ族自治県病院の元医師で、後に昆明市に移住し、昆明市盤龍区の雲南印象小区に居住。蘇澤生さんは1998年1月1日、心身の気功修煉法である法輪功(ファールンゴン)を学び始め、人間の根本的な目的は本来の自分に立ち返ること、宇宙の特性である真・善・忍に従って心性を高めることであると悟った。

 1999年7月に中国共産党(以下、中共)が法輪功への迫害を開始して以降、蘇さんは真・善・忍の信念を堅持したため、複数回にわたり中共関係者による嫌がらせ、連行、拘禁、判決を受け、公職を不当に解雇され、仕事、退職、退職金、個人保険を含むすべての待遇を剥奪された。これにより、本人および家族は心身ともに大きな傷を負った。

 2006年6月30日午前10時頃、昆明市で休暇中の蘇さんは、娘の茶店で普洱公安局の国家保衛警官に連行された。2007年2月13日、蘇さんを含む5人の法輪功学習者が寧洱県裁判所で不当な法廷審理を受けた。2007年4月23日、普洱市中級裁判所は5人の法輪功学習者に対して判決を下し、蘇さんは懲役1年の判決を受けた。

 2023年11月15日午前9時頃、蘇さんと妻の張貞一さん、息子の蘇昆さん、息子の妻の張暁丹さんは、昆明市盤龍区国家保衛大隊および栗樹頭派出所の約10人の警官に自宅に侵入され連行された。同時に、蘇さんを訪れていた友人の皮鳳華さんと陳順祖さんも東華派出所に連行された。尋問の後、陳順祖さん、蘇昆さん、張暁丹さんは同日中に帰宅し、張貞一さんと皮鳳華さんは翌日に保釈で帰宅したが、80歳近い蘇澤生さんは留置所に不当に拘禁された。

 2024年3月初旬、盤龍公安分局は蘇澤生さんと張貞一さん夫妻を西山区検察院に送致した。検察官の蘇静は、盤龍公安分局の警官が捜査段階で行った数々の不当行為を見て見ぬふりし、蘇さんと張貞一さん夫妻を西山区裁判所に不当に起訴した。

 蘇さんは友人を弁護人に選んだが、検察官の蘇静に拒否された。蘇さんの家族が西山区検察院に訴訟手続きの不当性を訴え、回答を待っていた2024年12月20日、西山区裁判所の裁判長・普会竣は突然、蘇さんに対する不当な法廷審理を開廷した。蘇さんは自分の選んだ弁護人がいないのを見て、「私の弁護士がいないので開廷を拒否する」と述べ、「開廷前日に裁判所が用意した弁護士を明確に拒否した」とも語った。また、弁護人がいない場合に出廷を拒否する声明も行った。普会竣は、蘇さんが選んだ弁護人が法輪功を修煉しているため弁護人にはなれないと主張した。蘇さんは、「3、4か月前に弁護人を雇ったのに、なぜその時に言わなかったのか。どの法律が法輪功を修煉する人は弁護人になれないと定めているのか?」と指摘した。普会竣は違法行為をはたらき、審理中、蘇さんは終始沈黙を保ち、応じなかった。

 2024年12月21日(審理2日目)、裁判長・普会竣は、いかなる法的根拠も事実もないまま、「法律の実施を破壊した」という罪名で、蘇澤生さんに対し強制的に懲役4年の判決を下し、4万元の罰金を科した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/18/492735.html