文／山東省の大法弟子

　【明慧日本2025年6月2日】私は今年60歳になる退職教師で、1995年に法輪大法を修煉し始めました。20数年にわたる法を正す時期の修煉の中で、私は多くの大法弟子と同じように、真・善・忍の理念を堅く実践し、嘘の宣伝に騙された人々を救っています。ここでは、真相を理解した教習所の先生と協力して人を救った体験をお話しします。

　2年前、同修の王さんと一緒に運転免許を取るため、自動車学校に通い始めました。私たちのグループは5人で、皆年齢が高く、平均年齢は60歳でした。若者に比べて運転の習得は難しいですが、皆真面目に一生懸命練習していました。

　教習車は1台しかなく、誰もが多く練習したいと思いますが、時間が限られており、一人につき30分しか練習できず、1日に何度も乗ることはできませんでした。そのため、一度車に乗った人がなかなか降りたがらないこともありました。私と同修の王さんは、他の人たちに優先に練習させるようにしました。私たちは時間をオーバーせず、数分前に車を降りるように心がけました。こうすることで、全体に譲り合いと助け合いの雰囲気が広がり、皆が時間を守るようになりました。グループ内の雰囲気はとても和やかになり、女性の教習所の先生もこれらを目にしてとても嬉しそうでした。

　事実を知り、教習所の先生の腰の痛みが治った

　二段階の練習中、教習所の先生の腰痛が再発しました。まもなく試験が控えていたため、先生は腰に電気治療器を巻きつけて、無理をしながら私たちに教えていました。その様子はとても大変そうでした。

　先生は、私と王さんをペアにして練習させてくれました。休憩時間には、私たちは先生に法輪大法を伝え、自分たちの体験をもとに、法輪大法が病気を癒し健康をもたらす不思議な効果を話しました。また、法輪大法が世界中で広く受け入れられていること、師父の慈悲と偉大さ、さらに天安門焼身自殺事件がでっちあげであることや、江沢民と中共による大法への迫害など、多くの真相を話しました。先生は真剣に耳を傾け、そして迷うことなく中共の組織からの脱退を決めました。話を聞いている途中で先生は何回か「李洪志先生って佛様ではありませんか」と言いました。私たちは師父の説法録音を聴くよう勧めたところ、彼女は喜んで同意してくれました。

　翌日、私は師父の説法録音が入ったプレイヤーを先生に渡し、さらに数冊の資料もあげました。数日後、彼女に「聴いてみましたか？」と尋ねると、「聴いています。ただ、時間がないので、毎晩寝る前か朝に少しずつ聴いています。とても好きで、聴くと本当に心地よいです」と答えました。私たちは「ぜひ続けて聴いてください」と励ますと、彼女は「はい、必ず続けます」と力強く答えてくれました。

　試験が終わったころには、先生の腰の痛みはなくなっており、電気治療器を巻く必要もなくなりました。彼女はすでに法輪大法から恩恵を受けたのです。

　あるとき、私は学校のロビーでパソコンを使う時に、マウスパッドがボロボロで使いにくいことに気づきました。そこで、私はマウスパッドを20枚ほど購入し、教習先生に渡してロビーに届けてもらいました。最初に10枚持って行ったときは、スタッフたちが競って受け取り、古いものと交換して受講者たちに使わせました。そのとき教習所の先生は笑顔で、「あなたたちの精神レベルは、〇〇さんと比べてかなりの差がありますね。〇〇さんは他人のために出しているのに、あなたたちは自分のために取っているのだから！」と言いました。そして私に向かって「あなたは本当に素晴らしい人ですね。今の世の中に、あなたのような人はなかなかいませんよ」と言ってくれました。

　彼女はスタッフたちにこう話しました。「〇〇さん、本当に素晴らしいでしょう？　自分でお金を出してマウスパッドを買ってくれました。本来なら学校が買うべきですね。どうしてこんなに良い人なのか分かりますか？　それは、彼女が法輪功を学んでいるからです。実は、テレビで宣伝していることは全部ウソです。法輪功は人に良い人になることを教えているのですよ。今、私も人を助けたいと思うようになったし、法輪功の教えに従って行いたいと思っています」

　それを聞いたスタッフたちは皆こう言いました。「なるほど、法輪功ってテレビで言われているようなものじゃないんですね！　〇〇さんは本当にすごいですね。今の世の中でこのような人はなかなか見つからないですね」

　そして、教習所の先生はこう続けました。「ほら、一番年配の王さんも法輪功を煉っているのですよ。彼女の気品、すごくないですか？　体も元気で、姿勢もシャキッとしているし、運転の習得も早いです。もうすぐ70歳になる人にはとても見えないですね！」

　教習所の先生が生きたメディアになった

　昨年、私はある若者を紹介して教習所の先生のもとで運転を学ばせました。ある日、その子の練習の様子を見に行こうと思い、電話で連絡してみると練習中で、明日から試験があるとのことでした。

　その子は3人の女子大学生と一緒に練習しており、教習所の先生を含めて5人でした。私は5人分の冷やし麺と水を6本買って差し入れました。教習先生は彼女たちに「〇〇さんは皆さんのことを知らないのに、わざわざご飯を買ってきてくれました。本当に良い人ですね」と言いました。すると彼女たちは口を揃えて、「ありがとうございます！」とお礼を言ってくれました。

　皆が車の練習をしていたので、私は多くを語らずにそのまま帰りました。しかしその後、彼女たちに法輪功を紹介するチャンスを逃してしまったことを後悔しました。

　後日、教習先生にそのことを話すと、彼女はこう言いました。「あなたが帰ったあと、私はあの子たちに話しましたよ。『〇〇さんがどうしてこんなに親切なのか知っていますか？　法輪功を修煉しているからです』と話したら、みんな驚きました。私は続けて、『法輪功は政府が言っているようなものじゃないですよ。あの宣伝は全部ウソです。法輪功は人に良い人になるよう教えているのです。〇〇さんを見れば分かるでしょう？　だから政府の宣伝なんて信じないでくださいね』と言ってあげました。するとあの子たちはみなうなずいていて、ある女の子は感動して涙を流しました」

　運転免許を取得した後も、教習所の先生はよく電話をくれて、高齢の受講者を私に紹介してくれます。その人たちにどうやって関連するアプリをダウンロードするのか、科目試験の問題の解き方を教えてあげてほしいと頼まれるのです。彼女はまず、「〇〇さんが以前に助けた高齢の受講者たちは、皆うまく運転を学べたのです。それに〇〇さんはとても親切な人で、法輪功を修煉していて、人を助けるのが大好きなんです」などと紹介してくれます。

　ある日、67歳の男性が私のところに来て、「教習所の先生に紹介されて来ました」と言いました。私は彼に、科目試験について丁寧に分かりやすく経験を交えて説明しました。彼はとても感謝してくれました。その後、私は彼に法輪大法のことや、三退して身の安全を守ることについて話しました。彼は話を真剣に聞き、飾りのお守りを受け取り、三退をしました。

　教習所の先生の親戚数人も自動車学校で働いています。彼女の協力のもと、私は順番にその親戚たちにも法輪大法を伝え、三退を勧めました。そして、法輪功に関する小冊子や飾りのお守り、カレンダーなども渡しました。親戚の中には、邪党の党員が2人いましたが、そのうち1人は彼女自身が勧めて三退させました。中には、ある程度高い地位にいる人もいて、見た目には感じのよい人でした。私たちはその人にも真相を伝えようと考え、教習所の先生に相談したところ、教習所の先生は「以前に私から話してみたのですが、あまりうまくいかなかったです。少し様子を見てからにした方がいいかもしれません」と言いました。

　私は、運転免許を取った後、その親族に真相を伝えたいと思い、手土産を持って「お礼を言いに来ました」と言って訪ねました。教習所の先生も一緒に同行してくれました。その人は、かつて職場で党書記を担当していたため、政府の宣伝を深く信じており、私たちの話にはほとんど耳を貸そうとしませんでした。資料も受け取らず、その場では三退もしませんでした。ただし、「法輪功を修煉している人はみんな良い人だ」ということは認めてくれました。私は終始、穏やかで和やかな心を保ち、大法弟子としての善なる姿を彼に見せました。そして、また機会があれば、いつか改めて話そうと思いました。

　その後、教習所の先生が「彼は資料を読まないから、私に下さい」と言いました。私は「あなたは持っていますね」と言うと、「他の人に配ります」と答えました。ちょうどその時、ある受講者に出会い、教習所の先生はその人に小冊子を渡しました。私はその流れで真相を伝えて、スムーズに三退させることができました。

　教習所の先生「私は法輪功を信じているからです」

　教習所の先生はずっと法輪功の説法を聴き続けており、まだ煉功の動作は始めていないものの、心身ともに大きな変化が現れています。3年前の彼女は、大きな手術を受けた影響で身体が弱く、腰痛にも悩まされていました。ですが、今では腰の痛みもすっかりなくなりました。この2年、彼女は毎年病院で健康診断を受けていますが、医師からは「とても健康です。全ての数値も正常で、何の心配もいりません」と言われました。彼女は、自分の体調の改善がすべて法輪大法のおかげであると理解しており、大法の師父に深く感謝しています。

　彼女の考え方も大きく変わりました。ある日、彼女は車を運転していると、50代くらいの夫婦がスーツケースを引きながら道路を歩いているのを見かけました。そこで彼女は車を止めて、「どこへ行きますか？」と声をかけました。夫婦は、「あそこの3里先の村まで帰ります。私たちの家はその村です」と答えました。教習所の先生は「じゃあ、送ってあげますよ」と言うと、夫婦は恐縮して「ありがとうございます、でも大丈夫です」と断りましたが、教習所の先生は「気にしないで乗ってください。あなたたちがスーツケースを引いて歩くにはまだだいぶ距離があります。車なら、ちょっと走らせるだけで着きますから」と言いました。夫婦が車に乗った後、「本当にありがとうございます。今の世の中で、あなたのような親切な人はなかなかいませんよ」と言いました。

　教習所の先生は笑顔で、「私は、法輪功を信じているからです」と答えました。それを聞いた夫婦は感動して「法輪功は本当に素晴らしいです！　テレビで言っていたのは全部ウソだったんですね！」と言いました。

　ある日、私は「5月13日は師父のお誕生日であり、世界法輪大法デーです。毎年、私たちは慈悲深く偉大な師父にお祝いのカードを送っています」と言うと、教習先生は「私も一枚送りたいです。師父のお誕生日をお祝いしたいです！　私の息子家族も含めて、みんなで感謝しています。大法の師父が私たちを守ってくださっていることに感謝します！」と言いました。

　結び

　運転免許を取って以来、私は教習所の先生と協力して30数人の縁ある人たちに法輪大法を伝え、勧めて三退をさせました。多くの人がお守りや小冊子、カレンダー、USBメモリなどを受け取りました。

　法輪功を理解した教習所の先生は健康で幸せになり、仕事でも驚くべき成果を上げています。彼女が率いるチームは毎回の試験合格率が校内で最も高く、指導する受講生の人数も増え続けています。多くの人が彼女の評判を聞きつけて、わざわざ彼女のもとで運転を学びに来ています。

　大法の慈悲深く感化されるもと、真相を知った多くの人々が互いに法輪大法の素晴らしさを伝えています。世界中のすべての善良な人々が真相を理解し、宇宙の大法によって救われることを心から願っています。

　（明慧ネット2025年世界法輪大法デーの入選文章）