　【明慧日本2025年6月3日】江蘇省太倉市在住の2人の法輪功学習者・秦艶秋さん（64歳女性）、王建さん（57歳男性）は、法輪功を学んだため、2024年、中共当局に不当判決を言い渡されて拘禁されている。秦さんは張家港市裁判所に懲役1年を言い渡され、王さんは起訴されて太倉市拘置所に拘禁されている。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

　事件の経緯

　元郵便局員の秦さんは、2024年5月20日、法輪功迫害の事実を人々に話したとして自宅で連行された。7日後に、秦さんの逮捕は張家港市検察庁に許可された。その後、同庁に起訴され、2024年11月下旬に張家港市裁判所で裁判が行われた。秦さんの家族はこの審理について知らされておらず、審理の内容と判決を確認するのに多大な労力を要した。秦さんが現在どこに拘禁されているかは不明である。

　秦さんは今回の判決以前にも7回不当に連行され、3年間の強制労働と2回の懲役刑を合わせて8年間の実刑判決を受けている。労働教養所では、暴行、電気警棒による電気ショック、灼熱の太陽の下で1日中立たされる、シャワーを浴びることも許されない、睡眠剥奪などの虐待を受けた。

　秦さんの夫である法輪功学習者・石澤恵さんも何度も迫害を受けてきた。

　王さんは、2024年8月11日に太倉市警察の警官に連行されたあと、太倉市拘置所に拘禁され、張家港市検察庁からも起訴された。

　学士号を持つ（大卒）の王さんは、1997年3月に法輪功を学び始めた。王さんは強制労働刑を1回、懲役刑を2回受け、合計11年の刑期を言い渡された。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）