　【明慧日本2025年6月3日】湖北省武漢市在住の習国秀さん（61歳女性）は、法輪功を実践したため、2024年11月31日、漢陽区裁判所に懲役3年4カ月の不当判決を言い渡された。2025年2月26日、習さんは湖北省女子刑務所に不当拘禁された。最近、明慧ネットによってこの情報が確認された。

　法輪功（ファールンゴン）は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。習さんは法輪功を実践する前に、重度の胃腸炎を患い、医者でも治らなかった。習さんは病気のせいで落ち込み、夫に怒鳴り散らすことが多くなり、人生に自信を失っていた。1995年に習さんは法輪功を実践し始めてから、心身ともに健康になり、性格も良くなり、他人に優しく接するようになった。

　事件の経緯

　習さんは2023年10月24日午後11時頃、連行された。その夜、漢陽区警察と四新派出所の私服警官と制服警官10人以上が習さんの自宅に押し入り、パソコン、携帯電話、その他の貴重品を押収した。

　警官は習さんを漢陽区警察に連行し、尋問を行った。警察は、住宅街で法輪功のパンフレットが見つかり、習さんが配布した疑いがあると主張した。習さんは尋問記録には、「資料を配布したという申し立ては捏造です」と記載されている。

　習さんは翌日、武漢市第一拘置所に連行され、2023年11月9日に正式な逮捕状が発行された。漢陽区検察庁は2024年1月中旬に習さんの案件を受理し、4月11日に漢陽区裁判所に送致した。

　習さんは2024年11月19日に裁判にかけられ、同年12月31日に懲役3年4カ月の不当判決を受けた。習さんは2025年1月に武漢市中級裁判所に控訴し、2025年2月28日に棄却した。

　控訴が棄却された後、習さんの家族は警察、第一審裁判所、中級裁判所に、いつ習さんが刑務所に移送されるのかを尋ねた。しかし、彼らはたらい回しにされたり、電話しても無視されたりした。2025年3月10日になってようやく、湖北省女子刑務所から、習さんが2月26日に刑務所に入所したという手紙が届いた。習さんの家族は刑務所に面会に行ったが、看守は習さんがまだ3カ月の厳重管理期間中であるとして、面会を禁止した。

　以前、習さんは少なくとも5回洗脳班に拘禁され、2016年に懲役2年の刑を宣告された。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）