文／中国の大法弟子　　

　【明慧日本2025年6月20日】私は20年以上法輪大法を修煉し、大法によって心身が絶えず浄化され、師の慈悲の偉大さに深く感動しています。私はあらゆる執着を取り除こうと努力していますが、良い時も悪い時もあり、特に恨みは私を妨げることが多く、時にはとても強く現れる場合もあります。

　今年初めのある日、夕食後、煉功しようとしたところ、上の弟から突然電話がかかってきました。他人の噂話を聞いていた弟は、電話の中で、母の欠点を延々と批判し、その言葉には罵声と恨みがこもっていました。母はもうすぐ90歳で、ずっと農業をしてきて、食べるものにも、着るものにも事欠きましたが、2人の息子のために家を建て、結婚を見届け、3人の孫を育て、3人のひ孫まで育ててきたのに、今はもう年老いて、誰も母のことを気にかけなくなったのです。その時、弟の話を聞けば聞くほど腹が立ち、恨みが脳裏に満ち、弟に発した言葉は支離滅裂になり、自分が大法弟子であることをすっかり忘れていました。

　この怨恨心は、私が法を学び、功を煉ることを著しく妨害していました。同修と交流すると、私は恨みの根源を見つけられていないと言われ、私は自分が表面上の怨恨心を取り除いただけで、それは一時的なもので、その根源を探さなければと思いました。私は長い間その根源を見つけられず、何から始めればいいのかわかりませんでしたので、心の中で師父に悟らせてくださるようお願いしました。

　ある夜、ベッドに横になって眠りにつこうとしたとき、ある考えが頭に浮かびました「なぜ恨むのだろう？」。答えは、彼らが標準に合わないことをしているからです。「それでは何が標準なのでしょう？」。そこで私は自問しました。私は自分の好き嫌いを他人を測る基準にしていたと、はっと気がつきました。例えば、夫は夕食中にいつもテレビを観ているのです、指摘されて怒る夫に対し、私は恨む気持ちが生じます。30代でまだ家庭を持っていない娘に対し、気長に諭しても無駄なだけとわかり、私は憤慨します、弟は親に恩知らずに対し、やはり憤慨するなどなど。自分はなんと独善なのだろう！　自分の考えこそ党文化の「偉光正」という理念ではないでしょうか。

　ようやく見つけました。邪悪な共産主義の毒素が、恨みの心の根源なのです。『共産主義の究極の目的』という書籍の冒頭の章には、「共産主義の本質は邪霊であり、それは憎しみと下層の宇宙の敗残物からできている」と書かれています。実際、党文化は恨みの心の根源であるだけでなく、嫉妬心、闘争心、顕示心の根源でもあります。大法弟子として、私たちはそれを見つけ、取り除かなければなりません。そうすれば、真・善・忍を私たちの心身共に同化させることができ、師父の「慈悲苦度」に応えることができるのです。

　もし法に沿ってないところがあれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。