　【明慧日本2025年6月5日】岳陽市の法輪功学習者・郭丹霞さん（79）は、3年2カ月間刑務所に拘禁され迫害を受けた。2023年5月17日に帰宅したが、今年5月16日、国家安全局の警官に家から連行された。現在、岳陽市留置場に拘禁されている。

　岳陽石油会社を定年退職した郭さんは、とても親切で、いつも笑顔で人と接し、穏やかな口調で話していた。法輪功を学んだ後、郭さんはさらに他人を思いやり、すべての人に善を持って接するようになった。夫・王緒光さんと再婚した後、夫の3人の子供と自分の息子を育てた。夫が寝たきりになってから数年、郭さんが介護していた。夫が亡くなった後、夫の子供たちが家財と家（夫婦共同で購入した家）を相続するように求めた。郭さんは法輪功学習者として、人のことを優先に考えた。郭さんは自分の服と息子の服だけをまとめて家を離れ、家と家財を30代で持病がある未婚の夫の娘にあげた。数年後、その娘は亡くなったが、その家を夫の他の子供たちに譲った。もし、郭さんが署名しなければ、家を譲渡することはできなかったのだ。その後、夫の子供たちは、郭さんに深く感謝の意を表した。

　真・善・忍に従って善良な人である郭さんが、中国共産党当局から繰り返し迫害を受けてきた。10回も連行され、高額の罰金を科され、3年2カ月の実刑判決も言い渡されたことがある。2023年5月17日に刑務所から出所した郭さんは現在、再び拘禁されている。息子は生計のために2つの仕事を掛け持ちしているため、郭さんが2人の孫娘（4年生と1年生）の世話をしていた。郭さんが拘禁されたため、孫娘たちの世話をする人がいなくなった。

　以下は、郭さんが受けた迫害の経歴である。

　1999年12月20日、法輪功迫害の停止を求めに北京に行った郭さんは、北京の天安門広場で連行され、警官に頭を車の窓に叩きつけられた。郭さんは名前を名乗らなかったため、警官らに片手を胸に、片手を背中に回されて手錠をかけられて棒で殴られ、蹴られ、壁に叩きつられ、気を失った。それから、留置場に連行されて、鉄の籠に閉じこめられた。その後、岳陽市の警官によって、地元に連れ戻され、岳陽市留置場に送られ、1カ月監禁された。郭さんは食費500元（約1万円）を強要され、郭さんの勤め先も現金6900元（約14万円）を強要された。その後、会社はその金額を郭さんの給料から差し引いた。

　2000年1月30日、郭さんは岳陽市楼区公安支局に行政拘留された。

　2000年7月、岳陽市五里パイ派出所の警官3人が郭さんの自宅に行き、郭さんを騙して職場に行かせた。郭さんは職場で連行され、岳陽市留置場に40日以上拘禁された後「保釈」のため、3000元（約6万円）の保証金を強要された。

　2000年9月21日、郭さんは岳陽市楼区公安支局に行政拘留された。

　2001年1月16日、郭さんは、自宅から岳陽市岳陽楼区公安支局の警官3人に、靴も履かずに強制連行され、パトカーに乗せられて、岳陽市留置場に3カ月間拘禁された。その後、警官は郭さんの家族に保釈金を支払わせ、郭さんを解放した。

　2002年2月6日、郭さんは、自宅で掃除していたところ、岳陽楼区公安支局五里パイ派出所の警官に連行され、岳陽市留置場に6カ月間拘禁された。その間、郭さんは迫害に抗議するため、3回、それぞれ7日、18日、7日間の断食を行った。郭さんは強制的に灌食をされ、死人ベッドの上で２日間「大の字」に四肢を縛られた。警官は家族から5000元（約10万円）を恐喝した。

　2003年8月10日、郭さんは岳陽市委員会の前で法輪功の資料を配布していたところ、警備員に通報され、五里パイ派出所に連行されて湖濱拘留所に送られた。その後、岳陽市第一留置場に移送された。2004年1月、郭さんは1年間の労働教養処分を受け、株洲白馬壟労働教養所に送られた。当時、郭さんの夫（60代）は半身不随の寝たきり状態で、母親は80代で世話する必要があったため、郭さん1人で2人の世話をしていた。連行された後、夫と母親は身寄りがなく、郭さんの帰宅を心待ちにしていた。1年後に家に戻ると、夫は不満を郭さんにぶつけ、郭さんを殴ったり罵ったり、辱めたが、郭さんは文句を言わず夫の介護を最後までしていた。

　2005年7月、郭さんは岳陽県康王鎮で法輪功の資料を配布したところ、岳陽県康王派出所の警官3人に連行され、岳陽留置場に50日間拘禁され、4500元（約9万円）を恐喝された。

　2019年10月17日、李年春さんに頼まれた胡さんは郭さんの家に法輪功の資料をもらいに行ったが、公安当局に携帯電話を盗聴（2人の携帯電話から）された。そのため、郭さんはその後、岳陽市楼区公安支局の国内安全保衛部門の警官数人に家に押し入られて連行され、家宅捜索されて尋問を受けた。郭さんは警官の言うことに従わなかったため、公安当局の監視下に置かれた。そして、警官は郭さんの携帯電話とパソコンに密かに小細工をした。2020年3月11日と16日、郭さんと接触していた白さん、李さん、任さんの3人の法輪功学習者は法輪功の資料を配布したとき、連行され、尋問を受け、誓約書を書かされた。胡さんに対する尋問記録は郭さんに対する証言となった。

　2020年3月17日、国内安全保衛部門の警官数人が郭さんを連行し、家宅捜索をした。家にあるパソコン、プリンター、ディスクドライブ、オーバーモルダー、ペーパーカッター、DVD、USB、法輪功に関する書籍79冊、法輪功師父の写真5枚、真・善・忍の文字の刺繍などを押収した。郭さんは刑事拘留され、岳陽更生精神病院に送られた。2020年7月7日、郭さんは懲役3年2カ月、罰金5000元の判決を受け、長沙女子刑務所に送られた。刑期は2020年3月18日～2023年5月17日までであった。

　今年5月16日午後、郭さんは自宅で同修・張蘭輝さんと一緒に法輪功の書籍を勉強していた時、家に押し入った国家安全局の警官に連行された。その理由は、郭さんが臨湘市のある場所で法輪功の資料を配布している姿が、監視カメラに撮られたからと警官らは言った。郭さんは現在、岳陽市留置場に拘禁されている。

　法輪功は佛家の高徳修煉法であり、真・善・忍の原則に基づく非常に良い修煉法である。法輪功は、病気治療と健康を増進させる奇跡的な効果があるだけでなく、人間の道徳レベルを急速に高めることができる。中共が法輪功を迫害してから26年間、法輪功学習者は真・善・忍に従って自分に要求し、平和と理性で、世の人々に法輪功の真実を伝え、人の善良さを目覚めさせている。法輪功学習者・郭丹霞さん（79歳）は、11回連行され、1回不当判決を受け、現在も留置場に拘禁されている。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）