　【明慧日本2025年5月24日】湖南省衡陽市在住の法輪功学習者・唐衡艶さん（60歳女性）は、法輪功（ファールンゴン）を実践したとして4月15日に裁判にかけられた。この記事の執筆時点で起訴、裁判、判決の詳細は明らかではない。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。唐さんは、20代の頃に交通事故で脳震盪を起こした。その後、唐さんは春になると刺すような頭痛に悩まされた。唐さんは1997年に法輪功を学び始めてから、徐々に健康を取り戻した。

　事件の経緯

　2024年3月31日午後7時頃、唐さんは雁峰区警察と環城南路派出所警官らに不当連行された。警官は午後8時に唐さんの自宅を家宅捜索し、ノートパソコン、タブレット、フラッシュドライブ、TFカード、CD、携帯電話、MP4プレーヤー、法輪功の書籍や資料を押収した。

　連行される前、唐さんは当局から長期間監視を受けていた。地元の居民委員会と610弁公室の職員は、唐さんに対して繰り返し嫌がらせを行い、法輪功の放棄を強要しようとした。

　警察は、唐さんが最近、別の地元の法輪功学習者・符穂蘭さんと会っていたことを発見した。警官は唐さんに対し、符さんと面識があるか、どのようにして知り合ったのか、唐さんが符さんの自宅を訪問したことがあるか、自宅の配置について質問した。また、唐さんによる法輪功の実践についても、「法輪功の修行で健康増進が期待できるなら、他の人にも勧めましたか？」「法輪功の書籍をたくさんお持ちですね。他の人と配布したり、一緒に読んだりする予定はありますか？」「法輪功は真・善・忍を説いていますが、質問に正直に答えましたか？」などと質問した。唐さんは警察への協力を拒否し、法輪功を修煉することで何も悪いことはしていないと主張した。

　雁峰区警察は翌日、唐さんを刑事拘留した。5月7日に蒸湘区（じょうしょうく）検察庁は唐さんの逮捕が許可した。警察は7月5日に唐さんの案件を検察庁に提出し、唐さんは2024年9月30日に起訴された。唐さんは2025年4月15日に蒸湘区裁判所で裁判を受けた。

　過去に受けた迫害

　唐さんは2003年5月18日、法輪功について人々に話したとして連行され、衡陽県警察に20日間拘禁された。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）