　【明慧日本2025年5月31日】天津市武清区の小楊庄村の法輪功学習者・姚之鳳さん（73歳女性）は1週間前、警官に家に押し入られ、身体検査に行くため無理やりパトカーに引きずり込まれた。しかし、身体検査の結果、基準に満たないとして夕方に家まで送り返された。翌日、また別の警官らが姚さんの家にやってきて、また、姚さんを無理やり連れて行き、再度身体検査を受けさせ、姚さんが家に戻ることはなかった。

　姚さんは、村の役人に法輪功について話したため、通報され連行された。そして、警官に濡れ衣を着せられ、2024年9月14日、天津市武清区検察院、裁判所、大良郷派出所の20数人によって、姚さんは小楊庄大隊事務所でいわゆる「裁判」を受けた。その後、強制的に武清区警察病院に連れられ、身体検査をさせられた。再び基準に満たないとして帰宅した。しかし、姚さんは4年3カ月の判決を言い渡され、1万7000元の罰金を強要された。

　姚さんは1952年5月生まれ、2007年8月1日に法輪功を学び始めた。高血圧、心臓病、動悸、糖尿病、胃病を患っていた姚さんは、たった17日間の法輪功の修煉ですべての病気が治った。それから、姚さんは「真・善・忍」という基準で自分を律し、物事において他人を思いやり、より良い人になる努力し、道徳を向上し、穏やかな家庭を築いた。姚さんは、このような法輪功の素晴らしさを人々に知ってもらうべきだと思い、法輪功の資料を配ったが、そのために迫害を受けた。2009年12月末に10日間拘留された。当時、真冬の拘置所で、セーターを着ることも許されず、一日中板のベッドに座らされ、板の上で寝かされ、とても苦しんだ。 2011年6月9日、姚さんは河北屯市場に行き、法輪功の資料を配布したところ、河北屯鎮派出所の4、5人の警官に連行され、取り調べを受けた。昼の12時になって、警官は村長と家族を派出所に呼び、保証人になって、姚さんを解放した。

　2022年5月24日、姚さんは大良鎮張庄村で法輪功資料を配布していたところ、村の書記（40代）に写真を撮られ、取り押さえられ、通報された。姚さんは大良鎮派出所の警官7、8人に連行された後、派出所と検察院に1年間の裁判保留で「保釈」された。

　2023年5月25日、天津市武清区検察院の検事・高進は、女性検察官2人、派出所の警官2人を率いて、姚さんの家に押し入り、写真とビデオ撮影を行い、「懲役を宣告する」と言い、姚さんにサインするよう求めた。もし、「もう法輪功を学ばない」と言いさえすれば、減刑すると言った。姚さんは、断固として署名を拒否し、彼らに協力せず、ただ法輪功の真実を話した。

　迫害から免れるため、姚さんは家を離れ、余儀なく放浪生活を強要された。しかし、大良鎮派出所は姚さんの家に半月に一度行き、嫌がらせをした。

　1年ほど家を離れた後、姚さんは武清区楊村鎮育才路派出所の警官に連行され、大良鎮派出所に送られ、取り調べを受けた。2024年7月12日、大良鎮派出所は姚さんに身体検査をさせたが、基準に満たなかったため、帰宅させ、河北屯派出所に監視下に置かれた。7月21日、警官らは姚さんの家に行き、嫌がらせをし、7月24日に検察院に来て取り調べを受けるように言った。

　2024年9月14日、天津市武清区の検察院、裁判所、大良鎮派出所、河北屯派出所の警官20数人が姚さんの家に押し入り、姚さんを小楊庄大隊事務所に連れて行き、いわゆる「法廷審理」を行った。その後、姚さんは強制的に武清区警察病院に連行されたが、身体検査が不合格であったため、帰宅した。

　2024年10月31日、天津市武清区裁判所は姚さんに4年3カ月の不当判決を下し、罰金1万7000元を科したが、姚さんはその時の身体検査が不合格で帰宅し、6カ月間居住監視下に置かれた。

　2025年2月14日、大良鎮派出所の警官は、姚さんに居住監視を解除し、まだ服役中であると言って、嫌がらせをした。彼らは姚さんに血圧を強制的に測定した。

　一週間前、姚さんは家に押し入った警官数人に自宅から連行され、以来音信不通になった。刑務所に収容されたかもしれないが、姚さんの家族は恐怖と不安から、あえて部外者に情報を開示しなかった。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）