　【明慧日本2025年7月3日】法輪功（法輪大法）の世界的な広がりを祝う活動が6月28日正午、シドニーのパラマッタ市庁舎広場で開催された。地元の法輪功学習者（以下、学習者）や市民と政治要人が共に祝い、法輪功による地域社会の住民の心身の健康、道徳の向上、多文化性への貢献を高く評価した。

パラマッタ市庁舎広場で穏やかな功法を披露する学習者

　ベテラン市議会議員ガラード氏のスピーチ

　カンバーランド市のベテラン市議会議員ポール・ガラード氏はスピーチで法輪大法の素晴らしい理念を高く称賛し、来月には法輪功を称える動議案を提出すると述べた。

　ガラード氏は、「再び喜びと希望に満ちた法輪大法の素晴らしい夢を体験しましょう。そして、そのうちのいくつかを現実のものにしたいと思います。7月には、ヒューズ議員と私はカンバーランド市議会で、毎年の5月13日を永遠に『法輪大法デー』として記念する動議を提案します。これにより、この素晴らしいコミュニティが公共の場で認められるようになるでしょう」と語った。

　さらにガラード議員は重要なメッセージを伝えた。「私たちカンバーランド市は、開放性、寛容、忍耐心という価値観を代表しています。私たちは宗教表現と信仰の自由を信じています。そのため、今日ここに集まり、法輪大法の素晴らしい理念と美徳を共有したいのです」

　ガラード議員はまた、中共の邪な本質についても認識を表明し、人々にその欺瞞に警戒するよう呼びかけた。「皆さん、今日は共に中共に反対の声を上げましょう。そして、中共の欺瞞、嘘、隠蔽行為を全世界に警鐘として知らせましょう。私たちは中共の脅し行為に反対しています。そして、オーストラリアの価値観を守るために団結しましょう。強制的な信仰の変更、任意拘束、強制労働、身体的虐待、不法拘禁―これらに対してNOを突きつけましょう」と述べた。

ヒューズ市議会議員のスピーチ

　カンバーランド市議会のヘレン・ヒューズ議員は、学習者に対し次のように述べた。「あなた方が実践している大いなる運動の基本的な美徳である『真・善・忍』は、私たちの生活にとって非常に価値のあるものです。そしてあなたたちの行動に心から感謝します」

　また、法輪大法が世界にもたらした貢献を高く評価し、「法輪大法が提唱する修煉の原則は、人々の心身の健康を促進し、感情や精神の向上に繋がっています。あなた方の信念を通じた貢献は非常に貴重であり、それをさらに広めることで多くの人が利益を得ることでしょう」と述べた。

　以下、他のスピーチや人々の声に関する内容も翻訳され、全てここで紹介された。たとえば、自由党候補者マイク・ロウ氏の述べた「学習者の勇気への賛辞」や、インド出身のモハン氏が述べた「法輪功の修煉を通じた人々の前向きな変化」、また中国人権活動家ボブ・ビニコンボ氏が語った「中共の歴史とその暴虐性」など、多くの視点から法輪功の価値観が評価された。

連邦選挙候補者ロウ氏の演説

　自由党ブラックスランド選挙区の2025年連邦選挙候補者であるロウ氏は次のように述べた。

　「私たちは自由と相互尊重の原則に対し、共通の誓約を共有しています。私はこれらの理想を静かに、しかし力強く体現するグループ、つまり学習者に深い敬意を表します。ご存じのように、法輪大法は精神修煉の一種であり、瞑想、穏やかな修煉法、道徳哲学を基盤とし、『真・善・忍』の原則に従って修煉するものです。これらは政治的なスローガンではなく、普遍的な人間の価値観です。そして、これらの原則を平和的かつ公然と従う自由こそ、私たちが大切にする自由で開放的な社会の基盤です」

　「私は今、法輪功は単なる精神修養の道ではなく、勇気の物語であることに気付きました。中国で学習者が受けている残酷な迫害は、私たちの時代の重大な不公正そのものです」と言及した。

　ロウ氏は続けて「学習者の平和的な忍耐と堅忍な姿勢には、常に感銘を受けています」

　彼は最後に　「法輪大法が広く伝わり始めて33周年を迎えるにあたり、私は皆さまに感謝を述べたいと思います。あなたたちが原則を守る模範となっていることに感謝します。多くの困難があっても、あなたたちが価値観を堅持していることに感謝します。　憎しみではなく慈悲を選び、争いではなく平和を選んでいることに感謝します。この多文化的で、開放的で、活気に満ちたコミュニティの貴重な一員でいることに感謝します」と述べた。

連邦選挙候補者ロク氏の演説

　連邦選挙候補者ガネシュ・ロク氏は次のように述べた。「私は法輪大法とその『真・善・忍』の原則を非常に尊重しています」

　また彼は、中国で法輪功が中共による迫害を受け、残酷な殺戮や臓器収奪が行われている現状にも触れた。それでもなお、法輪功が揺るがぬ姿勢を保つことに感嘆した。「私は皆さまの勇気をとても評価しています。これこそが私がここに来て、中共の暴行に反対する理由です。世界には言論の自由が必要であると信じています」と語った。

中国人権活動家ビニコンボ氏の演説

　中国人権活動家であるボブ・ビニコンボ氏は「私たちは法輪功の修煉が心身に良い影響をもたらすことを祝いましょう。法輪功修煉の意義を理解するには、中共の歴史を知る必要があります」

　彼は続けて、文化大革命を「中共による大規模な殺戮」と表現し、中共の暴虐な歴史を説明した。「その時代、中国の伝統文化に関わるものを受け入れただけで命を奪われる可能性がありました。学習者への迫害、そして政治犯からの臓器収奪による殺害は、毛沢東の政策の延長線上にあるものです」

　最後に彼は、法輪功の修煉原則を理解し、中共の本質を見極めるようにと人々に呼びかけた。「そうすることで、法輪功があなたたちのために何をしているのかを理解できます。そして中共が世界の文明的な地域にとってどのような脅威であるのかを知ることができます」と述べた。

　人々が法輪功の迫害反対を支持

現代社会に「真・善・忍」がより必要と語るタファさん

　パラマッタの住民で大学生のタファさんは、このイベントのスピーチに引き寄せられ、足を止めた。「皆さんのスピーチに賛同します。演奏もとても素晴らしいものでした」

　今回が彼女にとって初めて「法輪功」を聞く機会となった。「真・善・忍」という原則について耳にした際、彼女は「私はこの価値観に賛同します！　これは、まさに私たちの社会にとってもっと必要とされているものです」と言った。

　さらに、議員たちのスピーチを通じて法輪功が受けた迫害について知ったタファさんは、「これは私に新しい視点を与えてくれました。こうした現実があると知り、さまざまな問題に目を開かされた感じがします。私は迫害に反対です。彼らが迫害を受けるべきではないと思います。それを目の当たりにするのは本当に悲しいことです。この問題への理解を高めることは重要だと感じます」と語った。

モハンさんは法輪大法の修煉を素晴らしいと考えている

　モハンさんはインドから2年前にシドニーに来て、パラマッタ広場近くの建物で働いています。彼は友人を通じて法輪大法の活動について知った。

　モハンさんは「法輪大法を修煉することで気持ちがリフレッシュして内面にエネルギーが満ち、活力が蘇ります。これによって性格や話し方、人との交流の仕方まで全体的にポジティブな影響を受けます」

　また、「真・善・忍」という普遍的価値観についても同意し、「誠実であること、周囲の人々に思いやりを持つことが必要です。人を助けること、それこそ人間として守るべき価値観です。そして、それらを世界中に広めることで世界全体が真に繁栄するでしょう」と述べた。

　さらに、学習者が中共による臓器収奪の被害を受けていることを知り、「臓器摘出は人の意志に反する行為です。これは悪いことです。人々はこの問題に対して声を上げるべきです」と語った。

異文化を知ることが好きな母娘、イーデンさん（左）と母親のスリさん

　イーデンさんは、「瞑想は欠かせないものだと思います。不幸なことに、私たちは非常に忙しい世界に生きており、この世界では速いペースの喧騒や忙しさが最優先されています。もっと精神的な方法で内面とつながることが本当に重要だと思います。その点、瞑想は素晴らしい方法です。呼吸やマインドフルネスとつながることができます。とても美しいですし、もっと学びたいと思いました」と話した。

　スリさんは、「真・善・忍」という普遍的価値観を高く評価し「すべての人がこれらの価値観を持つべきです。不幸なことに、私たちの世界では多くの人が価値観を持たずに生きています。だからこそ、このような精神を持ったコミュニティを見つけることは素晴らしいことです。そのような人々がいると知るだけで、本当に心地良さを感じます。その一員であることは嬉しいことですし、こうした人が世界にもっと増えるべきだと思います」と述べた。

　イーデンさんも補足して、「それは確実にやるべきことですね。私はすべての人がそうすべきだと思います。皆がそうすれば、間違いなく世界はもっと良くなるでしょうし、互いの理解も深まるでしょう」

　またスリさんは、議員のスピーチに興味を持ち、中国で迫害を受けている学習者に同情して「異なる価値観が受け入れられるどころか、抑圧されているのは非常に不幸なことです。そのためにも、私たちはソーシャルメディアなどを活用して、世界中の人々にこの問題について知らせ、希望を届ける必要があります」

　イーデンさんも支持の言葉を述べた。「今の時代、誰の声でも聞いてもらえる可能性があります。そして正しい声が表現され、多くの人々が変化を望んでいます。世界には大きな変化の余地が間違いなく存在しています。その変化こそが必要です。私は心から、あなたとあなたたちの法輪功の団体がうまくいくことを願っています」と語った。

「真・善・忍」の原則を称賛したアンソニーさん

　近くで働くアンソニーさんは、学習者による煉功動作を見て興味を持った。彼は、無料の瞑想教室に関心があり「ここは静かで穏やかな場所そのもののようです」と述べた。

さまざまな芸術の形で法輪功が世界に広まったことを祝う学習者たち