文／中国の大法弟子

【明慧日本2025年5月20日】私たち大法弟子、特に最も古い大法弟子たちは、毎日煉功しているため、動作には慣れています。しかし、主意識が強くなければ、その動作がどうしても基準に達しないことがあります。今回は、私が最近気づいた、動作が基準に達していないときに起こる、病業の虚像について書きたいと思います。

　私は1998年から大法の修煉を始めた弟子です。ある時、第五式の功法を煉功していると、隣にいた夫が私の全身が丸まり、上半身全体が曲がっていると言いました。私はそれを気にすることなく、夫に言われた時だけ、姿勢を正していました。普段の煉功は、動作は大まかに正しければ良いと考えていましたので、間違った動作がもたらした結果に気づいていませんでした。

　ここ数年、私の体には断続的に病業の虚像が現れ、それは胸全体が圧迫されている現象で、数回手で叩いたり撫でたりするとしゃっくりが出て少し良くなったり、時には圧迫感が背中や肩に広がることもあり、息継ぎができず、呼吸が混乱に陥ることもありました。初め、私はこれが業力が取り除かれる過程だと考え、外的要因の妨げを取り除くために正念を送りながら、心の中に漏れがないかを探し続けましたが、あまり緩和されず、三つのことを実行することに深刻な影響を及ぼしていました。

　私は師父の加持をお願いし続けました。なぜなら、このような状態は法がこの世を正す最後の時期に正しくない状態だと知っていたからです。弟子が己を正したい真心があるのを見て、師父は弟子を悟らせてくださるのです。ある日、私は第五式の音楽をかけ（普段、私は第五式の音楽をかけません）、「足を組んで坐禅する。腰を伸ばし頚をまっすぐにし」という師父の気宇壮大な声を聞いて、私はすぐに自分の座る姿勢を思い浮かべ師父の号令に従いました。それから私は煉功するたびに、師父の仰る通りに体をまっすぐの姿勢に保務める、徐々に、そして驚くことに、私の胸に息苦しいあの不快な病業の虚像は消えました。しかし腹部には変化がなく、腰などは相変わらず意味もなく膨らんで不快な感覚が毎日続きました。その状態が長すぎたために、体重が激減し、食事がとれなくなり、水も飲めなくなり、水を飲んだり、ご飯を少し多く食べたりすると、気持ちが悪くなったり、具合が悪くなるのでした。

　少し前、私は同修と交流をして、煉功の話題に触れました。ここ数年、私は師父の煉功音楽の通りに煉功しておらず、「仕事に行かなければならないから」と言い、毎回、第一式の功法は3分で終わらせ、第三と第四式の功法は合わせて8分ほどしか煉っていませんでした。つまり、第一、第三、第四式の功法を合計で10分ほどしか煉っておらず、名目の上では「仕事があるにもかかわらず、それでも毎日煉功を続けている努力で十分だ」と一う考えなのですが、実際は安逸心、ごまかす心の仕業なのです。同修の指摘のもとで、煉功音楽に従い、煉功に励んだところ、腹部と腰部の病業の虚像が消え、師父が私の体を正しい状態に規正してくださったのです。

　大法の素晴らしさは言葉では言い表せません。もし、心性に関わる問題がなく、私のケースに類似している同修がいらっしゃれば、自分の煉功の動作を見直して、少なくとも師父から授かった音楽に従い、基準に近づくように努力をして、初めて体が正しい状態に戻り、真に本体の変化をもたらすことができるのです。

　個人的な経験であり、法に則ってないところがあれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。