　【明慧日本2025年6月23日】（遼寧省＝明慧記者）遼寧省葫蘆島市にある興城市の法輪功学習者・夏寧さん（71）は、2024年11月に警官に不当に連行され、拘束された。そして葫蘆島市連山区裁判所は2025年4月21日、懲役3年の刑を言い渡した。

　法輪功は法輪大法とも呼ばれ、心身を健康にする伝統的な修煉法である。法輪功を学んだ夏さんは、真・善・忍の基準に従って良い人間になるように努力し、心身ともに恩恵を受けた。しかし1999年7月から中国共産党（以下、中共）による法輪功への激しい弾圧が始まると、夏さんは不当にも2回の労働教養と1回の判決で計9年10カ月間にわたって拘禁されてきた。

　2024年11月5日正午12時頃、夏さんが興城南関東偉スーパー付近で人々に法輪功への迫害の実態を伝え、法輪功について記載されたカレンダーを配布していたところ、警官に連行された。そして15日間の拘留を経て、葫蘆島市の留置場に拘禁された。

　2025年1月8日、夏さんは葫蘆島市連山区検察庁より連山区裁判所に起訴された。そして3月25日午前9時30分、連山区裁判所による不当な裁判が行われた。

　弁護士は法廷で無罪を主張したが、4月21日に懲役3年の判決を言い渡され、2万元（約40.6万円）の罰金を科された。

　中共による法輪功への弾圧が始まって以来、夏さんは何度も拘束された。例えば2004年に葫蘆島市政府の労働教養委員会から3年間の労働教養を強制され、2008年には同委員会から2年間の労働教養を強いられた。2018年には興城市裁判所により、懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡された。

　夏さんは、派出所や留置場、労働教養所、刑務所に拘禁されている間、非人道的な拷問を受けた。例えば手足を固定されて引っ張られる刑、吊し上げ、両手を背中に反らして手錠をかける、縄による拘束、凍えさせる、睡眠の剥奪、死人ベッドに縛り付ける、不明な薬物の注射、灌食、タバコの火を押し付ける、殴打、電気棒によるショック、足を踏みつける、平手打ち、鉄の椅子に縛り付けるどの拷問であった。一度は生命の危険に陥ったこともある。

（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）