　【明慧日本2025年5月16日】広東省梅州市梅江区の法輪功学習者、傅雪氷さん（女性）は、2024年9月10日に警官に連行され、現在、梅州市城東留置所に不当に監禁されている。2025年3月18日午前、梅州市梅県区裁判所は傅雪氷さんに対して不当な裁判を行い、4月上旬、傅雪氷さんは5年の懲役と8万元の罰金を不当に科せられた。

　梅県区裁判所は、中国共産党が梅州市の法輪功学習者を迫害するための指定裁判所である。明慧ネットの不完全な統計によると、2012年12月から2025年2月までに、梅県区裁判所は少なくとも43人の法輪功学習者に不当な判決を下しており、その中には80代1人、70代3人が含まれ、さらに1人の法輪功学習者が裁判所からの継続的な脅迫と嫌がらせにより亡くなった。梅江区裁判所の関係者は中国共産党の意向に無条件に従い、「真・善・忍」を実践する善良な人々に対し、際限のない迫害を繰り返している。

　以下は、傅雪氷さんが中国共産党による迫害を受けた事実の概要である。

　傅雪氷さんは1972年7月生まれ、53歳。元中国銀行広東省梅州市支店の優秀なロビーマネージャーだった彼女は、「真・善・忍」の信念を堅持したため、20年以上にわたり中国共産党関係者による迫害を受け続け、度重なる嫌がらせ、家宅捜索、連行、こかを受け、職場を不当に解雇された。2014年には梅江区裁判所により7年の不当な判決を受けた。

　2005年12月末、傅雪氷さんは警官に連行され、梅江区新中派出所に連行された。警官は1時間以上彼女を尋問した後、彼女を連れて自宅に押し入り不当に家宅捜索を行い、梅江区公安分局に2日間不当に拘禁した。

　2008年5月15日、梅江区「610」事務所の職員が梅江区中国銀行に侵入し、勤務中の傅雪氷さんを連行し、梅州市江南洗脳班で迫害した。3日目に傅雪氷さんは洗脳班から脱出し、その後、流浪生活を余儀なくされた。同年8月6日、職場は彼女が「無断欠勤」したとして解雇した。

　2010年3月、傅雪氷さんは警官に連行され、家宅捜索を受けた後、梅江区留置所に連行された。留置所では、車で15分ほどの場所にある部屋に連れていかれ、4～5日間連続で拷問尋問を受けた。留置所に1か月間不当に拘禁された後、広東三水洗脳班に連行され、2010年8月末まで迫害を受けた後、帰宅した。

　2012年5月21日午前9時頃、傅雪氷さんの自宅が警官により不当に家宅捜索され、6か月の娘を抱えた彼女は家を離れざるを得なくなった。2012年10月26日頃、傅雪氷さんと1歳未満の娘は、夫の住む東莞の住居で警官に連行され、梅州市に連行された。

　2014年4月、傅雪氷さんは再び警官に連行され、家宅捜索を受けた後、梅江区裁判所により7年の不当な懲役判決を受け、2014年12月に広東省女子刑務所に連行された。

拷問の再現：小さい椅子に座らせられる

　広東省女子刑務所では、傅雪氷さんは第4監区（特に法輪功学習者の強制転向を目的とした監区）に8か月間拘禁され、2～3人の監視者による24時間体制の監視を受けた。1か月のうち5回は徹夜を強制され、毎朝7時から夜10時以降まで小さな椅子に座らされ、デマによる思想を強制的に刷り込まれた。8か月間、監室の外に出ることは一切許されず、彼女の精神は崩壊寸前まで追い詰められた。2015年8月、彼女は第6監区に移され、手作業でフォルダーを作る奴隷労働を強いられた。ある時、傅雪氷さんは刑務所での超過労働や法輪功学習者への強制洗脳の状況をフォルダー内の小さな紙に書き込み、数十個のフォルダーに記入した。それが発覚すると、看守は直ちに彼女を厳重管理下に置き、24時間体制で尋問し、3か月間完全隔離での強制洗脳を行い、2年間にわたり厳重管理の迫害を加えた。

　2020年6月、傅雪氷さんは極度に衰弱した身体で刑務所から帰宅した。

　帰宅後、傅雪氷さんは梅江区「610」、江南派出所、居委会の職員から頻繁に嫌がらせを受けた。2023年には少なくとも3回以上の嫌がらせを受けた。

　2024年9月10日、傅雪氷さんが自宅から外出する際、建物の下で待ち伏せしていた梅州市梅江区の警官に連行され、梅州市城東留置所に監禁された。10月15日頃、梅江区検察院により不当に逮捕された。

　2025年3月18日午前9時頃、梅州市梅県区裁判所は傅雪氷さんに対し裁判を行った。4月上旬、同裁判所は彼女に5年の懲役と8万元の罰金を不当に科した。裁判長は魏東華、裁判官は張巧玲と張威、検察官は藍勝と検察官補佐・楊海燕だった。