文／台湾の大法弟子

【明慧日本2025年5月16日】私は1994年に生まれ、幼い頃から神や佛に対して敬意と憧れの心を抱いていました。家族の多くは民間信仰を持ち、皆、線香を焚き佛を拝んでいました。家族が佛を拝むと、私もよく一緒に拝んでいました。神佛への敬いの心は、いつも私の心を温かくさせ、とても穏やかな気持ちにしてくれました。法輪大法が広く伝えられていた時期に生まれた命として、私はこの上なく幸運に感じています。

　1.ここは私の家ではない

　家族はみんな信仰を持っていましたが、父はタバコやお酒、ギャンブルが好きで機嫌が悪いときには家中で食器を投げ壊すこともありました。物心ついたころから、毎日不安と恐れの中で暮らしていました。私はよく、自分はどこから来たのかと問いかけ、雲の間や白い霧がたなびく幻想的な仙境にいる自分を想像していました。この世に生きてはいるものの、ここは自分の本当の家ではないと感じ、人生の百年が早く過ぎ去り、一刻も早くこの場所を離れたいといつも思っていました。

　幼稚園のころ、何度も転園しており、記憶があいまいな部分もありますが、覚えているだけでも少なくとも3回は転園しています。転園の理由は家庭内のトラブルや、両親の仕事の事情などがありました。小学校に上がってからも、さらに3回転校しました。私にとって転校は日常茶飯事で、身の回りに親しい友達はおらず、人との関係も表面的で、なかなか親しくなれませんでした。

　いつの間にか私は、クラスメートにとっての「転校生」という存在になり、クラスの輪に溶け込むことができなくなっていました。私の性格が風変わりで極端だったため、いじめの対象になり、多くのときに悔しい思いをしていました。家では常に不安にさらされ、学校ではクラスメートにいじめられ、そんな日々が私の神経を常に張り詰めさせ、夜はろくに眠れず、幼いながらもひどい不眠に悩まされ、何度も自殺を考えたことさえありました。

　2.幸い大法を得て　自殺の陰霾を乗り越える

　高校生の頃、私は寮に住んでいて、家に帰れるのは週2日だけでした。勉強が忙しくて、テレビを見ることはほとんどありませんでした。ある時、私は偶然に神韻芸術団の公演広告を見かけました。広告の中で、仙女が優雅に舞い、姿勢が美しく、天幕が壮大で、これらが私の目を強く引きました。その時、私はこの公演を見たいと思いましたが、どのような公演なのか分かりませんでした。しかしそれ以来、私はテレビで神韻の広告を見ることはなく、街中でも見かけることはありませんでした。

　その後のある学期、クラスで席替えがあり、大法小弟子である小宝（仮名）さんが私の隣に座ることになりました。私は彼と性格が全く異なり、彼は明るく前向きな性格で、クラスのみんなに好かれている生徒でした。小宝さんはいつも機会を見つけては私と話そうとし、後に私たちは一緒に掃除をするように按排されることになりました。その時、彼はよく神韻の素晴らしさや法輪大法の神奇な話を私に聞かせてくれ、私は興味深く耳を傾けました。

　後に、彼が言っていた神韻は、「まさに私が以前見たあの広告ではないか！」と気づきました。私はとても嬉しかったのですが、家族がこんな公演にお金を使って行かせてくれることはないと分かっていたので、誘いを断るしかありませんでした。

　「自分がもう少し大きくなって、お金が稼げるようになったら行こう」と考えていました。その後、小宝さんは家族同修に（小宝さんの母親）この件について話し合い、小宝さんの母親は自分でお金を出し、私を神韻の公演に連れて行くことを決めました。その時、私は断ろうと思いました。何千円もする公演なので、チケットを受け取ることに気が引けたからです。しかし、内心では「このような機会を逃したくない」と思い、結局受け入れることにしました。

　大法弟子の善良さに感動しました。それは、私が法輪大法の修煉を始めるきっかけとなったのです。どんな修煉をすれば、人はこんなにも無私無我になれるのか知りたかったのです。私もそんな良い人になりたいと思いました。

　法輪大法を修煉した後、私は法光に包まれ、生命の存在理由を理解し、これまで探し続けても解けなかった人生の疑問が解けました。さらに重要なことは、自殺も殺生であることを理解し、自殺の考えを放棄しました。

　3.自分の本職を全うする

　中学生の頃の私は、テレビドラマを見るのが好きでドラマの中で看護師が病院で献身的に働く姿に特に感銘を受けていました。この道が辛いことは分かっていましたが、それでも自分はこの道を進むべきだと感じていました。家族と話し合った後、私は無事に家から遠くない薬学、看護の高校に進学しました。しかし、法輪大法を修煉した後、私は道（修煉の道）を外したことが多くありました。歓喜心が原因でした。私は、常人の中でも極端になってしまい、家族や友人も理解できなかったようでした。

　私は何度も看護専門を放棄しようと思いました。独りだけで修煉する若い私は、高慢な心を持っており、他人の助言を受け入れられませんでした。自分が他人よりも優れていると感じ、それが原因で多くの損失を被り、その負担に耐えきれなくなりました。2018年、私は法輪大法の修煉を離れることを選び、それによって自分を解放できると思いました。

　大学を卒業後、私はいくつかの仕事を転職しましたが、どれも看護とは関係がありませんでした。そのため、親しい友人や家族は私が本業をおろそかにしているとよく言っていました。2年間の試行錯誤を経て、ようやく病院で働くことができました。

　2024年1月、私は再び法輪大法の修煉に戻りました。徐々に常人社会での修煉状態を正し、不適切な振る舞いをしないようにしました。

　私は、自分の心を正しく持ち、自分の仕事をしっかりとするようになり、やりたいことを思うままにやってはいけないと分かりました。

　4. 仕事上で法輪大法の超常と神奇を見証する

　病院での勤務が2024年で6年目になりました。私は再び法輪大法の修煉に戻り、仕事上で見証した法輪大法の超常と神秘を共有したいと思います。

　最近行われたある腹腔鏡手術で、最初に患者の腹腔に入った瞬間、たくさんの血の塊が見えました。隣にいた麻酔科の看護師が、血圧が急激に下がったことに気づき、なんと100から50まで一気に低下していました。私たちはすぐに麻酔科医を呼び、血の塊が新鮮であることにも気づいたため、すぐに出血箇所を探し始めました。すると、へその下の動脈から出血しているのを見つけました。

　緊迫した状況の中、私たちは開腹手術を行うことを決断しました。私は落ち着いた心で冷静に対処しようとし、器具を使って出血箇所を一時的に止めました。心の中で師父に助けを求め、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と繰り返し念じました。しかし、開腹してからも出血箇所が見つかりませんでした。

　婦人科の主任が到着後、切口を大きくすることを決めたことで、ようやく出血箇所を見つけることができました。しかしその時にはすでに出血は止まっていました。ただし、出血位置が非常に危険なため、心臓外科の医師による完全な修復が必要となり、私たちはすぐに心臓外科医を呼びました。偶然にも、心臓外科の医師は本来その日に病院にいる予定ではありませんでした。しかも、私の止血のやり方は本来そこまで効果的なものではなかったのに、血がしっかりと止まり、修復のプロセスも非常に順調でした。

　この超常的な体験を後から思い返したとき、この出来事を明慧ネットで共有すべきだと思いました。その瞬間、全身に強いエネルギーの流れを感じました。これは師父が私を励ましてくださっているのだと理解しました。また、この職場でしっかり働き、法の要求に符合するよう、職務をしっかりと果たさなければならないと私に悟らせました。

　今では、私も自分の修煉の道を歩んできました。まだ多くの疑問や執着心は残っていますが、これからはもっと堅い意志で修煉を続け、師父の慈悲なる救いの恩に報いたいと思います。