文／遼寧省の大法弟子

　【明慧日本2025年6月19日】私は1996年6月8日に大法の修煉を始めた大法弟子です。この20数年の修煉の道のりの中で、すべては師父の慈悲深いご加護のおかげで、私は平穏無事に今日まで歩んでくることができました。この20数年間に、私の家では多くの不思議な出来事が起きました。今日は感謝の気持ちを込めて、三つのエピソードを皆さんと共有し、大法の超常さと師父の慈悲を証明したいと思います。

　牛を飼う

　数年前、私たちの地域では乳牛の飼育がブームになっていて、周りの人たちが牛を飼ってお金を稼いでいるのを見て、私も飼うことにしました。でも、実際に飼ってみると、牛の世話というのは本当に汚くて大変で、忙しくて疲れるものだと初めて分かりました。学法や煉功をする時間なんて全くありませんでした。

　「このままではだめだ、師父の『殺さず飼わず』（『轉法輪法解』）という教えに従って、ちゃんと修煉しなければ」と思いました。そう決意した直後、牛を買いに来た人が現れました。当時、私の家には3頭の牛がいました。その人は1頭を買いたいと言い、さらに我が家で牛の世話に使っていた干し草切り機、製粉機、秤も一緒に欲しいと言いました。私ももう牛を飼いたくなかったので、それらも全部売りました。

　ところが、夫が家に帰って「お前、機械を売ってしまって、残りの2頭の牛は何を食べるんだ？」と怒鳴りつけました。私は「私は師父にお願いしました。草がなくなったら、牛は自然に売れるはずです」と言いました。当時、刈っておいた干し草は牛が半月分食べる量しか残っていませんでした。それから夫は夜勤から帰ってくるたびに草小屋に行って、草がどれだけ残っているかを確認していました。毎日チェックしてはこう言っていました。「お前の師父がどうやってこの牛を売るか、見てみたいものだな」

　ある日、夫が帰ってきて、牛の餌槽に入っている草が昼までにはなくなるのを見て、本気で怒り出し、罵りながら「昼になったら牛に何を食べさせるつもりだ？」と言いました。私は何も言い返さず、黙っていました。ところが、まだ昼になる前、夫がちょうどご飯を食べてお酒を飲んでいるところに、牛を買う人がやってきて、2頭とも欲しいと言いました。それを聞いて、今度は夫がうれしそうに「大法は本当に不思議だな！　お前の師父は本当に守ってくれているんだ！」と言いました。

　家を買う

　私の家を取り壊すことになり、新しい家を買わなければなりませんでした。それで家を購入し、お金も支払い、登記証も私の名義になりました。私は引っ越して新居に住み始めましたが、売り主がまだその家から出ていっていませんでした。ところがその売り主が、その家も立ち退きの対象になると聞いて、急に後悔し始めたのです。私が住み始めてからまだ1カ月も経っていないころ、売り主は「やっぱりこの家、売らなきゃよかった」と言ってきました。それを聞いて、私は争いもせず、何も言い返しませんでした。実はその家を、私は資料拠点として使おうと思っていたのです。どうしたらいいのか分からず、心の中で師父にお願いしました。

　その夜、夢を見ました。夢の中で、役人がやって来て、ムカデのような怪物を2匹、連れて去って行くのを見ました。翌日、売り主と顔を合わせたところ、彼は「明日、引っ越します」と言いました。大法は本当に不思議です！

　ぐらついた歯が不思議に回復

　昨年、タマネギの苗を植える時のことです。私はタマネギの苗を買ってきましたが、夫は気に入らなかったようで、「この苗はダメだ、あれもダメだ」と文句を言いました。私は弁解しませんでした。ところが、私が畑の整備を終えた頃、夫はそのタマネギの苗を抱えて隣の畑にいる女性に全部あげてしまい、家には質の悪い苗だけを残していました。その時、私はとても腹が立ちました。でも、自分は修煉者だから忍耐しなければと思い、我慢しました。法理はわかっていても、怒りは心に残ったままで、あまりに悔しくて、歯を食いしばって「ギリギリ」と音を立てるほどでした。

　すると、思いもよらぬことに旧勢力がその隙に入り込んできて、なんと歯が全部痛み出し、特に奥歯の一本は今にも抜けそうなほどで、ほんの少しの部分がくっついている状態でした。全ての歯がぐらぐらしてしまったのです。

　私は内に向かって自分を探し始めました。すると、嫉妬心や色欲の心など、さまざまな人心があることに気づいたのです。これはまさに人心によって招いたものであり、心性を修めなかったことが原因でした。私は心の中で師父に「弟子は間違いました。必ず改めます」と言いました。そして、「法輪大法の真・善・忍に同化して、新しい宇宙へと入ってください」と、口の中のすべての歯に話かけました。

　その晩、夢の中に師父が現れました。私は師父に自分の過ちを正直に認めました。師父は「見てみよう」と言われたので、私が口を開けると、師父は私の口に向かって息をふっと一息吹いてくださいました。翌朝、目が覚めると、歯の痛みはまったくなくなっていて、すべての歯のぐらつきもすっかり治っていたのです！

　私はすでに77歳になりました。私の人生において、最大の幸せなことは師父に出会えたこと、そして最大の幸運なことは大法を修煉していることです。ですから、法を正すことが終わりに近づいているこの最後の時期に、必ず法を実証し、衆生を救い、歴史的使命を果たし、師父の慈悲深い救い済度に報いるよう努力したいと思います。