　【明慧日本2025年6月4日】江蘇省南京市にある地質鉱物資源研究所の元エンジニアである法輪功学習者・王三秀さん（女性）は、1996年2月に法輪功を実践し始めた。法輪功（ファールンゴン）は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

　迫害が始まってから、王さんは3度の強制労働収容所に拘禁され、3度洗脳班に拘禁され、自宅は何度も家宅捜索された。拘禁中、王さんは残忍な暴行を受け、睡眠を奪われ、強制的に食事を与えられ、強制的に薬物を投与された。かつて、白い肌の王さんだったが、当局の残酷な迫害を受けたため、今では王さんは年衰弱し、顔にはシミが広がっている。

　過去に受けた迫害

　2005年3月8日の夕方、白下区警察と瑞金路派出所の一団の警官が王さんの自宅を訪れた。王さんは高熱を発しており、ドアを開けようとしなかった。長時間の睨み合いの後、警官たちは撤退し、一晩中家の外で王さんを監視した。警察はまた、王さんの職場の上司に夫に連絡し、翌日には必ず出勤するよう指示した。

　夫や上司に迷惑をかけたくない王さんは翌朝、仕事に出かけた。研究所の建物に入る前に、数人の警官に囲まれ、パトカーに連行された。そして、西華門ホテルで洗脳班へと連行された。部屋の窓には金属の格子が取り付けられており、王さんや他の法輪功学習者が逃げるのを防いでいた。

　瑞金路居住委員会、中山門居民委員会、南京地質鉱物資源研究所の数十人以上が、王さんを24時間体制で監視していた。王さんは迫害に抗議してハンガーストライキを起こしたが、白下区610弁公室は数人の屈強な女性に強制摂食を命じた。初日の強制摂食後に王さんが嘔吐したことに気づいた女性たちは、翌日の強制摂食中に成分不明の薬物を注射した。

　1カ月後、数人の警官が王さんの指紋を強制的に採取し、南京市洗脳班（伯楽ホテル内）に連行した。610弁公室の職員は王さんを、数日間睡眠を奪い、部屋の隅で壁に向かって立たせた。王さんは少しでも動くと、警官は王さんの髪を掴み、頭を壁に叩きつけた。王さんはその殴打で気を失いそうになった。

　王さんは数日後に症状が出始め、釈放後も症状はさらに悪化した。王さんの目、口、鼻がひどく乾燥し、涙も唾液も出なくなった。王さんは目が覚めてから話す前に、水を飲まなければならなかった。王さんの目も充血していた。病院を受診したところ、「シェーグレン症候群」と診断されたが、この病気には治療法がない。そして、王さんは洗脳班で投与された毒物の注射が原因の可能性があると気づいた。長年にわたり、この症状により王さんは急速に老化し、肌は乾燥し、シミも目立っていた。