文／中国山東省の大法弟子口述　同修代筆

　【明慧日本2025年6月19日】

　私は今年74歳です。1998年の冬、幸運にも法輪大法の修煉を始めることができました。修煉する前、私は高血圧、乳腺症、痔など十数種類の病気を抱えていました。修煉を始めた初期は、ただ同修たちと一緒に師父の説法ビデオを観ていただけで、まだ煉功をしていなかったのですが、体調が徐々に良くなっていきました。そして煉功を始めてからは、それほど時間が経たないうちに、すべての病気が治療することなく自然に治りました。師父が私の身体を浄化して、病のない軽やかな身体にしてくださったのです。どんなに嬉しかったか言い表せません。それ以来、私は毎日同修たちと一緒に法を学び、煉功するようになりました。

　私が法を得て修煉を始めてから半年以上経った頃、中国共産党（以下、中共）による法輪大法への迫害が始まりました。私には恐怖心があり、同修たちと一緒に法を学ぶ勇気がなくなり、一人で家で学法するようになりました。しかし、私は子供の頃に三冊の本を学んだだけで、多くの漢字を知らず、間違えて読んでしまいました。そのことでとても焦り、食事ものどを通らず、眠れなくなり、どんどん痩せていき、気持ちも落ち込んでしまいました。息子と孫娘が私を連れて遊園地に行ったり、スーパーに買い物に連れて行ってくれたりしましたが、私は少しも楽しく感じられず、持病も再発し、体調はどんどん悪くなっていきました。

　ある日、一人の同修が私を訪ねてきました。彼女はとても精進している人です。私は自分の状況を話しました。すると彼女はすぐに「私があなたを連れて法を学びに行きますよ！」と言いました。それ以来、私は同修と一緒に学法グループに通うようになり、まるで新しい命を得たような感覚を覚えました。毎日大法を修煉するなか、心も体も元気になり、病気もすっかり消え去りました。

　師父の按排のもと、それ以来、私は同修と一緒に真相を伝え、人々を救う活動に出かけるようになりました。この過程で、さまざまな人たちに出会いました。悟性の良い人に出会うと、ほんの数言話すだけで真相を理解し、すぐに三退をしてくれるのです。

　私はよく、衆生が救われた後に見せる喜びの姿を目にします。手を合わせて感謝の意を示す人もいれば、果物や野菜を持ってきてくれる人もいます。もちろん、中共に深く騙されている人もいて、真相を聞こうとせず、聞き苦しい言葉や脅しを口にする人もいます。しかし、私はまったく気にしません。ただ一心に人々を救うことに専念しました。

　真相を伝え、人々を救う道のりの中で、私は深く感じています。師父はすでに私たちのためにその道を整えてくださっていて、あとは私たち大法弟子が実際に行動するだけなのです。私たちはただ口を動かし、足を運ぶだけでよいのです。衆生は本当に、私たちが来て救ってくれるのを待っているのです！

　ある日、私が通りを歩いていたとき、一人の男性に出会いました。私は「お兄さん、字は読めますか？　この本、読んでみませんか？」と声をかけました。彼が「何の本ですか？」と聞いたので、私は「平安を守る本ですよ」と答えました。ちょうどその時、道端の大きな門が開き、中から若くて美しい女性が出てきました。彼女は私たちの会話を聞いて非常に興味を持ったようで、近寄ってきて「おばさん、平安を守る本があるんですか？」と尋ねました。私はにこにこと笑いながら「あるわよ！」と答えました。私は彼らに真相を話し、三退を勧めながら、真相の小冊子を渡しました。彼らはとても嬉しそうにその小冊子を受け取り、すぐに中共の関連組織から脱退することに快く同意しました。

　そのとき、その門の中からまた別の男性が出てきて、私たちの様子を見ていました。彼は真相の小冊子がもらえないのではと心配になったようで、大きな声で「おばさん、僕も欲しいです！」と叫びました。私は笑いながら「大丈夫、ちゃんとあなたの分も取っておいたよ！」と言って、冊子を手渡しました。彼はまるで宝物を手に入れたかのように喜び、両手を合わせて「ありがとうございます！　ありがとうございます！」と感謝の言葉を述べました。人々は本当に、救われるのを心から待ち望んでいるのです！

　一度、私は自転車に乗って出かけ、真相を伝えて人々を救っていました。一台の車のそばを通り過ぎたとき、運転手がドアを開けたため、私はそれにぶつかって倒れてしまい、2～3メートルも飛ばされました。自転車は道路に横倒しになってしまいました。その時、私は頭がはっきりしていて、すぐに「私は師父に守られているから、大丈夫」と思いました。そしてすぐに立ち上がり、自転車を起こしました。

　運転手は車を降りてきて、申し訳なさそうな顔で心配そうに「おばさん、大丈夫ですか？　病院で診てもらいましょうか？」と言いました。私は「大丈夫です。私は師父に守られているので、問題ありません。大法の師父は私たちに良い人であるように教えてくださっています。だから私は人からお金をだまし取るようなことはしません」と答えました。運転手は感動して「今日は本当に良い人に出会いました。今の世の中、あなたのような人はなかなかいませんよ」と言いました。私は彼に法輪大法の真相を伝え、三退を勧めました。運転手はすべて快く受け入れ、何度も感謝の言葉を口にしました。

　衆生は皆、大法弟子が救いに来てくれるのを切に待ち望んでいます。私たちは早く安逸や怠惰の心を取り除き、師父が弟子たちに寄せてくださっている深いご期待を裏切らず、一刻も早く人を救い、もっと多くの人を救わなければなりません。