　【明慧日本2025年7月3日】オランダの一部の法輪功（ファールンゴン）学習者（以下、学習者）が6月22日、ユトレヒト市の中央駅付近で中共による法輪功への継続的な迫害、特に学習者からの生体臓器収奪という犯罪行為を伝える活動を行った。オランダ国民が迫害に関心を寄せ、制止を呼びかけた。

　ユトレヒト市はオランダ中部に位置し、オランダで4番目に大きな都市である。また、ユトレヒト州の州都であり、人口も最多である。オランダの黄金時代以前には最も重要な都市とされていた。古い大聖堂や大学、活気ある運河で知られ、オランダの文化と歴史の重要な中心地である。

　活動当日、多くの通行人が足を止めて展示パネルを読み、学習者と交流して迫害の実態を知り、中共に対して法輪功迫害の停止を求める請願書に署名をした。活動現場は平和的な雰囲気に包まれ、学習者の穏やかな煉功の様子は、さまざまな背景を持つ人々の注目と支持を集めた。

6月22日、ユトレヒト市の中央駅付近で行われた活動

　学習者は通行人に迫害の実態を伝えるチラシを配布し、質問に答え、法輪大法（ファールンダ―ファー）の功法を実演した。

　多くの市民は、中共による法輪功への迫害や学習者からの生体臓器収奪という犯罪行為を知った後、深い関心を示し、請願書に署名するとともに、学習者の平和的な反迫害の努力を支持した。

　「中共が人を殺して臓器を奪うなんて衝撃的だ」

法輪功迫害の実態について尋ねるマーゴ・ポッターさん（左）

　中共による法輪功迫害の実態を知った後、マーゴ・ポッターさんは心配そうに語った。「中共が臓器を手に入れるために人を殺しているなんて、あまりにも衝撃的で、信じがたいことです。私は絶対に署名します。聞いた話は本当に起きていることだと感じます。中共には他人の命を奪う権利なんてありません。ましてや臓器を売って利益を得るなんて、まったくもって馬鹿げています。中国には人権侵害の問題がたくさんあると知っていますが、私たちの国にはそういったことはありません。臓器の強制摘出は、本当に恐ろしいことだと思います」

　定年退職教師、信仰の自由を支持

定年退職した教師クリーナ・ファン・ベルセンさん

　オランダのデン・ハーグから訪れたクリーナ・ファン・ベルセンさんは、英語教師を定年退職しており、精神的信仰の自由の重要性についてこう語った。「ニュースで法輪功に関する報道を見たことがあります。私自身も仏教の瞑想をしています。法輪功は中国で禁止されていますが、それは共産主義が精神的信仰に反対しているからです。私にとって、人々が宗教を自由に信仰し、自由に考え、自由に法輪功を修煉できることはとても重要です。お金や富や権力だけが重要ではなく、そういう観念はひどすぎます。中国ではキリスト教や仏教も多くの困難に直面しています。中国政府と協定を結び、共産主義を支持すると表明して初めて信仰が認められます。それは本当にひどいことです」

　法輪大法の核心的な価値観である「真・善・忍」についてクリーナさんはこう述べた。「これは非常に重要です。そうです！　『善』と『真』、つまり正直で嘘をつかないことです。私は子どもの頃からこれらの価値観を学んできました。他人を思いやることも私にとって大切です」