文／中国の大法弟子　　

　【明慧日本2025年7月3日】午前10時から正念を発して50分ほど経ったとき、頭にさまざまな雑念が渦巻き始めて心が静まらなくなりました。しばらくそれらの雑念を払いのけてから、私は発正念の妨げとなったものを見つけ出そうと先程の雑念を振り返り、そこで嫉妬心を見つけました。

　これらの悪いものはまだ完全に取り除かれておらず、大法弟子の修煉を妨害しようとしているので、今日、嫉妬心を取り除くことの重要性を再認識し、本文をもって自分を戒めたいと思います。

　ある時、『党文化の解体』を聞いていて、こんな言葉が耳に入りました。「人を出し抜くことを、自分の仕事をよく行う動機とする」。そこで私は一瞬止まって内に向けて探し、驚きを覚えました。つい先日、ある同級生が書いたものを思い出しました。「いつも他人を足下に踏みつけようとする人がいる」。そのとき、私は特に深く考えることもなく、むしろ「私はそんな人間ではない。劣等感が強い私は、他人を踏みつけようなんて考えるわけがない。私には嫉妬心なんて絶対にない」と思っていました。

　師父は私が悟らないのを見て、『党文化の解体』のその言葉をわざと聞かせて下さったと思います。　私は頭の中で渦を巻いていたそれらの雑念を細かく調べることにしました。

　大学時代のクラスの班長が強引で責任感がなく、集まりの企画を他人に任せ、開会の挨拶もまともにできなかったので、私はずっと見下していました。「誰々が美人だ」と聞くと、私は密かに心の中でその人と比較し、「私より美しいとは思えない」と考えていました。一緒に学法している同修とも私は密かに比較し、「迫害の実態を伝えることも、発正念も、私がずっと多く行っている。法の暗記も、早朝の煉功も、彼女はまだまだだよ」と思っていました。誰かが天目が開いていると聞くと、私は「なぜ私には何も見えないのか？」とため息をつき、同修が誰かを褒めると、私は「彼女はまだあれこれができていない」と不快に思っていました。これらの考えは一瞬のうちに過ぎ去ったため、気に留めませんでしたが、今日じっくり考えてみると、これらはすべて嫉妬心ではありませんか？　「人が自分より優れてはならず、自分が他人に遅れを取るのも嫌だ。目に映るのは他人の欠点ばかりで、それを鏡として自身を顧みるのではなく、却って陰で優劣を比べてしまう。どうしてこの汚い心に気づかなかったのでしょうか？」

　修煉とは自分を修めることであり、大法に従って自分を正すことです。同修がうまくやっているのを見ると嬉しくなるはずなのに、どうして優劣を考えてしまうのでしょうか？　まして同修を超えることを修煉の原動力にするのは、なおさらしてはいけないことです。

　考えてみれば、本当に恥ずかしいことです。この心があまりにも深く隠れており、普段はまったく気づいておらず、自分の嫉妬心がそれほど強くないと思っていました。法をどのように学んできたのでしょうか？　学法しても得ることがあったのでしょうか？　

　30年間修煉してきて、まだ自分はそれほど悪くないと思っています。師父の慈悲なるご啓示により、やっと自分のこの汚い人心を見つけることができました。思えば、弟子を導く師父のご苦労と、救われたいと切に願う衆生こそが、私の精進の原動力になるはずです。

　私は必ずこの嫉妬心を取り除き、法の中で絶えず自分を正して精進していき、師父のご心労を少しでも減らすことができるように努めたいです。師父に感謝いたします！

　（編集責任者：任嘉）