　【明慧日本2025年5月22日】遼寧省朝陽市の法輪功学習者・賀洪軍さんと妻・傅文輝さん、内モンゴル自治区赤峰市の法輪功学習者（以下、学習者）・蘭青中さんと妻・胡秀麗さん、学習者の家族である田鵬飛さんの5人は、朝陽市公安局の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の警官に連行され、濡れ衣を着せられた。その後、5人は4回にわたって開廷審理をされたが、警官と検察官の捏造した証拠も法廷で暴露された。しかし、朝陽市双塔区裁判所は5人に不当判決を言い渡した。賀さんと傅さんは懲役3年、蘭さんと胡さんは懲役3年6カ月、田さんは懲役2年の判決を受けた。

　賀さんと傅さんは、近隣から善良な人として認められている。貧しい家庭に生まれた傅さんは、生まれつき体が弱くて、よく病気治療のため薬を飲んでいた。結局、両親は傅さんを育てる余裕がなかったため、育ててくれる人に預けなければならなかった。傅さんの養父母はよく失神した傅さんのことを心配した。しかし、傅さんは法輪功を学んだ後、「真・善・忍」に従って自分を要求し、常に他人のことを優先するようになり、患った病気がすべて治り、心身ともに健康になった。養父母が亡くなった後、傅さんは相続すべき全財産を同じく養子であった兄に渡し、家の移転の補償金だけでも数十万元だった。

　蘭さんは、かつて肝炎に苦しみ、歯を抜いたときに感染したと言われた。引き出しを開けると、薬でいっぱいだった。蘭さんの病気治療のお金を稼ぐため、夫婦は衣類を販売し、果物を販売し、レンガ工場のレンガを焼くアルバイトなどをやっていた。妻の胡さんは、過労で甲状腺機能亢進症になり、多く食べても太らず、短気になった。法輪功を学んだ後、蘭さん夫婦は「真・善・忍」の基準を守って、良い人になり、心身ともに健康を取り戻した。

　2024年5月11日午前9時30分、遼寧省朝陽市公安局前進派出所の警官10人は、内モンゴル自治区赤峰市元宝山鎮で蘭さんが経営するタイピング・コピー・彫刻の店のを密かに監視し、傅さんと夫の賀さんが車で店に来るのを待って、すぐに蘭さんと賀さん夫婦を連行した。蘭さんの妻・胡さんは騙されて店に行き、そこで連行された。警官は、蘭さんが家を購入する息子のために借りた現金30万元余りを押収し、店で商売に使うコピー機、プリンター、パソコンなどの設備も押収し、賀さん夫婦から現金11万元を奪った。蘭さんと賀さん夫婦は警官に鎖でつながれて連行された。

　その日、遼寧省朝陽市公安局は統一作戦で70人以上の学習者を連行した。その日の朝、田鵬飛さんは5歳の息子を幼稚園に送り出そうとし、自転車に乗るところで、数人の私服警官が突然やってきて手錠をかけられた。5歳の息子はその場にひざまずき、「パパを捕まえないで！」と泣きながら、警官に言った。

　学習者の家族である田さんは、小さなコンピューター修理店を経営している。田さんの両親・田国友さんと孫孝梅さんは法輪功を学んでいるため、警官はよく田さんの家族に嫌がらせをしている。孫さんは家を追われ、何年も放浪生活していた。田国友さんと息子の田鵬飛さんは朝陽市龍城区西大営子村に住んでおり、地元で善良で誠実な人として知られている。隣人が助けを必要していると、田さん親子に助けを求めていた。田さんが住んでいる街は、雨が降ると泥だらけになっていた。みんなのために田国友さんは自ら、土を運んできて、その街の道路を修理した。

　この長期にわたる計画的な連行によって、何十もの家族が悲惨な状況に陥り、通常の生活ができなくなり、商売が成り立たなくなった。前津公安局捜査チームの副隊長・姜宗林らは、罪状をでっち上げ、偽の証拠を作り、事件をつなぎ合わせ、双塔区検察庁と結託し、田鵬飛さん、学習者の賀さん夫婦、蘭さん夫婦を双塔区裁判所に提訴した。

　2024年12月2日、18日、23日の3回の開廷審理で、警察と検察庁の偽造証拠とでっち上げの罪が次々と暴かれた。法廷で学習者たちは、「学習者は善良な人であり、国の法律に違反したことはなく、心を修めることは家族や社会にも有益なことだと述べた。また、冤罪をすれば、終身責任制度の下で、責任を追及されることを指摘した。しかし、司法関係者らは忠告の言葉に耳を傾けなかった。2025年1月8日、双塔区裁判所は、双塔検察庁が証拠を補充して学習者たちを起訴したと弁護士に通知した。

　2025年1月22日午前、朝陽市双塔区裁判所は、双塔区検察庁が「補充証拠」に基づき、胡さん、蘭さん、賀来さん、傅さん、田さんら5人の第4回の裁判を行った。いわゆる「追起訴」は、朝陽610弁公室、警察、検察、裁判所の関係者による虚偽証言であった。3時間以上に及んだ裁判の間、検察側と弁護側は激しい応酬を繰り広げた。結局、5人の当事者、4人の人権派弁護士、3人の家族弁護人の絶え間ない反論によって、いわゆる「追起訴」は否定され、捏造された偽造証拠が暴かれたため、法廷の検察官と司法関係者は言葉を失い、困惑する事態となった。

　裁判の中で、弁護士と家族弁護人は、いわゆる「証拠」を分析し、反論しただけでなく、法輪功の素晴らしさと迫害されていることを理知的に伝えたという。

　学習者5人に対する多くの迫害情報は明慧ネットを参照。