　【明慧日本2025年5月29日】江西省樟樹市（しょうじゅ-し）の法輪功学習者・呂三秀さん（77歳）は、2023年12月に再び連行されて罪を着せられ、懲役3年を宣告された。現在、江西省女子刑務所で迫害を受け、歩くことも、立つことも、座ることすらもできず、瀕死の状態である。にもかかわらず、刑務所は呂さんを釈放しない。

呂三秀さん

　呂さんは、これまでに5回も不当拘禁を経験しており、その拘禁はのべ11年間にも及ぶ。2017年9月、真・善・忍を信条として、法輪功の修煉を続けていた呂さんは、連行されて懲役3年を宣告され、江西省女子刑務所で長期間にわたる『熱鷹』（睡眠を剥奪する拷問）、長く立たされる罰、衣服を剥ぎ取られての暴行、目をテープで塞がれる、遺書の記述の強要、軍隊式「気を付け」の姿勢を強いられる拷問、釘板の上に立たされる、手錠で吊るされる、ブラシで口腔内を擦られるなど、さらには精神的拷問を含む数々の拷問を受けた。

　呂さんは、かつて樟樹市冶金工場の職員だった。法輪功を学ぶ前、呂さんは数10年もの間、胃病や神経症など複数の病気に苦しんでいた。1996年10月に法輪功の修煉を始めた後、呂さんの健康は急速に回復し、すべての病が自然に治癒し、明るく穏やかな境地を得ることができた。

　1999年10月27日、呂さんは法輪功の素晴らしさを伝えるために公正な声を上げに北京に陳情に行ったところを連行され、北京市第三留置場に拘禁された。呂さんはそこで6日間の断食抗議を行ったが釈放されることなく、樟樹市公安局の劉建秋によって地元の留置場に強制送還された。その後、呂さんは懲役3年を宣告され、2000年1月18日に江西省女子刑務所に移送された後、残酷な拷問を受けることとなった。2002年10月末、懲役3年の刑を終えたものの、信仰を放棄しない呂さんに対して、樟樹市「610弁公室」と公安局の警官らはだまし討ちのような手段で引き続き3年間の強制労働に処した。江西省女子労働教養所では、人間性を失った刑務官は、呂さんの食事に毒を混ぜるという非道な行為に及び、呂さんは毒の作用により頻繁に半錯乱状態や半昏睡状態に陥った。

　2007年6月、呂さんは店下郷に向かう車内から、樟樹市「610弁公室」の人員、国安部門の人員、店下郷派出所の所長・陳小華、聶永冰らのによって連行され、留置場に拘禁された。7～8日後、再び2年間の労働教養を科され、さらに20日以上も違法に延長されて拘禁され続けた。2009年7月12日になってようやく帰宅することができた。

　2017年9月2日、呂さんは樟樹市義城郷で人々に法輪功迫害の実態を伝えていたところを地元派出所の警官らに連行され、その後、義城郷派出所と樟樹市の警官らによる家宅捜索を受けた。懲役3年を宣告され、2018年春に江西省女子刑務所に送致され、非人道的な拷問を受けた。2020年9月初旬、命からがら家に戻った時には、体が極度に痩せ細り、視力は著しく低下し、両脚が思うように動かず、全身が痛む中、一晩中眠ることもできなかった。

　2023年12月、75歳の呂三秀さんは再び連行され、罪をでっち上げられ、懲役3年の不当判決を宣告された。現在、江西省女子刑務所に収監され迫害を受けている。