　【明慧日本2025年5月25日】過去、対面で真相を伝える際に数回、妨害に遭ったことがあります。それを振り返ってみると、常人の考え方や、やり方で物事に対処したことが原因だったとわかりました。

　対面で真相を伝えるということは、様々な人に出会うということです。人々は地位や階層が異なり、性格や気質もそれぞれ違い、邪悪な毒害をどのくらい受けているかというその程度も異なります。大法弟子から真相を伝えられたことに感謝する人もいれば、無関心な人もおり、脅したり通報しようとする人もいます。どのような人に出会ったとしても、私は常に自分に「常人の考え方で大法のことをしてはならない」と自分に言い聞かせています。

　ある日、公園で椅子に座って休んでいるお婆さんに出会いました。私はお婆さんの隣に座り、話しかけました。お婆さんはとても素直で、私たちはまず世間話を始め、お婆さんは楽しそうに話していました。私が話題を病気の予防や健康増進の方向へもっていこうと思った矢先、突然、赤い帽子をかぶった小父（おじ）さんがやってきて、お婆さんの隣に座り、私のことをじっと見つめました。私はお婆さんと話しながら心の中で本能的に感じました。「この小父さんは誰だろう。何しに来たのか？　私は話を続けても大丈夫だろうか？　それともやめるべきか」。しかし、すぐに「私は常人の考え方で物事を考えるべきではない。衆生は誰であろうと、全て法のために来ている。正しく正法を受け止めることが出来れば、淘汰を免れる希望がある」と思い直しました。心の中で衆生の背後で救いを妨げているあらゆる邪悪な生命や要素を取り除くよう念じました。

　その時、私はニコニコとお婆さんと話を続けながら、大法の神通を使って邪悪を取り除く念を送りました。しばらくすると、隣の叔父さんが会話に加わってきました。話しぶりからして東北地方の出身だと分かり、お婆さんとも知り合いのようでした。私は自然に話題を大法が広まった東北吉林省長春市へとつなげ、ついでに小父さんに「東北には本当にすごい人が多いですね」と言いました。小父さんは頷き、特に反感を表すことはありませんでした。私は引き続きお婆さんに大法の真相を伝えました。しばらくするとその小父さんはいつの間にか姿を消しており、辺りを見回してもどこにもいませんでした。私はお婆さんに三退をしてもらい、小冊子とお守りを渡して、その場をあとにしました。

　対面で真相を伝える際には、私たちがたとえ常人の話題を話していたとしても、そこには正念の場が伴っています。その正念の場から発せられるエネルギーは、衆生の背後にある邪悪な生命や要素を解体し、衆生の頭の中にある悪い考えを抑える力をもっています。この正念の場の中で、衆生は大法弟子が語る真相を聞くことを心から望んでおり、中には大法弟子の真相伝えに協力する人さえいます。

　この出来事を通して、私は師父が「常人に真相を伝えるとき、あなたのエネルギーは偏見やそれらの良くないもの、相手の頭にある良くないものを解体することができます。このこと自体は相手を救い済度しているのではありませんか？　あなたは修煉しなければこの能力を備えることができません」。『各地の説法十四』「二〇一六年ニューヨーク法会での説法」と説かれた法を更に理解することができました。

　編集責任者：李明