【慶祝5.13】病弱で寝たきりだった子が、博士課程の学生に  

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2025年5月18日】2005年6月、私の8歳の息子シャオミン(仮名)は、中国国内の著名な病院で小児リウマチと小児敗血症の併発と診断されました。病院での約1年間の治療にも効果はなく、全身の関節が変形し、筋肉が萎縮、最終的には寝たきりになり、生活も自立できない状態になりました。八方塞がりの中、法輪功の修煉者から法輪功の病気治癒や健康増進の驚くべき効果についての真実を聞き、2006年5月に私とシャオミンは法輪大法の修煉を始めました。絶えず学法(法を学ぶこと)、煉功(功法を練習すること)、心性を修めることで、息子の身体は徐々に回復していきました。  

 病気のため、シャオミンは小学2年生を終える前に学業を中断し、長年入院治療を受けていましたが、彼の学業成績は落ちることなく、順調に進み、海外で博士課程に進むまでになりました。  

 以下では、シャオミンが法輪大法の修煉とともに学業の道を歩んできた経験を共有します。これらの経験は、法輪大法の修煉が少年の成長と成功の道で示す美しさ、特別さ、超常的な力を証明しています。

 1. 大法が子供の智慧を開く  

 2008年の夏休みが終わった後、2年生から学業を中断し、11歳になっていたシャオミンは、よたよたながら歩けるようになりました。彼は学校に行きたいと申し出ました。彼は長期間、クラスメートとの交流がなく、少し内向的で自信を失っていたため、留年させず、元のクラスメートと一緒に学ばせることにしました。身体が耐えられる時は、半日だけ学校に通わせ、集団生活に慣れさせ、孤独感を軽減する目的でした。体調が悪く、症状がひどい時は学校を休みました。このようにして、シャオミンは小学校を「修了」しました。  

 中学校の全期間、シャオミンは体調が良い時だけ少し宿題をする程度でした。身体が完全には回復しておらず、しばしば不調が起こり、欠席が常態でした。しかし、中学3年の卒業試験では、すべての科目でAの優秀な成績を収め、省の重点高校に合格しました。シャオミンの身体がまだ完全に回復していないこと、生活の世話が必要なこと、そして何より学法と煉功の環境が必要だったため、重点高校への進学を断念し、自宅近くの私立高校に通うことを選びました。  

 高校時代も、シャオミンは時折体調不良に悩まされ、休学して学法と煉功で身体を整えてから学校に戻りました。それでも、彼は重点大学合格ラインを大幅に超える成績で、希望する大学に合格しました。この時、シャオミンの身体は完全に回復し、遠方の大学で学部、修士課程を修め、現在は海外で博士課程に進んでいます。

 2. 「学校一の陽気な少年」

 シャオミンは病気だった幼少期、病状の悪化とともに精神にも問題が生じ、自信喪失から完全に心を閉ざすようになりました。身体が完全に麻痺した時、彼は私以外の誰とも会わず、祖父母や父親とも交流を拒否しました。家のドアや窓は厳重に閉め、カーテンも引かなければならず、明るい光や鮮やかな色を恐れ、暗い環境しか受け入れませんでした。  

 法輪大法を学び始めた後、真・善・忍の宇宙の法理が、シャオミンの枯れ果てた心を潤しました。身体が徐々に回復するにつれ、精神的な閉鎖も少しずつ解け、楽観的で明るく、自信に満ちた状態に戻り、修煉者特有の穏やかさと落ち着きを示すようになりました。  

 中学から高校への進学試験には、体育試験が含まれていました。シャオミンは歩くのも不自由で、階段の昇降では私が背負うこともあり、体育の授業を受けたこともありませんでした。試験前、教師やクラスメートは彼が体育免除を申請するだろうと思っていました。免除の場合、体育の総得点の60%が中考(高校入試)の総合点に計上され、申請には教育局に病気の診断書を提出する必要がありました。  

 私が息子の意見を尋ねると、彼は免除を拒否しました。シャオミンはこう言いました。「修煉を始めた瞬間から、師父が私の身体を浄化してくれた。私はもう病気ではない。今の状態は業を消しているだけだ。以前の病院の診断書や病歴を持って免除を申請することは、自分がまだ病気だと認めることで、師父と法を信じていないことになる」。私が「どうやって試験を受けるの?」と聞くと、彼は「今から訓練を始める。毎朝何周か走ってから学校に行き、放課後は学校で走り幅跳びを練習し、夕食後は実技の球投げを練習する。成績は気にしないが、絶対に体育試験に参加する」と答えました。  

 私は息子の考えに賛同しましたが、彼の関節はまだ腫れており、歩くだけでも痛む状態で、訓練ができるのか心配でした。しかし、息子は「この苦しみを耐える」と決意していました。  

 3週間の訓練を経て、体育試験の日がやってきました。シャオミンがトラックに現れた時、学校の指導者や教師たちは驚愕し、校医は急いで試験の主任審判に彼の状況を伝えました。主任審判は3人のボランティアに彼を止めるよう指示しましたが、シャオミンは最後まで走り切ることを主張し、退場を拒否しました。彼が1周を走り終える頃、主任審判がトラックに飛び出し、彼を抱きしめて言いました。「君は素晴らしい! みんな君に感動した。私は今回の体育試験の主任審判だ。君の体育試験の成績をAと正式に宣言する!」と、胸の主任審判のバッジを見せました。こうして、師父の加持のもと、想像もできなかった体育試験で、シャオミンはAの成績を獲得しました!  

 高校では、シャオミンは理科のエリートクラスに在籍しました。エリートクラスの授業や課題は厳しく、クラスメート同士の競争も激しく、ほとんどの生徒が大きなプレッシャーを感じ、忙殺され、苦しんでいました。特に高校3年になると、緊張から不眠やうつ状態になる生徒もいました。しかし、シャオミンは毎日学法と煉功を続け、穏やかな心を保ち、学習プロセスに集中し、知識の理解や論理的思考を重視し、成績や順位にはこだわらず、軽やかな気持ちで学び、趣味のマジックを独学で楽しんでいました。  

 ある時、担任教師が学校の管理方針を巡って校長と衝突し、落ち込んでいました。シャオミンは特別にマジックを考案し、授業前に教壇で皆に披露し、担任やクラスメートに元気を与えました。後日、担任は私に「シャオミンのマジックが私の気持ちを和らげ、彼の愛と優しさに癒された」と語りました。シャオミンは学校の指導者や教師から「学校一の陽気な少年」と称され、「サンシャイン・スター」の証明書を授与されました。  

 3. 受験と学業への心構え  

 シャオミンが学業で初めて挫折を味わったのは、大学院受験の過程でした。小学校と中学校で多くの授業を欠席したため、中国語や英語などの文系科目は基礎が弱く、数学や物理などの理系科目が得意でした。そのため、大学院受験の準備では、数学と専門科目で高得点を取り、英語と政治は合格ラインを確保する戦略でした。しかし、得意だった数学の試験で、彼は混乱し、一部の問題が解けず、問題文すら理解できないものもありました。  

 試験会場を出たシャオミンは、ほぼ崩壊状態で、受験を諦めたいと私に電話してきました。私は彼に大法の法理に基づいてこの状況に対処するよう伝えました。「大法弟子は常人社会で修煉し、どんな出来事にも、どのような態度で臨むかが未来の人々の参考になる。あなたはどんな参考を残したい?」と聞くと、彼は黙り、しばらくして「どうすればいいか分かった」と言いました。後で彼は、電話を切った後、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を心の中で繰り返し、残りの試験を平常心で受けたと語りました。  

 試験後、シャオミンは結果を心配し、特に成績発表の前夜は強い不安に襲われました。私は「本当の苦しみや不安は人間の心から来る。完全に法に則った大法修煉者は苦しみや不安を感じない」と伝えました。彼はこれに同意し、受験校の選択、準備、試験、結果待ちの全過程を振り返り、名誉心、利益心、面子心、虚栄心、過度な目標設定などの人間の心を見つけ、それらがどのように苦しみや不安を引き起こすかを分析し、大法の法理でこれらの心を正し、心を清らかにしました。  

 成績への執着が消え、結果にこだわらなくなったシャオミンは、大きな解放感を覚えました。翌日、成績が発表され、彼の点数は国家基準ラインを大幅に超えていましたが、彼は冷静で、興奮や驚きはありませんでした。すでに結果に執着していなかったからです。  

 修士課程では、まず、指導教員が勝手に研究テーマと指導者を変更したことが試練でした。彼は道路材料に関する研究を希望していましたが、若い博士の指導教員に割り当てられ、岩土工学のテーマを研究することになりました。シャオミンの体格や体力は、強度の高い岩土工学の実験には不向きで、研究室も道路材料が専門で、岩土工学の設備がありませんでした。彼は自ら実験装置を設計し(後に国際・国内特許を取得)、製造業者と調整しながら改良と組み立てを繰り返しました。  

 実験装置が完成した時、同学年の道路材料を研究する学生はすでに論文を書き終え、修正を始めている者もいました。卒業が迫る中、シャオミンの実験は始まったばかりで、常人の目には卒業延期は避けられない状況でした。  

 大きなプレッシャーを感じながらも、10年以上絶えず学法と修煉を続けてきた経験が、彼に挑戦する勇気と忍耐力を与え、不安や焦り、恐怖などの否定的な感情はありませんでした。師父と大法への確信が彼の心に根付き、結果にこだわらず、問題そのものに集中する思考習慣が、落ち着いた力を与えました。  

 大法を心に持つシャオミンは、冷静でエネルギッシュに研究に没頭し、しばしば研究室やオフィスで夜を明かしました。大法は彼の智慧を開き、実験データが予想から大きく外れる時、クラスメートはデータを改変して時間を節約するよう勧めましたが、彼は真・善・忍の法理に従い、データを改変せず、時間をかけて実験をやり直しました。  

 こうして、シャオミンは超常的な状態で研究を完成させ、予定通り卒業しました。この間、彼は海外博士課程の申請手続き(志望動機書、推薦状、面接準備、TOEFLスコアの取得など)も同時に進めました。中介業者を使わず、すべてを実験、データ整理、修士論文執筆と並行して行いました。特に、英語が苦手な彼にとってTOEFLの基準達成は大きな挑戦でした。その期間、シャオミンは精神と肉体の限界に達しましたが、「師父が弟子に与えるものはすべて最善」という信念を貫き、すべてを師父に委ね、結果に執着しませんでした。  

 この修煉の心構えのもと、シャオミンの英語力は急速に向上し、TOEFLの基準をクリアし、希望通り海外大学の全額奨学金付き博士課程の合格通知を獲得しました。  

 第26回世界法輪大法デーを迎えるにあたり、シャオミンの学業の歩みを振り返り、師父の慈悲深い保護と加持に感謝します。私は人々に伝えたい。中国共産党の欺瞞的な嘘に惑わされず、偏見を捨て、心を静めて法輪功について知り、自分と家族のために美しく幸せな未来を選んでください。

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翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/5/15/493625.html