文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年5月28日】私は今年81歳、1996年8月から法輪大法の修煉を始めました。修煉前、私の人生は苦難に満ち、家庭は危機に直面していました。法輪大法を修煉した後、私の人生はまるで枯れ木が生き返ったように変わり、子孫たちも大法を敬い、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱えることで、難に遭っても吉に転じました。さらに驚くべきことに、かつて食糧を他人に頼っていた困窮家庭が、裕福な家庭へと変わりました。

　1、修煉前の苦しみに満ちた人生

　1940年代、私は重慶から少し離れた小さな町で生まれました。結婚後、夫の実家が中国共産党（以下、中共）の土地改革運動で地主と定められ、一家はさまざまな差別を受けました。夫は生産隊で重労働や過酷な仕事を割り当てられ、報酬は他人より少なかったのです。私は2人の娘と2人の息子を授かり、子供たちは困難な家庭環境の中、小学校を終えただけで進学できませんでした。

　2人の息子は生まれて間もなく病気になり、上の息子が回復したと思ったら下の息子が病気になり、その状態が2年以上も続きました。私は病気の息子を世話しながら、生産隊の重い農作業もこなさなければならず、身体はボロボロになり、胃病、婦人科疾患、貧血、肝硬化など多くの病気を抱えていました。3日おきに村の張医師のところに通いましたが治療費で家のお金は底をつき、食糧を売って治療費に充てたため、食べるものがない時もありました。幸い、隣人たちは純朴で親切で、よく食糧を貸してくれて、家族はなんとか難を乗り越えました。

　多額の費用をかけても、病状は少しも良くならず、悪化する一方でした。毎日病気の苦しみに耐え、食事が喉を通らず、身体は弱り、仕事もできず、家族の重荷になっていました。夫も過労で体調を崩し、労働力が不足していたため、上の娘は10歳そこそこで大人のように働きました。

　この病気は10年以上続き、苦しみの中で耐え抜きましたが、いつ死ぬかわからない状態でした。まだ結婚していない子供たちを思うと、私がいなくなったらどうなるのかと心配で、涙に暮れ、希望のない生活に絶望していました。

　2、法輪大法で新生を得た

　張医師は気功愛好者で、全国を巡り十数種類の気功を学んだが効果はありませんでした。1995年、彼は書店で法輪功の本を見つけ、これが求めていた正法修煉だと確信しました。法輪功は地元で急速に広まり、張医師の家に煉功点が設けられました。

　1996年8月、張医師が我が家に来て「法輪功を修煉しなさい。多くの人がさまざまな病気が治り、薬も注射も不要です。あなたもきっと良くなりますよ」と言いました。そんな都合の良い話があるかと疑った私は、「何年も治療して治らなかった病が、功を煉るだけで治る？薬も注射もなしで？　信じられない」と言いました。夫は「試しにやってみたら？　もしかしたら良くなるかもしれないよ」と後押ししてくれました。

　夫の応援で、張医師の家に行き、法輪功の動作を学びました。2番目の功法を始めたばかりで、目の前に鮮やかな色彩が揺れ動き、法輪が回転するのを見ました。

　1カ月後、家を修繕する際、重労働が必要だったが、私は力仕事ができ、重い物も持てるようになりました。食欲も増し、普通に食事ができるようになりました。長年苦しんだ病気がいつの間にか消えて、病のない軽やかな感覚に感動しました。十数年治らなかった病が、1カ月の修煉で完治したのです。家族や近隣の人々は、法輪功の健康増進における奇跡的な効果に感銘を受けました。

　3、大法が我が家に与えた福

　私の下の息子は10代でいとこと北京の建築現場で働き始めました。鉄筋の技術を学びたかったのですが、誠実そうに見えるが、小学校の教育しか受けていないので、師匠に「頭が悪い」と見なされ、弟子にしてもらえませんでした。その後、別の師匠に学び、能力を発揮して目立たない鉄筋技術者から数十人を率いる現場責任者に昇進しました。

　他の業者が彼の能力を見て高給で引き抜こうとしましたが、彼は断りました。義理堅い彼を認め、ボスは彼を育てました。息子は事業を拡大し、北京で従業員1万人以上を抱える大規模な労務企業を築き、県内でもトップクラスの資産を持っていますが、彼は目立たず、生活は質素で節約家です。

　下の息子は私の大法修煉を支持してくれて中共が法輪大法を迫害した初期、私は北京に陳情に行き、法輪大法のために公正な言葉を述べたため不当に拘禁されましたが、彼は私を責めず、修煉が彼に影響を及ぼすとも考えませんでした。彼はよく私にお金をくれ、私はそれを真相資料の作成の拠点に寄付しました。彼はよく「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱えていました。飛行機が揺れる時、まずこの言葉を思い出し、唱えていました。

　彼は、小学校しか出ていない鉄筋技術者から不動産会社の社長になれたのは、法輪大法の福だと知っていました。不動産業界が不況でも、彼の会社は同業の他社に比べて好調でした。

　4、娘が巨額の財産損失を免れた

　下の娘は結婚後、夫と市内の市場で水産物の商売をしていました。20年前のある日、娘から「お母さん、家に泥棒が入って、お金が全部盗まれるところだった」と電話がありました。話の経緯を聞くと、「毎朝市場に出勤し、午後2時頃まで店を閉めないけど、その日は家を出て30分で体調が悪くなり、イライラして体が熱くなって（実際は暑い日ではなかった）、冷水で顔を洗おうと家に帰りました」

「家に帰り、階段を上がると、ドアが少し開いていて、泥棒が入ったと気づき、急いで下に降りて、警備員と夫を呼び、家に入ってみると、寝室の金庫がリビングに移動され、こじ開けられていて、金庫は開けられなかったため、泥棒は持ち出そうとするところだったようです。あと数秒遅ければ、金庫は運び出されていたでしょう。ビルの荷物の搬出入はよくあることだから見張りの共犯者が、私が帰ったのを見て別の通路から逃げたんだと思う」

　金庫には数十万元の現金と借用書、債務書類が入っていたそうです。当時の数十万元は大金でした。義理の息子は泥棒の話を聞いて「これまでの苦労が水の泡だ」と思いましたが、1元も失っていません。市場の人々はみな驚いていました。私は「あなたが大法を支持し、中共の組織から退いて善良な心を持ち、大法の加護で損失を免れたのよ」と話しました。2000年、私が北京に陳情に行き、地元の警官に連れ戻され不当に拘禁された時、娘は私の救出のために奔走しました。ある時、娘は数万元を拾い、持ち主に返しました。

（明慧ネット2025年世界法輪大法デーの入選文章）