文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年6月5日】私は法輪大法を27年間修煉しています。ここでは、夫が命の危険に晒された際に4度も師父に救われて、最終的に法輪大法の修煉を始めた話を紹介します。

　夫は中国の少数民族の回族（かいぞく）で、私が法輪大法を修煉することに反対していません。回族はイスラム教を信仰しており、それ以外の信仰を認めず、そうでなければ背教とみなされます。私と夫は再婚どうしの夫婦で、それぞれに連れ子がいます。夫の子供たちにどう接するか、家族関係をどううまくやっていくかについて、私は修煉者としての善をもって、心を尽くして取り組んでいますので、夫の息子夫婦、娘夫婦と睦まじく付き合っています。

　夫は、私が彼の連れ子に実の子のように接しているのを見て、心に留めています。私が毎日師父の説法録音を流して、私が学法する時も夫は聞こえています。そのため、大法が人々に心を修め善に向かうよう教えていること、法輪功を修煉する人がみな善人であることを夫は知っています。

　ある日、夫の心臓病が再発し、その時は家に私たち夫婦しかいませんでした。夫は「心臓が苦しい」と言い、話しているうちにみるみる唇が紫色になっていきました。私は大法のお守りを思い出し、取ってきて夫の手の上に置きました。その時、夫の両手の指はすでに黒く変色し、手も冷たくなりました。私が「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と唱えてください。大法の師父だけがあなたを救えます」と言うと、夫は小さい声で唱えました。

　唱えているうちに、唇の色と指先の色が少しずつ正常に戻って、呼吸が正常になり、目も開き、まっすぐ座れるようになりました。夫は「今回は突然の発症で、もう助からないと思ったが、あなたの師父が本当に助けてくれて、私は数分で生き返ったよ」と言いました。夫は、これは奇跡だと思いました。以前、発作がでると、最低でも1週間は入院しなければならず、治療費がかかるほか、肉体の苦痛もあり、子供たちにも負担をかけていました。このときから夫は、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という言葉を覚えました。

　ある日、夫は鼻血を出し、ひどい頭痛がすると訴えました。横になった途端に起き上がり、横になるとさらに苦しいと言います。話している間に、鼻から血が滴り落ち、夫はそれを鼻水だと思ってトイレットペーパーで拭いたら、血だと気づきました。夫は血を非常に恐れており、全身が震えるほどでした。トイレットペーパーを1ロール使っても血が浸透し、その後は小さなタオルで鼻を塞ぎましたが、血は口からも出てきました。そして大きなタオルで鼻を覆うと、すぐにそのタオルも血で濡れてしまいました。

　「師父に助けを求めて、心からの九文字の言葉を唱えよう」と私は言いました。顔色が青白くて全身が震えていた夫はもう話すことができず、ただ頷くことで「心の中で唱えている」と私に伝えました。（訳注：「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」は中国語で漢字九文字）

　その時、娘と婿が車で到着し、あまりに大量の出血を見て驚き、急いで夫を病院に運びました。しかし、病院に着いてタオルをはずすと、なんと血は止まり、一滴も流れていません。医師は夫の検査を行い、脳幹出血であると診断しました。医師も、「この血はどうして鼻から出たんでしょうね。もし脳内に留まっていたら、もう命はありませんでしたよ」と驚きました。そして、「あなたは本当に幸運な人で、命を失うことはありません。きっと神仏が守ってくれたのですね」と夫に言いました。私と夫は、師父がまたしても彼を救ってくださったと知りました。

　その後、夫は2度も交通事故に遭遇しましたが、師父がお守りくださったおかげで大事には至りませんでした。2回目の事故は、私たちの団地の入り口で起こりました。夫が中に入ろうとした時、後ろから来た車にはねられて、飛ばされて草むらに倒れました。怪我一つなかった夫は、「なぜちょうど柔らかい草むらに落ちたんだろう、これは一体どういうことだろう」と戸惑っていました。運転していた若い女性は驚いて泣き出し、夫に謝って、病院に連れて行くと言いました。その時、夫は我に返り、「お嬢さん、泣かないで、大丈夫ですよ。病院に行かなくていいので、家まで送ってくれれば結構です」と言いました。若い女性は夫に怪我がないことを確認し、家まで送ってくれました。

　女性は私に会うと、事情を説明してずっと謝っていました。夫は、「大丈夫ですよ、あなたもわざとしたわけではないのですから」と言いました。女性は何回も感謝をして去りました。私が、「遠くまで飛ばされて地面に落ちたって、本当に大丈夫？」と尋ねたら、夫は、「そのとき車の音は聞こえなかった。ただ風に吹かれて、綿の山に落ちたようだった。その女性が目の前に来てくれた時、初めて車にはねられたことを知ったんだ」と答えました。

　その時はちょうど退勤時刻でもあり、仕事帰りの多くの人が事故を目撃しました。高齢の人が車にはねられたのを見て、みんなが最悪の事態を想像しました。数人が駆け寄り、若い女性と一緒に夫の身体を起こしました。

　夫は「おまえが大法の本を読んでいた時に、『物事の善し悪しは人間の一念によるものであり、その一念の違いによって異なる結果がもたらされることがある、とわれわれは言います。もうお年も若くないので、常人なら怪我をしないはずがありませんね？しかし、彼女はかすり傷さえ負っていませんでした』（『轉法輪』）という内容を私はよく聞いていたよ。大法の師父は、他人のために考えて、真・善・忍をもって行動し、他人に迷惑をかけないようにと教えている。その女性は子供を迎えに行くことを急いで、私にぶつかったのだから、私は師父の教えに従いたいと思う。今回も師父が命を救ってくれたので、私は今日から法輪功を学ぶべきだね」と話しました。夫の言葉に私は感動の涙が溢れて、心から師父と大法に感謝しました。

　その夜、夫に「あなたは法輪功を修煉していないけれど、大法から多大な恩恵を受けている。また、あなたは感謝の心を持ち、真・善・忍の原則に従って自分自身を律し、他人のために考え、肝心な時に師父のお教えを思い出し、それに基づいて行動することもできた。法輪功を学ぶと言ったのは本当？」と尋ねて、夫は「もちろん本気だよ。初めて師父に救われた時からそう思っていた。長年にわたり、おまえが私と子供たちにとても良くしてくれているのを見て、それは普通の人にはできないことだと思っていたよ。おまえが毎晩12時に寝て、午前4時前に起きて煉功し、昼寝もせずに一日中活力に満ちていること、これまで薬を飲んだり病院に行ったりしていないこと、それらは普通の人にはできないことだよ。私の家系では先祖から何代もイスラム教を信仰しているが、法輪功ほど不思議な力はなかった。特に私が経験した3回の交通事故で無事でいられたのは、師父が常に私たちを守ってくださっていたからだ。おまえ一人が修煉すると、家族全員が恩恵を受けている。だから、私はアッラーに法輪功を学びたいと申し出た」と答えました。

　あの日、運転していた若い女性に真相を伝えなかったことを、私は少し後悔しました。しかし、夫は「心配しないで、彼女に縁があればまた来るよ。その時は二人で真相を伝えよう」と励ましてくれました。夫がこんなに悟性が良いとは思ってもみませんでした。

　翌日の昼食後、誰かがドアをノックしていて、開けてみると、なんとその若い女性と彼女の夫がたくさんのお土産を持って、夫を見舞いに来ました。少し世間話をした後、彼らのお土産を頂かないことを皮切りに、私は法輪功と「三退」の話題に入りました。女性は笑顔で私の話を遮り、「私たちって本当に縁があるんですね！　夫の母も姉もあなたと同じく法輪功を修煉しているんです。私はすでに真相が分かって三退もしましたよ」と言いました。私と夫はとても驚いて喜びました。

　グループ学法の時、夫が大法を修煉したいということを同修たちに話したら、みんなが夫のために喜んでくれました。その時、『轉法輪』の本が足りない状況でしたが、同修は夫のために一冊を手に入れました。本を夫に渡した時、夫は本を胸元に抱き、「これで私にも師父がいる！　この日を忘れないようにする」と言いました。その日はちょうど夫の誕生日でした。長男も、夫から師父の慈悲深さと偉大さを聞き、私たちと一緒に大法を修煉するようになりました。