　【明慧日本2025年6月3日】毎年恒例の「ワールド・ビレッジ・フェスティバル」が5月24日から25日にかけて、フィンランドの首都ヘルシンキで開催された。この祭りはフィンランドで最大の多文化イベントの一つであり、今年は約6万2千人以上の参加者を集めた。今年のテーマは「平和」であり、法輪功学習者（以下、学習者）たちはこのイベントに20年連続で参加した。学習者は法輪功の情報ブースを設置して、功法を実演し、資料を配布し、署名を集めることで、中国共産党（以下、中共）による学習者への残酷な迫害について人々に伝えた。

　今年、多くの人々がフィンランド放送局Yleのニュースで、中共がフィンランド国内での学習者への迫害を強化していることについての報道を見て、自ら進んで詳細を尋ね、署名をして支持した。彼らは学習者が示す平和的で理性的な姿勢に感嘆した。

　学習者たちは、穏やかな法輪功の五式の功法を実演し、チラシを配布したり署名者には手作りの蓮の花の飾りを手渡した。蓮の花には「真・善・忍」という言葉が印刷されたしおりがついており、とても喜ばれた。多くの人々は、「これはなんて正義に満ちた意義深いメッセージでしょう」と感心していた。

法輪功の真実が人々の支持を得る

　中国大使館の近くに住む女性サンナさんは、学習者が大使館前で平和的な請願活動を続けているのをよく目にしており、中国で起きている残酷な迫害や、学習者が耐え忍んできた苦難を以前から知っていたと話した。署名した後、彼女は署名活動の意義を強調し、多くの人が参加することを望んだ。

　また、女性のシリさんは息子を連れてブースを訪れた。彼女は以前、西ベリウス公園の情報ブースで法輪功の迫害について知ったと語り、中共による迫害に深い同情を示した。彼女は「単に知るだけでは不十分で、人々は行動を起こさなければならない」と考えており、西洋諸国やフィンランド政府が人権を尊重しない国（例えば中国）に対して経済制裁やその他の懲罰的措置を取るべきだと述べた。また、都市内の各地で長年にわたり平和的に真相を伝え続ける学習者に深く敬意を表し、「人々が苦難を無視せず目を向けることを望んでいます」と言った。

　多くの人々が、中共が学習者の臓器を強制的に収奪しているという真実を知った際、深い衝撃を受け、すぐに署名を行い迫害を止める活動を支持した。あるフィンランド人のカップルは、迫害の内容を聞いてショックを受け、特に女性は驚きのあまり何度も息をのんでいた。彼らは学習者たちから平和を感じる一方で、中共がこれほどまでに残虐なことを行えることが理解できないと話した。また、修煉者の臓器を摘出する行為は許されるべきではないと強く非難した。そして、学習者が伝えてくれた真実に感謝の意を示し、プレゼントされた蓮の花の飾りをとても気に入ったと話した。

　あるフィンランド人男性は、新型コロナウイルスのパンデミック中に学習者から配布された迫害の実態が書かれたチラシを受け取ったことを思い出した。彼はその行動を非常に勇敢だと感じ、深く感動したと言った。会場では学習者の実体験を直接聞いたことで、学習者たちに対してより一層支持する気持ちが強まり、心からの成功を祈った。

　また、フィンランド人だけでなく、世界のその他の地域から来た人々も、中共の法輪功への迫害の実態とその邪な本質について知った。バングラデシュ出身の夫婦ソビールさんとシーマさんはブースを訪れ、中共の残虐行為についてすでに知っていたため、躊躇せずに署名を行った。彼らは、中国の隣国であるため中共の冷酷さは知っていると話した。

　さらに、ほかの気功を練習している外国人の若い女性が法輪功のブースを見つけ、とても喜んでいた。彼女は自身の師が以前、法輪功について話し、その創始者を非常に尊敬していると言っていたことを話した。それがきっかけで法輪功に強い興味を持ったという。彼女は学習者に煉功場の場所を尋ね、今後そこで功法を学びたいと希望した。