　【明慧日本2025年6月29日】ドイツ・アーヘン市のケネディ公園で6月22日、毎年恒例の「多文化フェスティバル」が開催された。主催者の招待を受け、法輪功学習者（以下、学習者）は今回のイベントに参加して法輪功の展示ブースを設け、中国古来の修煉法である法輪大法について人々に伝えた。

　さまざまな民族文化の特色を展示する祝典

　多文化フェスティバルは豊かな多様性、文化交流、共通の価値観を祝う式典である。晴れ渡る空の下、多くの来場者が集まり、アーヘン市の文化の多様性を共に祝った。

　公園周辺では、アーヘン市とその周辺地域から来たさまざまな文化協会が、色とりどりのブースでそれぞれの国の文化にちなんだ食べ物や手工芸品、衣服、情報資料などを紹介した。あちこちで各国の美味しい料理の香りが漂い、笑い声と音楽の響きが絶えなかった。

芝生の上の法輪大法の展示ブース

　学習者は、展示ブース前で法輪功の五式の緩やかな功法を実演し、興味を持った観光客はすぐに足を止め、その場で功法を学び始めた。

興味を持った観光客が功法を学んでいる様子

　良知と人間性への希望を示す祝典

　多文化フェスティバルは、文化の祝典であると同時に、良知と人間性への希望を示す祝典でもある。踊りや音楽に加えて、このフェスティバルは出身地、言語または宗教に関係なく、人間として、私たちが互いに支え合い、共に正義を守ることができることを思い出させてくれた。

　展示ブースで学習者は大法修煉の素晴らしさを示しただけでなく、学習者への生体臓器収奪という中国共産党（以下、中共）が犯した罪を伝え、中共による法輪功への迫害の停止を求める署名も集めた。

　車椅子に乗ったあるドイツ人の高齢男性は、中共による法輪功への迫害の事実を知った後、すぐに請願書に署名し、冷静かつしっかりした口調でこう言った。「この党は内部から崩壊するしかない」

　3人の娘を連れたトルコ人の母親が資料を受け取った。母親はドイツ語がわからないため、娘の1人が資料の内容を翻訳してあげた。請願書の背景を理解した後、母親は署名し、3人の娘にも署名させ、法輪功の反迫害を支持すると表明した。

　右腕に厚い包帯を巻いたドイツ人の中年男性は迫害の実態を知った後、署名を切望し、最初は左手で試みたが、うまくいかなかった。結局、彼は負傷した右手の親指を震わせながらペンを持ち、懸命に自分の名前を書いた。

ある女性が法輪功を知ろうと、展示ブースを訪れた

　ある女性は資料を手に取り、まず静かに読もうとした。読んでいる間、別の女性が数人の学習者と話しているのが聞こえた。彼女は非常に興味を持ったが、このような署名が本当に変化をもたらすのかと疑問にも思った。

　学習者は穏やかにこう説明した。「請願は正義への賛同と不公平への拒否という心の表現です。特に自由な社会においては、変化は意識と態度から始まります」

　学習者の説明を聞いた後、ある女性は落ち着いた表情で力強くこう語った。「これが役に立つかどうかは分かりません。でも、このような犯罪を聞いたとき、私は黙っているわけにはいきません」

　最終的に、2人とも署名した。

　この日、学習者は多くの署名を集めた。そこには被害者への同情と連帯、および世界がより良くなるという希望が込められていた。