文／吉林省の大法弟子

　【明慧日本2025年6月4日】私は1990年生まれです。幼い頃、家族が中国共産党（中共）に迫害されたため、私は早くに学校を中退せざるを得ませんでした。社会に出て働くようになると、周りの年上の同僚たちは皆、党文化に染まった悪い習慣を持っていました。私は年が若かったため、損をすることが多く「一度挫折すると、それだけ利口になる」というように、自分も段々と「鋭敏」になっていきました。一時期、自分は職場で水を得た魚のようにうまく立ち回り、上司のお気に入りになったと思っていました。しかし、多くの悪い癖が身についてしまい、それに気づかずにいたのです。

　師父はずっと私を見守ってくださっており、数年前に再び大法の修煉の道に戻ることができました。しかし、党文化の毒素が脳に深く植え付けられており、さらに道徳の低下や伝統文化の喪失によって、私は一時、極端な状態に陥っていました。多くの場合、法理は理解できており、修煉にも励んでいたのですが、いざ現実の中で事に当たると「六神」がいなくなるように、茫然自失で圓容の状態になれませんでした。思考は束縛されていて、ある層の法理を理解したのに、それが現実と結びつかず、断絶したり、ずれが生じたりするような感覚がありました。

　このような状態が2年以上続き、とても苦しんでいました。具体的な表れとしては、「本当の意味での良い人とは何か」が分かっていなかったのです。私は師父が教えてくださった「真・善・忍」に従って良い人間でいるつもりでしたが、実際には多くのことが法理に反していました。先日、師父の按排で、ある同修と知り合う機会がありました。その方と交流した際、彼女は私に『共産党についての九つの論評』を聴くように勧めてくれました。私は当時、その同修には党文化の毒素がほとんど感じられず、彼女の思考こそが私に欠けているものだと気づきました。私は自分の戸惑いを感じるところを何度もその同修に話しましたが、彼女はいつも苦心して「傲慢や尊大（そんだい：偉そうに人を見下した態度）は最も悪いもので、旧勢力は師や法を敬っていない」などと、私に繰り返し気づかせてくれました。これらの交流の中で、私は自分自身の落差に気づき、もっと法を学び、自分を正さなければならないと認識しました。

　しかし、その後、いくつかの出来事が私を非常に不安にさせました。法を学ぶとき、正しい考え方で法を認識するのではなく、法を曲解してしまっていることに気づきました。そのため、同修や周りの人と接することが怖くなりました。私は、悪が私を滅ぼそうとしていて、私を悪の悟りに導こうとしていることに気づきました。自分が大法の評判を汚してしまうのではないかととても不安になり、恐れれば恐れるほど、自分の法に対する悟りが同修と異なり、乖離したものであることに気づきました。

　師父は法の中で私に何度も啓示をくださっていましたが、私はなかなか理解できませんでした。実際、あの同修と出会わせてくださったのは、師父の大いなる慈悲によるものだったのです。

　同修に自分の苦境を打ち明けたところ、同修はこう言いました。「法を学ぶときに、決して求める心を持ってはいけません。純粋な心で法を学ぶべきです。あなたの考えはすでに道から大きく外れており、むしろ法に反してさえいます」。　時には彼女がこうも言いました。「人間の観念で物事を考えないでください」。家に戻ってから、私はとても辛い気持ちになりました。というのも「純粋で、求める心のない法の学び方」とはどういうことなのか分からず「人間の観念を捨てて考える」とはどういう意味なのかを理解できなかったからです。そのとき、頭の中の思想業も非常にはびこっていて、いつも人を罵るような念が湧いてきました。

　この過程の中で、同修の勧めに従い、師父の経文『道法』を学びました。一文一文を暗唱しながら、自分に照らし合わせていきました。一文覚えるごとに立ち止まり、自分のどこに問題があるのかを確認し、その表面に現れた執着を手がかりにさらに深く探っていきました。その執着の状態を引き起こしている根源の執着は何か、一層一層深く掘り下げていくと最終的に、私は「もっと強く正念を発するべきだ」と気づきました。多くの出来事は実は迫害であるにもかかわらず、私はそのことに気づいていなかったのです。

　そのとき、師父が『各地の講法一』を読むようにと啓示してくださり、以前から疑問に思っていた点についていくらか理解することができました。その日のうちに、家で大きな出来事が起こったのですが、私は理性的に法理に基づいて行動し、師父を信じることができました。しかしその後、私はまた長年の修煉状態に戻ってしまいました。つまり、人から何か言われるとすぐに爆発してしまい、怒りを抑えられず、我慢しようとしても我慢できず、嫉妬心、闘争心、恨み、色欲がなかなか取り除けず、次々と現れていました。

　同修の状態と比べてみて、自分に何か問題があるのは明らかでした。修煉者が持つべき純正な場、和やかさ、慈悲を、私はたまにしか表すことができず「本来の自分はこうあるべきではない」と思いました。私は、交流文章の中で同修たちが繰り返し言及していた「根本的な執着」を思い出しました。実はこの期間、私も自分の根本的な執着を探し続けていました。同修が言っている原因はどれも自分に当てはまるように思え、師父が言及された点もいくつか当てはまるのですが、どうも根本的なところを掴めていないようにいつも感じていました。

　この中で一つのエピソードがあります。ある日、2日連続でテレビで『細語人生』（人生のささやき）のある番組（台湾で、受賞歴のある茶関連の修煉者についてのインタビュー）を見ました。番組の中で茶道が紹介され、その同修が「茶と五行、そして宇宙の特性に従う善の循環」について話していました。2回目に見たとき、ようやく少し悟ったような気がしましたが、その意味合いはまだよく理解できていませんでした。

　翌日出かけるとき、母が同修の祖母に服を買ってあげたいと言いました。デパートに着き、母が服を選んでいる間に私は服を見て「これはお年寄りにはあまり合わないな」と感じました。そのとき「もしこの同修の祖母が自分の祖母だったら、自分はどんな服を選ぶだろうか？」と考えました。答えは、「値段ではなく、似合うものを選ぶ」というものでした。　その祖母は高齢であまり外出しないと考え、部屋の中で快適に過ごせるような服を選びました。そうして、母から見ると贈り物としてはあまり向いていない服を2着買ってしまいました。価格も手頃だったので「もし売り手が自分の家族だったら、彼女にも良い生活をしてほしいし、少しは儲けてほしい」と思い、値切りはしませんでした。売り手はとても喜んで「素敵なラッピング袋を付けますね」と言ってくれました。

　服を送った後、母が帰ってきて2着の服はあのおばあさんにサイズがちょうど良く、また喜んで『この服にはポケットが付いているんだね』と言ったと話してくれました。この一連の流れの中で、私は「宇宙の特性に沿って行動することの素晴らしさ」を実感しました。この過程で、私自身も、売り手も、同修の祖母も、そしてこの世に来た「服」という命も、皆が善意を受け取ったのです。観念が変わったことで、「圓容」についての理解も深まりました。

　年明けに実家から戻ってきたとき、ちょうど1人で家にいる機会がありました。パソコンで明慧ネットを開き、2月初めからの記事を1日ずつ読み始めました。このような形を通して、一体自分のどこに問題があるのか、なぜここまで受動的な修煉になってしまったのかを真剣に探ろうと考えました。記事を読む中で、同修の交流文で修煉中のさまざまな心や、法に合わない部分が語られており、それらを紙に書き出していきました。

　その夜、10日分以上の明慧記事を読み、修正すべき心や状態について4ページ分も書き出しました。書き出しながら自分に照らし合わせたことで、私は自分の最大の問題を見つけました。それは「師を敬わず、法を敬っていなかったこと」です。周りの人から「師を敬い、法を敬うことが大事だ」と何度も聞いたことがありましたが、私はいつも「自分はそんなことしてない」と軽視していました。ところが同修の交流を通して自分を照らしたとき、修煉中のさまざまな考え方や、修煉を始めた当初の出発点が、すべて「自分のため」、「利己的な心」から出ていたことに気づいたのです。たとえその時は良い出発点だと思っていたとしても、結局は私のため、自我のためだったのです。

　私は、意識的であれ無意識的であれ、大法を利用して人間社会の名誉や利益を求めてしまっていました。時々、大法のために少し何かをしただけで自分が偉くなったような気がして、常に自分が正しいと思い込んでいました。しばしば自分の観念で周りの人や物事を評価し、ときには批評までして、まるで自分がすごい存在であるかのように振る舞っていました。自分が常に心の中で他人や物事を評価していることに気づいたとき、心を落ち着けて流されないようにしようと努力しましたが、あまり効果はありませんでした。

　師父の啓示によって、私は突然気づきました。私はずっと自分を裁く側、つまり「裁判官」として見ており、裁かれる側ではなかったのです。このような変異的な観念は、日常生活では次のように現れます。「人に助けを求めておきながら、相手のやり方が自分の思い通りでないと不満を持ち、心のバランスを失う。相手から助けを求められても、相手の態度ややり方が気に入らなければ憤りのために心が穏やかでなく、不満を抱く。人が善意でご馳走してくれても、私は感謝の気持ちを持つのではなく「押しつけがましい」とか「美味しくない」と文句を言う」。こうした観念に左右されていると、私はいつも他人を責めたり、自分の思い通りにならないと評価したりしてしまい、感謝の気持ちを持って他人の良いところを見ることができません。私の目には、他人は永遠に十分ではなく、常に不足しているように見えてしまいます。

　このことから、私は旧宇宙の生命の心の状態を思い出しました。それは「私を救いたいなら、あなたは私の基準を満たすべきだ。私はあなたを試す、あなたが合格したら、ようやく私を救える」というものです。自分の無知さと傲慢さに、私は深い恥を覚えました。私はまるで、川に落ちて溺れかけているのに、助けてくれる人に対してあれこれ注文をつける傲慢な人のようで、非常に嫌な存在です。

　しかし、視点を変えて、自分を「裁く側」ではなく、「師父に救われる側の生命」だと認識したとき、私は長い間感じられなかった謙虚さと自分の小ささを実感し、師父への敬意が自然と湧き上がってきました。同修が、私が1人で家にいると知り、美味しいご飯を持ってきてくれたとき、私はもう文句を言わず、その人の人心が重いことを批判せず、見返りを期待せず善意と他人のための修煉者の境界を感じることができました。

　交流の中で、同修は今年の明慧ネットに掲載された「安逸心、怨恨心、携帯電話への執着を手放す」ことに関する音声文章に言及しました。それによって私は、年末年始に実家に帰ったことで修煉がおろそかになり、その隙を突いて邪悪が入り込み、上記の3つの執着を通して私を常人の中へ引き戻そうとしたのだと気づきました。

　特別な事情により、私は旧正月の期間中に再びWeChatをダウンロードしてしまいました。その結果、邪悪による私への迫害が一層激しくなり、家の中では心を乱すような出来事が次々に起きました（もちろん他にも原因があるかもしれません）。色欲の心も強くなり、夢の中で色欲の関門を突破できなかっただけでなく、夢の中の色に関する妄念や幻想も以前よりひどくなり、自分を抑えるのがとても難しく感じました。正念を発するときに雑念が次々と湧き、周囲の場も清らかではありません。師父は夢の中で何度も私にヒントをくださり、これらの不必要な妨害の多くが、再び携帯電話に執着したことから来ているのだと気づかせてくださいました。

　WeChatを閉じた瞬間、空間場が明らかに軽くなり、明るくなったのを感じました。この文章を書いているとき、偶然にも明慧ネットの1月8日の記事を開いたところ、最初に目に入ったのが「WeChatをアンインストールし、邪霊の妨害を取り除こう」という文章であり、WeChatの害をより深く認識することができました。同じ問題を抱えている同修たちも、このことを重視してほしいと思います。

　上記の問題を踏まえて交流文を読み、自分の根本的な執着心や、まだ変わっていない観念が、修煉の中でさまざまな心を取り除ききれない原因であるだけでなく、もう一つ私が見落としていた心があることに気づきました。それは「歓喜心」です。これこそが、私がさまざまな執着に振り回されて手がつけられなくなっている大きな原因だと分かりました。このことは、私が法を暗記していたときにも検証されました。日常生活の中で、私は歓喜心を見落としやすく、ほとんど意識したことがありませんでしたし、歓喜心についての認識もほとんどありませんでした。同修がさまざまな好みが歓喜心から来ていると言及しているのを見て、さらには歓喜心が起きると色欲心も引き起こしやすいと知った時、私は自分が何かを行うときや念を動かすときの状態に注意を払うようになりました。

　歓喜心が来るとき、とても隠蔽であることに気づきました。例えば、仕事を探しに行った際、相手が言及したある点が、私の私的な観念や好みに合致した時、無意識のうちに好感を持ったかのように感じ、そのまま気を緩めてしまうのです。その緩みが人心を動かし、自我が優位に立ち、顕示欲が現れます。そうなると、傲慢さ、自己満足、自分勝手、闘争心、嫉妬心、怨恨心までも出てきます。

　歓喜心がなぜ色欲を引き起こすのかについて、私もその中で発見がありました。「自分が好きなもの」というのは、そもそも情や色の一種の表れであり、情、色、欲は元々同時に現れやすいのです。欲望が出ると、好きなものを得ようとし、得られれば喜び、得られなければ恨みが生まれます。いずれにせよ、これらの執着を強める結果となり、悪循環になります。

　私の普段の主な現れはこうです。歓喜心が起きると、顕示欲が現れ、続いて自我、尊大、自己満足、傲慢さが出てきます。このような時、自分を無意識に師父や大法の上に置いてしまい、それはつまり師と法を敬っていないということになります。そうなれば、旧勢力に付け入る隙を与えてしまい、迫害される原因となってしまうのです。だから私は今、自分の一つ一つの思いや念に注意するよう、繰り返し自分に言い聞かせています。

　正念を発する際に悪いものがまた妨害してきたら、私はなるべく主意識を強く持ち、真剣に向き合い、思考に引きずられないようにしています。悪い考えが現れたら、すぐにそれを排除し、その悪い考えを加害者に送り返します。正念がうまく発せられると、自分の心もずっと清らかになります。法を学ぶときにも「何かを求める心を持って学ばないように」と自分に注意を促しています。法が心に入ってくると、問題に直面したときによりよく内に向かって探すことができるようになります。

　上記にある思想業が時々人を罵るという問題も、私を何カ月も苦しめてきた問題です。以前は闘争心によるものだと思っていましたが、実はそれは「恨み」から来るものであり、つまり「恨む」という生命の表れでした。そしてそれは、党文化の毒素が影響していたのだと私は気づきました。この党文化の毒素の存在が、私をずっと偏った法の理解に陥らせていたのです。正念を発する時の多くの雑念や邪魔も、本当の私自身ではありませんでした。これらの悪いものは邪魔をしようとして、身の回りの人の姿や、ある種の出来事に化け、あなたの思考をそれらに沿って考えさせようとします。正念をしっかりと発することができなければ、それらは私の空間場に残ってしまいます。

　私は『共産主義の最終目的』第三章を聞き終えた後、気づきました。私が生まれてからずっと、旧勢力は私を滅ぼそうとする軌跡を持続的に按排し、達成しようとしていました。

　1、中途退学

　文化的な支えを失った私は、身近な人々との接触を通して、党文化の思考様式を一式築かれてしまいました。これは、幼いころから「狼の乳」を飲まされるような洗脳教育であり、私を徹底的に改造しました。本当に正しい思想を失った私は、人間社会の名誉や利益を追い求めるようになり、自然と信仰には興味を持てなくなりました。長い間、私は小説に毒され、小説に登場するような男性主人公に憧れていました。そうした主人公たちは、極端に1人の少女を愛する一方で、敵に対しては暴力的で冷酷、殺戮を好むといった特徴を持っています。

　この過程で、私の結婚観や人間に対する認識に深刻な変異が生じました。具体的な表れとしては、自我で、みんなに好かれなければならない、自分が中心だ、自分が偉いと思っており、特別扱いを必要とし、嫉妬心が強く、人が自分より優れていることを受け入れられません。また、容姿への執着も非常に強く、真面目で誠実な人を嫌い、むしろ見下して「つまらない人間」と思うような傲慢で軽蔑的な態度もありました。

　器が小さく、自分がすることは何でもOKなのに、自分が他人にしたことを逆に自分がされるとまったく受け入れられません。他人は自分が利用する道具でしかなく、自分の内心に誰も入ってこられないような閉ざされた状態でした。時には、自分の容姿を利用し、男性に好印象を与えて仕事で多少の便宜を得る、というような行動さえありました。

　しかし、当時の私はそうしたことにまったく気づいておらず、私は良い人間で、仕事にも真剣に取り組み、すべては自分の努力によって得たものだと思っていました。周囲の人たちも「仕事ができる」と褒めてくれていました。

　ところが、法を学び、党文化に関する文章を読むようになってから、自分の内心にこんなにも多くの汚れた考えが潜んでいることを知りました。しかも、表面上は仕事で良い成績を出していたために、自分自身を「まだまともな人間だ」と誤認し、周囲も私のことを「悪くない」と思っていたことが、かえって私を満足させ、傲慢や独善を助長していたのです。

　2、旧勢力が私の周りに「友人」を配置したことについて

　古人は「朱に交われば赤く、墨に交われば黒く」と言いますが、私はそうした言葉を軽んじていました。なぜなら、私の観念はすでに歪められており、加えて幼い頃から家族が迫害されていた影響で、私は周囲から「手に負えない子ども」と見られており、いわゆる「個性的」と言われる存在でした。そうしたこともあって、友人関係においても大きな偏りが生じていました。

　周りの人の悪い習慣を無視するうちに、知らず知らずのうちにその影響を受け、私自身もさらに汚染されていきました。心の中にあった正念が少しずつ破壊されていく中で、私を操る邪霊はまさに水を得た魚のようになっていたのです。

　3、自分は修煉している家族を守るために、再び大法の修煉に戻った

　私がこの時期に修煉に戻ったのは、師父が状況を利用して、私という生命を済度してくださったからです。私の頭の中には党文化の毒素や邪念が大量にあり、法を正しく理解できず、法とのつながりを失っていて、本当に非常に危険な状態でした。肝心な時に、自分では「法に沿っている」、「正しいことをしている」と思っていても、実際にやっていることは破壊的なものだったのです。

　最近では、頭の中にこんな敗物（悪いもの）がよく現れてきます。「お前は我々と契約を交わした。お前は真・善・忍を認めているのか？　違うだろう？　お前は我々の仲間だ」といった言葉です。師父は慈悲をもって、様々な方法で私にヒントを与えて悟らせ、正しい道へと戻してくださっています。

　私は、こうした敗物を否定し、取り除こうと努力する中で、『共産主義の最終目的』第三章を聞きました。そのおかげで、邪悪な存在がどれほど悪意をもっているかを、さらに深く理解することができました。旧勢力は、私を利用して法を破壊させようと企んでいましたが、目的が達成できないと見るや、今度は精神面から攻撃してきて、私に罪悪感を抱かせて修煉をあきらめさせようとしたり「邪悪と同調」させようとしてきたのです。私が正しい信念を失えば、邪霊は目的を達成し、同時に他の空間の邪悪な場も強化されてしまいます。

　ある同修が言っていました。彼女は「党文化を解体」の関連文章を聞いたとき、体に多少の反応はあったが、それほど強くはありませんでした。ですが私の場合は非常に激しかったのです。各章を聞き終わるたびに、体内の魔性が逆流してくるような感覚に襲われ、暴力的な思考を制御できなくなり、誰かが少しでも触れようものならすぐに爆発しそうになり、何もなくても自分の中で爆発しそうになる状態でした。

　普段は普通でいられるのに、その関連音声文章を聞くとたちまち「歩く爆弾」のようになってしまい、誰も近づけず、自分でも抑えきれず、変異した思考が私の頭を支配し、純粋に法と同化することを妨げ、理解を歪めたり、困惑させたりして、何かの物質に閉じ込められているような感じになり、2～3日、経たないとまともに戻れませんでした。

　私は「これは一体なぜ起こるのだろう」と疑問を持ち始めましたが、回数を重ねるうちに自分もある程度受け入れるようになり、時には事前に心の準備さえするようになりました。後になって、この敗物がなぜ戻ってきたのか分かったので、思い切って無理やり聞きました。「どうせ聞くたびに何かが消えていくのだから、怖がることはない。聞こう」と思いました。そうしていくうちに、再び時間を取って音声を聞いたとき、魔性の敗物が塊になって再び現れ、私の中の魔性を爆発させようとしたその瞬間、「あ、こいつだ」と即座にその存在に気づくことができました。

　私は自分の行動を制御しようとし、すぐに内に向かって原因を探しました。この過程で、その敗物が明らかに小さくなっていると感じました。たとえ一時的にその敗物に本来の思考を覆われ、2日ほど状態が乱れることがあっても、私はもう知っています——この敗物は確実に弱くなっていて、真の私が主導権を取り戻しつつあるのだと分かりました。

　私の今の理解では、この敗物は変異した党文化の毒素であり、現代の歪んだ観念です。これこそが、私に法を正しく理解させず、いつも法とのズレや歪んだ行動を生じさせる原因だったのです。師父の慈悲なる済度に、心より感謝いたします！

　現代の人々は、本当に邪悪なものに引きずられて破滅へと向かっています。そして、私もかつてはその中の一人でした。今振り返ると、本当に背筋が凍る思いがします。

　現在、アメリカで起こっている師父や大法プロジェクトに対する一連の攻撃に関連して発正念する状況を見て、私はさらに深く理解しました。大法弟子として、きちんと自分を修め、より多くの正念を発することは、私たちの誰にも逃れられない責任だということです。全ての大法弟子が今、同じことをしていれば、それは他の空間における正のエネルギー場をより強くし、邪悪を解体できるのです。

　明慧ネットにて、同修たちの交流文を通して本当に多くの恩恵を受けました。

　以上は私個人のわずかな認識であり、不適切な点がありましたら、どうか同修の皆さん、慈悲をもってご指摘ください。