　【明慧日本2025年6月22日】（台湾＝明慧記者）受賞ドキュメンタリー映画『国家の臓器』は、中共による生体臓器収奪の犯罪行為を明らかにしている。昨年7月中旬から台湾各地で上映が始まり、これまでに数百回以上の上映が行われ、今なお上映が続いている。

　上映期間中、中共からの脅迫メールやメッセージ、さらには劇場に爆弾を仕掛けるという脅しまで受けてきたが、台湾の多くの政治家や市民はこれらの脅迫に屈することなく、上映会に足を運び、支持の声を上げた。観客は、中共による法輪功学習者への生体臓器収奪という残虐な行為を強く非難した。

'图1～5：二零二五年六月份《国有器官》纪录片在台湾几个大城市放映和举办座谈会。'

6月、ドキュメンタリー映画『国家の臓器』は、台湾の複数の主要都市で上映され、併せて討論会も開催された

　台湾で『生体臓器収奪に打撃および防止法』の立法推進に尽力している立法委員（国会議員）の許智傑氏は、次のように述べている。「ドキュメンタリー映画『国家の臓器』は、中国共産党（以下、中共）が残虐にも人々の臓器を摘出し、殺害しているという本質を世界に警告するものです。この映画はもっと広く、多くの人々に届けられるべきです。真実を知る人が増えることが重要です。現在、この法案は立法院ですでに第一読会を通過しており、今後さらに努力を重ねてまいります」

台湾立法委員（国会議員）の許智傑氏

　台湾の配給会社『雄獅影業（シーライオン・フィルム）』の責任者・管建忠氏は、次のように述べているいる。「『国家の臓器』の真実が台湾を守る、全台湾巡回上映』の企画では、各地でパレードによる宣伝活動を行い、上映後には観客との討論会も実施しています。多くの観客は、中共が臓器を強制収奪し売買して利益を得ているという事実に衝撃を受け、中共の邪悪な本質をより明確に認識するようになりました。そして、20年以上にわたり平和的かつ理性的に迫害に立ち向かい続けてきた法輪功学習者の勇気ある行動に、深い感銘と支持の声が寄せられました」

　市議会議員「中共の邪悪な本質を見抜き、共犯者にならないよう市民に呼びかけたい」

新北市議会議員の卓冠廷氏

　新北市議会議員の卓冠廷氏は映画を観た後、自身のSNSで次のように投稿した。「2000年前後のミレニアム期から、大量の法輪功学習者が中共によりわけもなく迫害を受けている。彼らは拘置所や刑務所、さまざまな場所から連れ出され、一連の身体検査を経て『生体臓器提供データベース』の一部とされています。そして、刑務所に隣接する病院が次々と『最も人気のある』臓器移植センターとして設立されていったのです。調査員の聞き取り調査によれば、数十の病院が『法輪功修煉者の臓器の提供ができる』と認めており、『1週間ほどで臓器が手に入る』とも答えていました」

　卓氏は次のように指摘した。「これが中共政権の邪悪なところです。一部の重い病を抱えた人々がその罠に落ち、自らの命を延ばすために出どころ不明、さらにはデータが偽造されている可能性のある臓器を使ってしまう。そのために、もう一人の健康な命が犠牲になっているのです。これは本当に恐ろしく、そして極めて邪悪なことです」

　卓氏はさらに次のように述べている。「中共はさまざまな非人道的な手段を用い、時には生きた人間から臓器を収奪して利益を得ています。このような残酷で信じがたい真実こそ、中共が最も世界に知られたくないものです。だから、各界はこの邪悪をさらに暴き出すべきです」。また彼は市民に対しても呼びかけた。「このような犯罪に加担する共犯者にならず、正義と良知のために声を上げましょう」

　市議会議員「中共による生体臓器収奪は医療ではなく、明確な殺人行為だ」

新北市議会議員の陳乃瑜氏

　新北市議会議員の陳乃瑜氏も、ドキュメンタリー映画『国家の臓器』を観た後、SNSに次のように投稿した。「映画を観た後、心が長い間静まりませんでした。このドキュメンタリーは、中共政権が長年にわたって系統的に法輪功学習者の臓器を強制的に収奪してきた実態を明らかにしています。被害者たちは収容され、消息を絶ち、すべては『臓器の需要』のために犠牲にされているのです。これは医療ではなく、殺人です！　これは偶発的な事件ではなく、国家と医療システムが連携して行っている制度的犯罪です」

　陳氏は、心を最も揺さぶったのは、映画の中で登場した重要な証人、元中国人外科医・鄭治氏の証言だったという。鄭氏はかつて命令を受け、生きたままの人間から臓器を摘出したことがあり、その記憶が今なお彼の悪夢となっていると証言した。彼が何度も「彼はまだ生きていた」と繰り返す姿を見て、陳氏は思わず涙をこらえきれなかったと話す。「生きている人間、ひとつの命が、こうして無惨にも生きる権利を奪われたのです」と、彼女は深い悲しみと憤りを込めて語った。

　陳氏はさらに、次のように強く呼びかけた。「臓器移植を必要とする台湾の皆さん、中国へ行って移植を受けないでください。『たまたまマッチした』というその臓器は、もしかすると無実のまま拘束された1人の命から奪われたものかもしれません。それは『提供』ではなく、『取引による殺人』です」。彼女は、市民一人ひとりが良知を持って判断し、間接的にでもこの残酷な制度に加担しないよう呼びかけた。

　陳氏は次のように強調した。「台湾は民主と自由を享受しているからこそ、法律を整備し、このような残酷な行為を防ぎ、行動で拒否しなければなりません。台湾が全体主義的な犯罪の白日の下にさらされたり、臓器の闇市場のはけ口になってはなりません」

　市議会議員「中共による生体臓器収奪は、極めて悪質で重大な犯罪だ」

台北市議会議員の洪健益氏

　台北市議会議員の洪健益氏は、最近行われたドキュメンタリー映画『国家の臓器』の上映会が脅迫を受けたことについて、次のようにコメントした。「こうした脅迫を行う者は、多くの人々が中共による生体臓器収奪の真実を知ることを恐れているのです。この映画は、中共の臓器強制収奪が確かな証拠と映像によって裏付けられており、さらには元中国軍医までもがこの事実を証言していることを示しています。そして、この凶悪な犯罪の最大の被害者は法輪功学習者です」

　洪氏は、先日「『国家の臓器』の真実が台湾を守る、全台湾巡回上映」キャンペーンの開幕イベントに招かれ、台北・西門町で行われた街頭スピーチで、次のように述べている。「多くの若者が、中共による生体臓器収奪が実際に行われているという事実に衝撃を受けています。身体や臓器は、父母から授かった大切なものです。それを中共政府が勝手に摘出していいはずがありません。私たちは、世界中のすべての人々、自分の家族や両親、年配の大切な人を思う人々に対して、中共の残忍で邪悪な一面をもっと知ってもらわなければならないのです」

「中共による生体臓器収奪は、極めて悪質な大罪です」と話す洪氏は、「私たちは皆、因果応報を信じています。人の行いは、天が見ています。最終的に中共は自らの悪行の報いを受けるでしょう。悪には必ず報いがあります」

　市議会議員「国連に対し中共の生体臓器収奪問題の独立調査を要請する」

新竹市議会議員の曾資程氏

　新竹市議員の曾資程氏は、中共による法輪功学習者への迫害が中国国内だけでなく海外にも及び、世界中の法輪功学習者や人権支持者に対しても国境を越えた嫌がらせや脅迫が行われていると述べた。曾氏は、国連および各国政府に対し、中共の生体臓器収奪問題について独立した調査を開始するよう呼びかけている。

　曾氏は次のように指摘した。「中共政権の本質は残酷であり、それを解体する以外に中国の未来はありません。そうすれば台湾の安全も守られるのです。良心と希望のために、私たちは歴史が真実を記憶し、正義を回復すると信じています。共に力を合わせて、迫害が一日も早く終わるよう努めましょう」

　市議会議員が会場を貸し切って上映と討論会を開催　中共の邪悪な本質を暴く

高雄市議会議員の陳麗娜氏

「『国家の臓器』の真実が台湾を守る、全台湾巡回上映」のイベントは6月中旬、高雄市で開催され、地元の立法委員・許智傑氏と市議会議員・陳麗娜氏の主催で、会場を貸し切って上映と討論会が行われた。陳氏はその動機について、「この映画は重大な真実を伝えており、中共の邪悪な本質を理解する助けになる」と語った。そしてこう強調した。「中共は法輪功への違法な迫害を行い、それがなんと臓器移植の産業チェーンにまで発展したのです。これは非常に恐ろしく、言語道断で、天地の理にも反しています。天は見ており、邪は正に勝てず、悪人は必ずその報いを受けるでしょう」

　陳氏はさらにこのように述べている。「法輪功学習者は、揺るぎない信念を持って拷問や迫害に勇敢に立ち向かっています。私たちは中共による生体臓器収奪という暴挙に対して、しっかりと拒否の姿勢を示すべきです。臓器移植の需要がなくなってこそ、初めて中国本土で迫害を受けている法輪功学習者を本当に助けることができるのです」

　医師「中共の生体臓器収奪という罪悪に対して、沈黙してはならない」

精神科医師の周明輝氏

　精神科医の周明輝氏は『国家の臓器』を鑑賞した後、次のように呼びかけた。「私たちは絶対に沈黙してはいけません。このドキュメンタリーが暴いた真実を、ぜひ行動に移して広めてください。より多くの人が知ることで、社会はますます安全になっていきます。なぜなら、邪悪が最も恐れるのは『暴かれる』ことだからです」

　周医師は続けてこう語った。「真実こそが力です！　台湾の人々が中共に抱く幻想を打ち破り、中共の認知戦に立ち向かうためには、中共による生体臓器収奪の事実を広く伝えなければなりません。誰もが勇気を持って声を上げれば、邪悪は恐れ、自ら滅びるのです！」

　彼はさらにこのようにも述べた。「中共が今日自国民にしていることは、明日には台湾人、さらには全世界の人々に対しても行われるかもしれません」。彼は強調して語った。「法輪功を支持するということは、単に迫害されている団体を支援するだけではなく、台湾の自由と民主主義を守ることであり、人類全体の基本的人権を守ることでもあるのです」

　周氏は「私たちが勇気を持ちさえすれば、あの体制は何もできなくなるのです」と述べた。

　市民の声「真・善・忍を支持し、法輪功に公正がもたらされることを願う」

　　『国家の臓器』を鑑賞した多くの観客が深く心を動かされた。ネット通販業を営む呉さんはこう語った。「これまで中共の脅威を気にしていなかった人たちも、この作品を通して目を覚まし、関心を持ち始めるかもしれません」。彼は続けて「私は法輪功の『真・善・忍』という信念に共感しています。もしこの理念が広まり、人々の心の中の善良さを呼び覚ますことができるのなら、それは素晴らしいことです。時間がすべてを証明し、法輪功の潔白と本来あるべき尊重が取り戻されると信じています。善悪には必ず報いがあるのです」と述べた。

　サービス業に従事する蔡さんは。映画を鑑賞したあと大きな衝撃を受け、このように述べた。「今日『国家の臓器』というドキュメンタリー映画を観て、中共が法輪功を迫害し、人の身体をまるで物のように好き勝手に切り刻んでいることに気づき、愕然としました」。彼女は続けてこう語った。「法輪功学習者は『真・善・忍』という信仰を追い求めており、その姿は本当に尊敬に値します。残酷な弾圧を受けながらも、依然として自らの信念を信じ続け、その理念を根気強く伝えようとする姿に感動しました」。最後に彼女はこう話した。「私も願っています。台湾が中共の侵略に直面したとき、法輪功のように、勇気を持って強く立ち向かい、あらゆる脅しや誘惑に屈しない精神を持ち続けてほしいのです」

　軍務に就いている黄さんは、「映画を観終わって、心がとても悲しくなりました」と言った。彼女は強調して「国民こそが国家の礎です。それなのに中共は思想統制を強めるため、善良な人々に信仰を捨てさせようとしている。信仰は人間にとって精神の支えであり、中共が法輪功を20年以上も迫害してきたことは、本当に許しがたい大罪です！」と語った。

　雲林県出身の陳さんはこう語った。「私は法輪功の信仰の力をとても尊敬しています。中共による臓器強制収奪という深刻な問題を、これほど大規模かつ勇敢に伝え、世界中の人々にその犯罪行為を知らしめているのは本当に素晴らしいことです！」。彼は台湾の人々に向けて、次のように呼びかけた。「肝臓や腎臓の移植のために中国大陸へ行ってはいけません。それは中共の加害行為に加担することになってしまいます。中共は異なる信仰や思想を一切許さない政権です。もしあなたの信仰や考え方が中共と違えば、すぐに迫害される危険があるのです。ですから、大陸に行く際は本当に注意してほしいです！」

　かつて中国大陸でビジネスをしていた楊さんは、次のように語った。「私は20年前から中共による臓器強制収奪の話を知っていました。こんな邪悪な行為は、必ず世に暴かれるべきです。実際、多くの人が中国での臓器移植件数が非常に多く、その提供元が極めて怪しいことを感じているはずです。しかし、証拠が乏しかったり、利益が絡んだりして、多くの人が沈黙を選んでしまっているのです」。彼は強く訴えた。「中共のような全体主義政党は、解体されない限り、本質的に変わることはありません。だからこそ、台湾では『臓器強制収奪の撲滅と防止法』がきちんと制定されることを強く願っています」