　【明慧日本2025年7月2日】重慶市巴南区の法輪功学習者・段在英さん（76）は、2024年9月26日、重慶市九龍坡区裁判所から懲役3年６カ月の判決を言い渡された。現在、重慶市走馬女子刑務所に拘禁されている。刑務官は段さんに法輪功への信仰を放棄させるため、段さんを互監組（厳格管理の組）に入れ、迫害を強化している。刑務所側は家族に段さんと面会することを許さず、指定された口座からの生活費の支払いのみを許可した。

　情報筋によると、刑務所側は2025年6月24日、段さんの自宅を訪ね、段さんの家族に、段さんが信仰を捨てるようと圧力をかけるつもりだという。

　段さんは1949年生まれ、重慶市巴南区花渓街道花渓村に住んでいる。法輪功を学ぶ前、重度の関節リウマチ、変形性腰椎症、不眠症、胃病、頭痛などの病気に苦しみ、治療しても治らなかった。1998年、段さんは法輪功を学び始め、わずか数カ月後、長年にわたって患っていた病気がすべて消えた。

　1999年7.20、前中国共産党の江沢民は、権力を乱用して公然と法輪功への迫害を発動した。段さんは、真・善・忍を学び続けているため、当局に数回連行され、拘束された。段さんは3回、計5年６カ月の労働教養処分を受けた。実刑判決は4回、計10年を下された。

　以下、中国共産党当局による段さんへの迫害の概略である。

　2001年1月31日、段さんは法輪功の横断幕をかけたため、南泉派出所の警官によって、巴南区拘置所に連行された。その後、懲役3年の判決を受け、重慶市女子刑務所と重慶市未成年者更生施設で拘禁された。

　2005年8月15日、段さんは、重慶市菜園バー駅で法輪功について人々に真実を話したことを告発され、菜園バー派出所の警官に連行された後、楠木寺労働教養所で1年６カ月の労働教養を受けた。

　2009年11月23日、段さんは、人々に法輪功迫害の事実を伝えたため、巴南区派出所の警官に連行されて、2年の労働教養を科され、重慶市女子労働教養所に拘禁された。

　2012年2月26日、段さんは神韻のDVDを配布したため、李家沱派出所の警官に連行され、再び重慶女子労働教養所に送られ、2年間拘禁された。

　2017年7月7日、段さんは土橋の市場で法輪功の真実を人々に伝える際、尾行された。その後、土橋派出所の警官に連行された。その後、1年半6カ月の実刑判決を言い渡された。

　2021年4月29日、段さんは、巴南区龍洲湾の「明華龍洲」という野菜市場で法輪功の真相を話したところ、龍洲湾派出所の警官に連行され、巴南区の界石拘置所に拘禁された。その1年半後、九龍坡区裁判所に懲役2年の判決を言い渡された。2023年4月28日、刑務所から帰宅した。

　2023年12月20日、段さんは巴南区界石鎮で通行人に法輪功迫害の事実について話しているとき、警官に連行された。その日の夜に帰宅することができた。しかし、8日後の12月28日、段さんは再び巴南区国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の警官に連行され、界石鎮留置場に連行された。その後、九龍坡区検察院に起訴された。2024年6月5日、段さんは九龍坡区で裁判を受けた。3カ月後、懲役3年６カ月の判決を宣告され、重慶市走馬女子刑務所に連行され、迫害された。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）