　【明慧日本2025年6月29日】カナダのグレーター・バンクーバー地域において、「法輪大法修煉体験交流会」が6月22日、バーナビーで成功裏に開催された。17人の法輪功（ファールンゴン）学習者（以下、学習者）が、それぞれの環境やプロジェクトの中で、善念を守り、正念で自らを正し、衆生を救う修煉の過程を分かち合った。

6月22日、カナダのグレーター・バンクーバーで開催された「法輪大法修煉体験交流会」

　迫害の実態を伝える中で自らを高める

　ある学習者は、神韻チケット販売の調整を担当する中で経験した心性の試練について分かち合った。物事が思い通りに進まないと、不満の気持ちが湧いてきたが、後になって、修煉は自分自身のことであり、自分のことに専念すべきで、他人を変えようとしてはならないと気づいた。自分の心理状態を正し、執着を放下した後、すべてが良い方向に変化し始めたという。

　以前、彼女は中国人に対して神韻を勧めたり、法輪功迫害の実態を伝えたりすることにあまり勇気がなかった。あるとき、子どもを連れて参加したイベントで、2回にわたって偶然にも数人の中国人の保護者と出会った。この学習者は、それがすべて師父の慈悲なる按排であると悟り、勇気を出して彼らに神韻の素晴らしさと法輪大法が受けている迫害の真相を語った。この2回の会話を通して、彼らの法輪功に対する誤解が解け、すぐに神韻のチケットを購入した人もいた。

　この学習者はまた、自身の仕事や生活の中での便利な条件、あるいは子どもたちとの休暇の機会を活かして、さまざまな民族の人々に神韻の素晴らしさや法輪功迫害の事実を語ることを怠らなかった。その中で、彼女は多くの観念や執着を打ち破り、一つ一つの機会を大切にして自身の多くの観念や執着を取り除き、衆生を救うことに努めた。

　プロジェクトにおける協調と協力

　メディア編集部で働く3人の修煉者は、メディアのベテランスタッフとして、プロジェクトで困難に直面した際に互いに補い合い、協力した経験を共有した。その過程でそれぞれの執着を見つけ、新人中心のチームのスキル向上を促し、プロジェクトをより専門的にし、より良い成果を生み出した。

　3人のうちの1人がこう話した。今年初め、彼女は生活や仕事のあらゆる面でトラブルや衝突が続けて起こり、一連の試練が一気に襲いかかってきた。その最中に神韻公演が始まろうとしており、さらに他の部署との対立にも巻き込まれていた。その時、編集部の他の2人のベテラン社員が、仕事の面だけでなく法理の面からも助言し、心の持ち方を守るように促した。彼女はそれによって無事に関を乗り越え、あらゆる試練が解決した。また神韻の報道期間中は他のチームとの協力もとても順調で、記者としても素晴らしい取材相手に恵まれ、報道を無事に終えることができた。

　もう1人は、編集部の日常業務の具体的な按排やトレーニングを担当している学習者がこう語った。仕事中に同僚との衝突が絶えず、原因もわからなかったとき、他の2人のベテラン社員はいつも黙って彼女と同僚の間の亀裂を埋め、みんなとのコミュニケーションを学び、問題の本質を見つけ、他の同僚の長所を見るよう励ましてくれた。やり取りを重ねる中で、彼女は自分が同僚に対して善意を欠いていたことに気づき、当然仕事もうまくいかず、他の同僚の自信も失わせていたことを認識した。それに気づいてからは、同僚の不足に寛容に接し、努力を認め、進歩を褒めるよう自分に常に言い聞かせ、慈悲をもって人に接するよう努めている。

　編集部3人目の学習者はこう話した。自分はずっと衝突を恐れ、トラブルを避けたいと思い、穏やかな環境で生活したいと願ってきた。しかし、編集部が全体の業務レベルを早急に向上させるために様々なトレーニングを始めてからは、同僚との関係が以前のように和やかではなくなったと感じた。彼女はその中で調和を保とうと努力しながら、自分にトラブルを恐れる心があることに気づいた。それは根本的には自分を守りたいという私心から来ていた。彼女は、修煉によって出来た一面で、トラブルや衝突に向き合い、処理していく必要があると悟った。

　自分を精進できなくしていた根本的な問題を突破する

　ある若い学習者がこう語った。大法を修煉することが生命の本当の意義であり、人を救うことがとても緊急であることも分かっていながら、どうしても精進できず、その原因も分からずにいた。彼女は物忘れが多いことに悩んでいたが、ある日、師父が親族の口を借りて、物忘れの根本原因は主意識が強くないからだと教えてくださった。そのとき初めて、自分が主意識を緩めていたことを「随其自然（成り行きに任せること）」だと勘違いしていたことに気づいた。この問題を見つけてから、日常生活の中で物忘れが大きく改善された。

　またある時、彼女は長い間咳が続いていたが、あまり気にしていなかった。ある学習者との偶然の通話の中で、その学習者が何気なく明慧ネットの交流文章を数篇勧めてくれた。彼女はそのうちの2篇を読んで大きな衝撃を受け、自分の修煉状態を真剣に見直し始めた。その頃、当時の彼氏が自分の期待通りに気遣ってくれないと感じ、彼に対して恨みの心を抱いていた。自分のこの問題に気づいた後、彼女はその怨恨心を放下すると決心した。

　ある日、大法の活動に参加する前に、彼女は一時間しっかりと正念を発し、自分の中の正しくない状態を取り除いた。正念を発した後、彼女は頭脳明晰となり、怨恨心を排除し、心の中には正念と慈悲だけが残った。その日以降、咳の症状は急速に軽減し、まもなく完治した。

　法を広め迫害の実態を伝えることに関して、以前の彼女は最初から直接話すことに抵抗を感じていた。しかし、師父の加持のもとで、彼女は少しずつ自分の観念を突破し、何度か友人との付き合いや集まりの場で、自ら積極的に法輪功の素晴らしさをうまく伝えることができ、とても良い反響が得られた。

　心性を高め多くの人を救う

　中国からバンクーバーに来て間もないある古い学習者は、来たばかりで環境に不慣れだった。迫害の実態を伝えに出かけたいと思っても道に迷ってしまうことがあった。そんな時、彼女は道を尋ねるふりをして中国人に声をかけ、その機会を利用して法輪功迫害の実態を伝え、中共組織の党員・共青団・少年先鋒隊からの脱退を勧めた。

　迫害の実態を伝える過程で、彼女は人々が真実を知って救われたいという強い願いを感じ、（修煉が終わる）時間が差し迫ったことをより一層実感した。法輪大法の素晴らしさと迫害の事実をより良く伝えるために、彼女は常に慈悲で純粋な心で語るよう自分に言い聞かせていた。

　そして、三退を望まない人に出会ったときには、すぐに自分の内に向かって探し、自分の心が本当に純粋であったかどうかを見直し、その心理状態が人々の救われる機会に影響を与えていないかをチェックしている。