文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年6月1日】私は農村出身の法輪大法の弟子で、今年54歳です。2012年に法輪大法の修煉を始め、13年間の修煉で多くのことを経験しました。以下に、修煉の道の小さなエピソードをいくつか紹介し、皆さんと共有します。

　法輪大法の修煉を始める

　大法を修煉する前、私は全身が病気だらけでした。頭痛、目の乾きと涙、絶え間ない口内炎、外耳道からの出血と膿、慢性咽頭炎、乳腺炎、慢性胃腸炎、慢性結腸炎、婦人科系の炎症、坐骨神経痛、脚の痛み、先天性心疾患、うつ病、不眠症と悪夢……。40歳前に更年期の症状が現れ、不安と苛立ち、疑心暗鬼、怒りっぽさ、寝汗、気分の浮き沈みが激しく、自殺を考えることもあり、頭はいつもぼんやりしていて毎日が辛い状態でした。

　夫は途方に暮れて「どこか痛くないところはある？」と言い、母は心配そうに「どうしたらいいの？私と同じで、こんなに問題が…」と嘆きました。義母は私の体の不調を嫌い、冷たく接しました。生きる楽しみが全くなく、絶望的でした。

　法輪大法を修煉し始めて間もなく、すべての病気が消え、体が軽くなりました。心は穏やかで平和になり、毎日楽しく過ごせるようになりました。心が晴れやかで、人々は親切で、日々が楽しくなりました。こんな幸運が訪れるなんて夢にも思いませんでした。夫は喜んで「これが望んでいた姿だ！」と言い、息子は「ママ、今のほうがずっと良い。昔はいつも泣いてたよね？」と言いました。義母は義妹に「あなたも法輪功をやりなさい。嫁を見てごらん、疲れ知らずで病気もないよ」と言いました。

　工場の「良い人」

　修煉後、私は真・善・忍の基準に従い、誰に対しても親切に接しました。修煉3年後、夫と三番目の姉と一緒に親戚のいる町の工場で働き始めました。夫と私は同じ作業場、三番目の姉は別の作業場でした。学法と煉功をするために、私たちは工場の近くにアパートを借りました。

　最初は新しい環境に慣れず、学法・煉功はできても、真相を伝えるのが難しかったです。夫は私の変化を見て息子と一緒に修煉を始めましたが、学法は深く学んでいませんでした。私たち3人で学法グループを作り、1日12時間の労働時間外で学法、煉功、発正念を欠かしませんでした。自分たちの行動で大法の素晴らしさを示し、真相を伝えると信じてもらいやすくなりました。

　私たちは真・善・忍に基づき、誠実、親切、寛容、忍耐を心がけ、工場の物は決して欲しませんでした。多くの従業員が製品を持ち帰り、親戚である主任や班長が私たちにくれることもありましたが、「私たちは大法を修め、師父に良い人になるよう教わっています。欲を出さず、悪いことはしません」と断りました。彼らは私たちを「バカだ」と笑いましたが、私たちは笑って流しました。

　ある時、工場の勤務表を見てみると私が休んだ半日が出勤になっているのに気づき、親戚の主任に「間違えて半日多く出勤したことになっているので修正して」と伝えました。彼は「いいよ、そのままで」と言いましたが、「修煉者として、貰うべきでないものは受け取れません」と伝え、出勤を修正しました。その後も同様のことがあり、毎回修正し、主任もその後は間違えなくなりました。

　工場の従業員はほとんどが他の地域から来ており、寮や借家に住んでいました。私たちは故郷から持ってきた果物や野菜（杏、桃、きゅうり、トマト、もち米、さつまいも、クルミなど）を分けてあげました。借家の人には生のままで渡して、寮の人には蒸して工場で配り、皆が喜びました。

　仕事では、特に高齢者や新人には楽な仕事を割り当て、夫が班長になってからは特にそのようにしました。夫は最も大変で誰もやりたがらない仕事を私に割り当て、夏の暑い日には扇風機を他の人に譲りました。どんな時も、笑顔で皆に親切に接しました。

　内モンゴル出身の女性の同僚は、娘の入院や自身の体調不良で借金が多く、私に何度も借りに来ました。ある時、彼女が注射代を借りられず、医者が「払わなければ倍額」と脅していると聞き、すぐに彼女にお金を渡し、「早く返しなさい」と言いました。彼女は涙ながらに「お姉さん、なんでこんなに良い人なの？」と言いました。私は「大法を修めているからです。師父は真・善・忍に基づいて良い人になるよう教えてくれるの。テレビの嘘を信じないで。法輪功は真・善・忍で良い人になることを教えるのよ。あの医者が法輪功を修めていたら、そんなことはしないよね？」と伝えました。彼女は大きくうなずきました。

　ある雨の日の退勤後、夫とバイクで借家に帰る途中、ある女性が自転車を直しているのを見ました。雨でずぶ濡れで、雨具もなし。私は「どうしたの？」と聞くと、「チェーンが外れたけど、直した。行って大丈夫！」と彼女は言いました。私は雨具を脱いで彼女にかけてあげました。彼女は「いらない、すでに濡れてるから！」と断りましたが、「寒いから風邪ひくよ。私は修煉者だから大丈夫」と言い、夫と一緒に去りました。通りかかった男性の同僚が「車に乗れ！」と声をかけましたが、私は笑って「もう濡れたから大丈夫、すぐ家に着きます！」と断りました。

　山東省出身の姉妹2人もいました。彼女たちは年配で仕事が遅く、工場は人手が足りませんでした。なんとか試用で残りましたが、私と夫は簡単な仕事を割り当て、丁寧に教え、毎日手伝いました。サツマイモやクルミを彼女たちに分けました。1年後、姉が帰郷する際、私の手を握って「あなたたちがいなかったら、私たち姉妹は続けられなかった。ありがとう！」と言いました。私は「お姉さん、そんなこと言わないで。縁があるからこうなったのよ。帰ったら覚えててね！」と言うと、彼女が「あなたの親切は絶対忘れない！」と答えたので、急いで「違いますよ、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を覚えてて下さい！」と伝えました。彼女はうなずき「忘れない、忘れない。あなたを思えばこの言葉を思い出すよ！」と言いました。

　こんな出来事はたくさんありました。こうしたことをする時、心は純粋で、報いを求めませんでした。新入社員に真相を伝えると、「あなたたち２人は他と違う、親しみやすくて優しい」と言われ、大法の本当の素晴らしさを伝え、天安門焼身自殺の真相や中共の迫害を話すと、皆受け入れ、ほとんどが三退をしました。親戚の従業員に真相を話すと、「工場のみんながあなたたちは良い人だと言うよ」と言われ、「それは師父と大法が私たちを良い人にしているの」と答えました。

（明慧ネット2025年世界法輪大法デー入選文章）