　【明慧日本2025年6月22日】

　第二集　大法が広く伝わる

　長春――「塞外の春城（北方の地ながら春のように暖かな都市）」と呼ばれるこの地。

　長春駅からほど近い場所に勝利公園があります。気功ブームが全国を席巻していた当時、毎朝、多くの長春市民がこの公園でさまざまな流派の気功を煉功していました。煉功の合間、人々は気功にまつわる話題で集い、語り合うのが常でした。1992年5月のある日、一人の若く見慣れない男性が、気功愛好者たちの会話に加わりました。

　【長春の同修・李氏インタビュー：「彼は法を説きながら、いろいろな動作も示していました。その姿に多くの人が一気に引き寄せられました。彼が説く法や行う動作は、どの気功とも異なっていました。人々は、彼の話と動作が非常に優れていることに気づき、皆、彼から学びたいと申し出ました。」】

　この若い男性こそ李洪志氏であり、こうして、多くの初対面の人々が、彼の説法と法を伝える学習班の最初の学習者となりました。

　長春第五中学

　1992年5月13日、最初の法輪功学習班がここで開催されました。開班して間もなく、ある出来事が起こります。

　【吉林教育テレビ「健康ABC」番組】

　長春で2回にわたり学習班が無事に開催された後、1992年6月のある日、李洪志氏は北京に向かいました。そして、中国気功科学研究会の門を叩き、気功の普及を主管する職員に対し、法輪功を全国に広めるための申請を提出しました。

　1986年に設立された中国気功科学研究会は、まさに「人材の宝庫」といえる組織であり、スタッフは皆、気功分野の専門家でした。当時、李洪志氏の名前を知る者は誰もいませんでした。その頃、気功ブームはすでに20年近く続き、全国には2400種を超える気功門派が各地に存在し、数億人が気功の鍛錬に参加していました。気功界の内部事情も極めて複雑でした。数多くの気功流派が集まる気功科学研究会にとって、見知らぬ人物からの法を広める申請を受理するには、多角的な検証が必要だったのです。

　【北京の同修・葉氏インタビュー】

　気功界の権威たちは、李洪志氏の卓越した功法と功能に強く感心し、あらゆるテストおよび理論審査を満場一致で通過させました。直ちに直属の法輪功研究会を設立し、中国気功科学研究会の分会とし、全国への普及が始まりました。

　これが、1994年9月に正式に発売された法輪功の教功ビデオです。それ以前にも、気功科学研究会や国家体育委員会が法輪功の教功番組を制作していました。この柔和で優美な5套の功法は、たちまち北京の街に広がり、気功に精通した人々は、その動作の簡単さと非常に高い内涵に強く惹きつけられました。

　【邵暁東氏インタビュー】

　この時期には、法輪功はすでに気功界のトップに躍り出ていました。李氏が各地を訪れるたび、現地の政府や気功協会は惜しみなく支援しました。ニュースメディアも詳細に報道しました。全国31の省、市、自治区からは、法輪功の原理や功法についての問い合わせ、資料の請求、書籍の購入申し込みが相次ぎました。

　(編集部注：李洪志師父が登場する映像は、法輪功の真相を伝えるためだけのものであり、大法弟子は法輪功を学ぶために大法の原文を参照するべきです)