　【明慧日本2025年5月19日】（前文に続く）カナダ・トロントの法輪功学習者（以下、学習者）は5月11日、市中心部で盛大なパレードを開催し、年に一度の世界法輪大法デーを迎えた。学習者の隊列は天国楽団、仙女隊、煉功実演、腰鼓隊などで構成され、壮大なパレードはグレンジ・パークを出発し、チャイナタウン、オンタリオ美術館、イートンセンターなど市内で最も賑わう場所を通った。学習者たちは横断幕を掲げ、師父への感謝を伝え、法輪大法（ファールンダーファー）の素晴らしさを人々と分かち合った。

　初春のトロントは陽光が輝き、街路には花や草が繁茂し、人々は美しい春の陽気を楽しんでいた。市民や世界各地からの観光客は、この盛大なパレードを見て、穏やかで美しい雰囲気に惹かれて写真を撮ったり、学習者の説明を聞いて法輪大法のウェブサイトでさらに詳しく知りたいと話す人もいた。

　パレードが市中心部の繁華街を通る際、多くの華人（中国系住民）も見物に訪れた。初めて法輪大法のパレードを見たという人、以前から法輪功について知っていた人、立ち止まって学習者から法輪功迫害の実態を聞いた人もいた。その中で、ある学習者はこの日の活動中に十数人の華人に、かつて加入していた中国共産党や下部組織からの脱退を支援し、彼らが明るい未来を選ぶ手助けをした。

5月11日、トロントの法輪功学習者たちは市中心部で盛大なパレードを開催した

法輪功学習者のパレード隊はトロントのチャイナタウンを通過した

　「真・善・忍は非常に重要」

　トロント在住の大学院生ブリトニーさんは、法輪功の紹介を聞き、帰宅後に法輪大法のオンラインレッスンのウェブサイトで詳しく学ぶつもりだと話した。

　地元住民のブリトニーさんは修士課程の学生で、パレードが始まる前、準備中の天国楽団の音楽に惹かれて見入っていた。彼女は楽団のドラムの音がとてもかっこいいと気に入っていた。

　学習者が楽団の名前を紹介し、法輪大法について説明すると、彼女は学習者が「真・善・忍」の理念に基づいて自分を律していると聞き、「この理念はとても重要だと思います。日常生活でもこれを実践しようと努力していますが、こうした原則を団体で守っているのは本当に素晴らしい。『忍』という言葉は初めて聞きました。私にとって新しい言葉です。『真』と『善』は素晴らしい修煉の理念で、社会にも有益だと思います」と語った。また、普段から瞑想をしているという彼女は、法輪大法のウェブサイトでさらに学ぶつもりだと話した。

　ブリトニーさんは、学習者から法輪大法についての説明や、中国で迫害されている実態について聞き、「信じられない」と衝撃を受けた。トロントで学習者が自由に修煉できる環境に喜びを感じ、信仰の自由の重要性を強調し、こうした真相を多くの人に伝えたいと述べた。

　「おめでとう、毎年続けてほしい」

バランさん（左）「法輪大法のパレードはとても美しく、非常に魅力的」

　ヨガ講師のバランさんは、パレードを見て法輪大法をもっと知りたいと思った。法輪大法の学習者によるパレードで、「真・善・忍」を理念とする修煉法だと紹介すると、バランさんは「この理念を個人や社会に当てはめれば、もっと平和で素晴らしい社会になるはずです。この理念を実践し、自分を高めれば、社会全体にも良い影響を与えます」と語った。このパレードが法輪功の33周年を祝うものだと知ると、「まずおめでとうございます。こんな祝賀は素晴らしい。毎年続けてほしい。そうすれば、世界各地のさまざまな民族に法輪大法を紹介できて、本当に良いことです」と祝福した。

　学生「穏やかなパレード」

　学生のラッセルさんは初めて法輪功のパレードを見た。彼は「とても穏やかなパレード」と表現した。法輪大法と「真・善・忍」の理念を紹介すると、「真・善・忍は正しく、素晴らしい。このパレードは、自分に正直になり、他人に親切にすることを促す良い活動です」と語り、この理念が社会に有益だと感じた。

　ラッセルはパレードの反迫害の横断幕を指さし、その意味を尋ねた。中国で法輪功が中国共産党による迫害を受けていると説明すると、「誰もが自分の選択をする権利がある。たとえば、真や善を選んだり、自分の人生を体験したり。人は心に従って選択すべきです。国は国民を管理できますが、善良な人に強制的な手段を使ってはいけない。それが人の選択の権利ですよね」と述べた。

　「今こそ真・善・忍が必要」

　人工知能モデル関連の仕事をするセリーナさんは、法輪功学習者と楽しく語り合った。彼女は法輪大法の穏やかで盛大なパレードに惹かれ、音楽が素晴らしく、衣装の色が鮮やかだと称賛した。

　彼女は「真・善・忍」の理念に強く共感し、「今、社会はこれまで以上に真・善・忍を必要としています。世界中で多くの対立があります。この理念に基づいて行動すれば、世界はもっと前向きで良くなるかもしれません」と語った。

　学習者が、この穏やかで前向きな修煉団体が中国で残酷な迫害を受けていると話すと、セリーナさんは「心が痛みます。なぜ善良なことをする人々が殺されたり、投獄されたり、拷問されたりするのか理解できません。学習者は心身の向上を目指す団体にすぎません」と述べた。