文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年5月27日】長年にわたり、私は身体に異常な状態が現れ、トイレに行くたびに出血していました。私は人間の観念でそれを痔の症状だと思い、普通に生活できていたため、この状態を特に気にしていませんでした。

　しかし最近では、毎日トイレで出血し、全身に力が入らず、唇が紫色になり、皮膚が黄色く（血の気がない）なり、歩くのも困難になってきました。私は毎日、心性のどこが良くないか探し、多くの執着を見つけました。例えば、食欲・色欲・恨みの心・嫉妬心・他人を見下す心、党文化などです。しかし、いくら探しても身体の状態は良くならず、無力感を感じていました。

　夢の中で、師父は私にヒントを与えてくださいました。私は家族である同修に対する恨みの心が非常に強く、他にも多くの執着があることがわかりました。師父は発正念を強化するように何度も示してくださいました。

　ある日、私は明らかに師父が私を助け、正念を与えてくださっていると感じました。私は「私は創世主の弟子であり、私の全てのエネルギーは師が法を正すのを手伝うために使うべきで、たとえ私に漏れがあっても、それはあなたたちが私を迫害する口実にはならない。どんな生命も私の身体を迫害して、私が三つのことを行うのを妨げることはできない」と強い一念を発しました。私は師父が説かれた「善解」について思い出し、善解の念を発した翌日には出血が止まり、その後数日間で身体は徐々に回復していきました。

　この過程で、家族である同修が夢の中で、ある生命が私に向かって「彼女の身体はこうあるべきだ」と言っているのを見た時、家族の同修は夢の中でその生命たちに対し「私たちは佛にお願いすることができます」と言いました。その他の言葉を聞いた途端、それらの生命は非常に驚いたようでした。家族の同修がこのことを私に伝えてくれたことで、私たちはこの事態が旧勢力と邪悪な生命による迫害であることをさらに明確に理解しました。

　病業の関門を乗り越える中、私は終始、師父を信じ「私は修煉者であり、病気ではない」と正念を発し続け、執着を無条件に取り除き、栄養を摂って補血しようという人間の観念を捨てました。食べるものはすべて高エネルギー物質に転化され、私が修煉の中で採っているのも高エネルギー物質です。したがって、私は常人の方法や手段で身体へエネルギーを補充する必要はないのです。

　今回の病業の関を乗り越える中で、私は多くの執着を見つけ、修煉の厳粛さを実感しました。これを書き出すことで、同修の皆さんが私の経験から教訓を得ていただければと思います。そして同時に、どんな時でも無条件に師父を信じることで、必ず難関を突破できると改めて感じました。

　第一に、食欲と色欲の執着を取り除きました。私はもともと他に特別な欲求はなかったのですが、「美味しいものを食べたい」と口にすることが多く、実際に美味しかった食べ物を思い出したり、「あれが美味しかったな」と考えることがよくありました。特に唐辛子の香りが好きでしたが、辛いのは苦手でした。

　病業の関を越えている時、色欲も非常に強く現れました。長年夫婦生活はありませんでしたが、下半身がかゆくてたまらなくなることがよくあり、仕方なく我慢していました。後になって、常人（一般の人）の間で「食と色は本性だ（食色性也）」という言葉があることを思い出しました。また、「衣食足りて性を知る（温飽思淫欲）」という言葉も思い出しました。

　食欲と色欲に関係があるかどうかは分かりませんが、私は「食欲を断ち切る」という強い一念を発しました。「口の楽しみを求めない、美味しいものへの執着をなくす」と決意したのです。その後、料理中に唐辛子の匂いを嗅ぐと吐き気を感じ、唐辛子を自然に拒否する反応が現れました。以前のように食欲が旺盛で、「何を食べても美味しい」と感じることもなくなりました。今ではほんの少しの食べ物で満腹になり、自然と食欲がなくなりました。

　食欲を取り除くと、下半身のかゆみも再発しなくなりました。両者に関係があるかどうかは分かりませんが、食欲と色欲はどちらも「欲」であり、常人が言う「温飽思淫欲」は本当に存在しているのかもしれません。常人のような安逸な生活をして、大法の中で精進しなければ、邪悪な要素に隙を突かれて迫害される可能性があります。私の体験から言えるのは、食欲と色欲が同時に取り除かれたということです。

　第二に、恨みの心と嫉妬心を取り除きました。私は精進していなかったために、身近な人に対して不満や軽蔑の気持ちを抱くことが多く、恨みの心や嫉妬心が強く現れていました。そのため、誰を見ても気に入らないと感じ、心の中で恨みや嫉妬を抱いていました。この点において、私は特に顕著で、心の中では「人からひどく扱われた。皆、他人を見下している」と、長い間、このような心の状態に留まっていたことで、旧勢力にその隙を突かれ、迫害を受ける結果になりました。

　今回の難関を乗り越える中で、私はさらに深く理解しました。修煉者には「病」がなく、病業の背後には必ずよからぬ要素が干渉し、迫害しています。ただ無条件に師父を信じ、人心や人間の考えを一念たりとも抱いてはならないということを身をもって実感しました。同時に、修煉者としての一日一日、そして一つ一つの念（思い）が、常に法の中で精進しているものでなければならず、修煉において無駄にできる時間など一瞬たりともないのだということも深く悟りました。

　師父に心から感謝します。師父から賜った恩恵は、言葉ではとても言い表せず、報いる術もありません。

　ただひたすら、修煉において着実に精進し続けることでのみ、師父のご恩にお応えすることができます。