　【明慧日本2025年6月20日】（カナダ・トロント＝明慧記者）カナダ2025年「国際ドラゴンボートフェスティバル」が6月14日と15日、トロント・センターアイランドで開催された。このイベントには、世界中から180を超えるチーム、3,000人以上の選手が参加している。

　暖かい天気と穏やかな日差しの中、トロントの法輪功（ファールンゴン）学習者（以下、学習者）は早朝からハーバースクエアパークの芝生広場で、イベントを開催し功法の実演、法輪大法（ファールンダ―ファー)を紹介するとともに　中国共産党（以下、中共）による法輪功迫害の実態を伝え、署名活動を行った。この場所は市民や観光客がセンターアイランドへ向かうフェリーに乗る通り道でもあり、多くの人々が写真を撮ったり、学習者の説明を聞いたりして、迫害に反対する署名に応じた。

　今年のG7+7（G7主要7カ国＋アルゼンチン、オーストラリア、インド、イスラエル、メキシコ、韓国、台湾）がカナダで開催されることを受け、現在、学習者は「中共による生体臓器収奪を制止する」ための請願書への署名を呼びかけている。6月時点で、G7+7諸国に提出される予定の署名はすでに20万人に達している。

'图1～2：法轮功学员多伦多的法轮功学员们在码头广场公园（Harbour Square Park）的大草坪上集体炼功'

ハーバースクエアパークの芝生広場で煉功しているトロントの学習者

'图3～4：多伦多的法轮功学员们在码头广场公园（Harbour Square Park）的大草坪上炼功、讲<span class='voca' kid='62'>真相</span>和征签。'

ハーバースクエアパークの芝生広場で法輪功迫害の実態を伝え、人々に署名を呼びかける学習者

観光客が迫害の実態を知った後、署名して迫害に反対する学習者の活動を支持

人々に法輪功迫害の実態を伝える学習者

　「真・善・忍は、世界の明日をより良くする」

トロントの女性団体のメンバーのラナさん（右）とジュリアさん（左）

　ロシア出身のラナさんは、トロントにある女性団体のリーダーであり、同団体のメンバーであるウクライナ出身のジュリアさんと共にハーバースクエアパークを訪れた。2人は快く署名用紙に名前を書いた。

　ラナさんは、以前にも学習者を見かけたことがあると話し、煉功や坐禅はとても良いものであり、人にとっても重要だと感じているという。彼女の家族も同様に支持しており、将来的に法輪大法の修煉に加わりたいと希望して、自身の連絡先を学習者に渡した。

　法輪大法の「真・善・忍」の修煉理念について話したとき、ラナさんは「『真』は、私たちの生活が経済中心の社会であり、目標志向の行動が求められている中で、自分の心に誠実であることに尽きます。だからこそ私は『真』を支持します。『善』は成功したリーダーに必要な特別な資質の一つです。多くの富豪が言っているように、ビジネスの世界で重要なのは何を持っているかではなく、持っているものをどう使うかです。これが私の理解する『善』です。『忍』については、寛容さと忍耐力だと思います。そして周囲のすべての人に親切であることは誰にとっても重要です。もし皆がこの理念に従って行動すれば、明日の世界はもっと良くなるでしょう」と述べた。

　学習者が中国で受けている迫害の実態を知り、彼女たちは自分にできる限りの支援をすると言った。帰る前に、ラナさんは学習者に「またすぐに会いましょう」と話した。

　大法弟子が受けている迫害は、まったく信じがたい

法輪大法の横断幕を読んでいるアーロンさん

　アーロンさんはトロントの学生であり、個人事業主でもある。彼は、2年前からトロントのさまざまな公園で学習者を見かけていたと話した。自宅で坐禅の経験があるという。中国本土で学習者が受けている迫害について学習者から説明を受けた後、アーロンさんは「ただ静かに屋外や自宅で坐禅をし、法を学んでいるだけで拘束されるなんて、まったく信じられない」と驚きを示した。そして、ここカナダで学習者が自由に修煉できる環境を持てていることに安心し、署名用紙に名前を書いた。

　法輪功が「真・善・忍」を理念とする修煉法であることを知った後、アーロンさんは「真とは、自分に正直であることです。正直でなければ、自分が誰なのかもわかりません。つまり、自分に正直でなければ、偽りの世界で生きることになります。善とは、自分にも他人にも慈悲を持つことです。自分にだけ優しくしても意味がありません。他人にも同じように慈悲の心を持ち、他人から学ぶことが大切です。そして忍とは、寛容さだと思います。日常生活の中で寛容さを保つ必要があります。たとえば言い争いになったときでも、寛容の心があれば、冷静になって落ち着いて話し合うことができます」と語った。

　彼はさらに「私は、『真・善・忍』という理念はとても重要だと思います。日常生活はもちろん、社会や仕事の中でもとても重要なものです」と話した。また、アーロンさんは法輪功のオンライン・レッスンの情報を書き留め、「自分でもぜひ調べてみたい」と言った。

　「私は『真・善・忍』という修煉の理念を支持し賛同します」

学習者の迫害に反対する活動を支持しているイラン出身の法律関係者アルデシールさん

　アルデシールさんは、イラン出身の法律関係者であり、人権活動家でもある。彼は数年前に友人から法輪功について聞いたことがあり、また人権会議を通じて、中国本土で学習者が現在も受けている迫害について知ったという。

　署名した彼は、「法輪功が『真・善・忍』の理念に基づいた修煉であることは知っていますし、私はこの理念を支持し、賛同します。私たちは互いに誠実であり、思いやりを持って接し合い、社会の中で正のエネルギーや正しい価値観を広めていくべきです。これはとても素晴らしいことです」と述べた。彼は続けて「また、私は中共が学習者に対して行っている迫害、弾圧、監禁、拷問や虐殺についても知っています。本当に胸が痛みます。人権活動家として、私はあなたたちを支持します」と語った。

　「より多くの人に真実を知ってもらうことはとても重要です」

学習者の煉功の光景に惹かれ、自ら学習者に近づいたランディさん

　ランディさんは横断幕と煉功の光景に心を惹かれ、自ら煉功場に行き学習者に話しかけた。彼は「法輪大法」という言葉を聞くのは今回が初めてだと言い、学習者が穏やかに芝生の上で日差しを浴びながら煉功している様子を見て、「とても美しい光景だ」と感じたという。

　彼は大法のチラシに書かれた「真・善・忍」を指さし、「この修煉の理念は正しい」と言った。横断幕に書かれている内容を読み、中国本土で学習者が中共による迫害、さらには生体臓器収奪まで受けていることを知り、「本当に信じがたい」と驚愕した。そして「皆さんがここで迫害の実態を伝え、多くの人に知らせることはとても重要なことです」と話した。彼は署名し、名残惜しそうに学習者に手を振って別れを告げた。

　法輪功迫害の実態を知り、中共組織から脱退した中国人

　2人の若い中国人の女子学生が訪ねて来て、自ら法輪大法の功法を紹介するチラシを手に取り、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と書かれている小さな蓮の花の飾りがとても気に入ったと話した。学習者が彼女たちに法輪大法を紹介すると、彼女たちは以前にも法輪大法についてある程度知っていたと話し、「中共は本当に悪すぎる」と言った。

　彼女たちは揃って署名した。うち1人は「私たちはニュースや学習者のSNSなどのメディアを見ていて、中共が学習者に対してどれほど残酷な迫害をしているかを知っています。中共は本当にひどい。あんなに多くの学習者を死なせたなんて。私は絶対に皆さんの迫害に反対する活動を支持します。実は、海外にいる中国人留学生の多くは、法輪功が中国でどれほど悲惨な状況にあるかを知っています」と話した。

　続けて、学習者は彼女たちに「中国大陸で学校に通ったことがありますか？　中共組織の共青団や少年先鋒隊に入ったことは？」と尋ねた。すると、1人の女子学生は「こちらで生まれ育った」と答え、もう1人は「かつて少年先鋒隊に入っていた」と話した。学習者は彼女に「それでは脱退しましょう。あなたはかつて赤いスカーフをつけて、右手を握り拳にして『命を党に捧げる』と誓いましたね、私たちの命はこんなにも貴重なのに、どうしてあんな邪悪な共産党に捧げることなんてできるのでしょうか？」と説明した。彼女はうなずいて同意し、学習者は「美福」という仮名で彼女の少年先鋒隊からの脱退を手伝った。その女子学生は学習者に「ありがとうございます」と感謝の言葉を伝え、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」ということを心に刻んだとも話した。2人は小さな蓮の花の飾りと資料を手に、嬉しそうに学習者に別れを告げた。

　中国から来たという男性が学習者に、「あなたたち法輪功は本当にすごい、すごく粘り強いですね。今では中国国内でも、ますます多くの人が共産党の邪悪な本質を見抜いています。特に最近、ある実習医が病院の生体臓器収奪を告発した件、彼は殺されてしまいました。それをきっかけに、多くの人が『法輪功が言っていたことは本当だったんだ』と感じています。中共はあまりにも悪すぎる。だから私は子どもを海外に留学させました」と話した。そう話しながら、彼は署名した。学習者が「『三退』はされましたか？」と尋ねると、彼は「以前は共産党の党員でしたが、自宅のインターネット経由で脱退しました」と言った。