文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年7月4日】今は一分一秒が極めて貴重であり、大法弟子たちを含むすべての生命が、留まるか去るか、良いものかだめなものか、重大な選択に直面しています。

　師父の経文『肝心な時に人の心を見極めている』が発表されたばかりの時、多くの同修は、よくやり遂げなければ、巨大な危険に直面するという事実に気づきました。そのため、多くの同修は法に則って自分に厳しく要求することができました。しかし、時間が経つにつれ、ほとんどの同修は知らず知らずのうちにまた怠けるようになりました。あらゆる面で怠けるようになったかどうか、各自でチェックすれば良いと思います。

　さらに深刻な事態は、中国本土で長年にわたって同修の間の溝が解消されず、人心で対処し、事態をますます複雑にしていることです。どの地区にも、気づかぬうちに大法から著しく逸脱した「特別な人物」が確かに存在します。そのような人に居場所を与えているので、同修は足並みを揃えない地区もあります。大法修煉の要求に符合しており、言動に慎重で、安定した修煉状態を維持し、師父の法を正す進展についている人がいれば、分派活動をし、極端なことをする人もいます。このような人たちの中には、何人かの人を動かして目立つ人がいて、動かされる人の数は多くないのですが、時々全体に不穏を起こしました。そのような人の中に今、身に良くない現れが起きています。法に則っていない人を支持したため、病業の形で亡くなった人、連行された人、重い病業が現れた人がいます。これらの教訓はどう生かされるのでしょうか。

　これらの「特別な人物」は皆共通点があり、いつも自分が一番良い修煉者であり、一番よく法を学び、一番よく法を暗記し、中には本当によく法を暗記できる人がいます。しかし、法を暗記しながら、やってはいけないことをしたり、言ってはいけないことを言ったりする人がいます。また、以前は法を乱すような演説をしていた人もいますが、法を乱すことをしたと認めず、常に自分が正しいと思っています。このような人たちの中には、本当に言葉が口から出てくるかのように、何時間も話し続けることができます。「『自分はできている』という心から抜け出る」という文章にあるように、彼らは同修の精進を助けているつもりかもしれませんが、実際は多くの人心を掴んで、自分自身を実証しているのです。

　旧勢力が作り出した「魔障」（悪魔の障害。修煉のさまたげをなすもの）に操られ、本来の自分を見つけられなくなっている人がいるのを目の当たりにしました。このような深刻で切迫した時期に、彼らは地元で修煉者の分裂を引き起こし、同修の間の正常な関係を壊しているのです。全体に揺らぎを与えることは、修煉環境における真の災いです。

　ですから、いつもいい気になっている人たちは、2025年6月16日に明慧日本に掲載された「『自分はできている』という心から抜け出る」という文章を読めば、きっと自分の問題に気付くだろうと思います。全体として問題をあおるようなことを繰り返している人たちに、早く目覚めてほしいのです。正しくないものに居場所を与える同修たちは、その結末は深刻で、自分自身をしっかりしてほしいのです。師父は、「まったくもってあなたの次元に応じた人しか寄ってこないのです」(『猛喝』)と説かれました。

　嫉妬心が強く、恨みの心が重い者は、いち早く目を覚ましてください。ある者はすでに片足を踏み外しているのです。自分が本当は何をしているのか考えるべきです。落ち着いて「いつもいい気分でいる心はどこから来たのか？　大法修煉者の宝は、『内に向けて探すこと』で、あなたは内に向けて探したのか？　自分を修めたことがあるのか？」と自分のことを振り返ってください。修煉者の間に揺らぎと間隔を作ることは小さなことでしょうか？

　一部の人が気づかないうちに、理性を失っているのを見ていた私は修煉者たちに「集中して法を学び、また法が要求することを実行するよう呼びかけたいのです。法を学び、法を暗記することだけで、自分を修めず、他人を修めるということをしてはなりません。

　特に、落ち着くことができず、いつも何か大きなことをしたがり、いつも全体を形成するという口実を使って、同修を厳しい管理下に置きたがり、いつも自分がいかに同修と違うかを主張するような人は、すぐに目を覚ましてください。自分の行いのすべての因果を背負わなければならないからです。自分の心を注意深くチェックし、旧勢力が作り出した「魔障」に、自分の回帰する道を阻まれないようにしてほしいのです。従って、そのような立場にある人は、明慧ネットにアクセスして、同修の交流文章をもっと読み、本当の修煉者がどのような次元にいるか、どのような行動をしているかを知ることができます。自分の修煉がとても良くできているのだと常に思わないようにすることを、私は慈悲深く提案します。それは魔が戯言を言うように指示しているのです。

　「『自分はできている』という心から抜け出る」の文章の著者は、かつて旧勢力が手配した「魔障」に操られ、大法から逸脱し、回帰の道を断ち切りそうになったことがあります。著者は完全に目覚めた今、自らの体験を通して、同じような誤った道にある人々に早く目覚めるよう慈しみを込めてこの文章を書いたのです。著者の同修はこう言いました。「ですから、私は皆さんに呼びかけたいと思います。この『自分はできている』という心を、全員で徹底的に清めましょう。特に、法を乱すことに関わった経験のある同修は、この心を必ず取り除かねばなりません。私たちは再び正しい道に立ち返り、再びしっかりと修め、真に清らかで純正な大法弟子となりましょう」

　本当の自分を失い、自分はできていると思っていた人が、今誰の忠告にも耳を傾けることができないのを見ると、惜しい、と残念に思います。本当に時間がないのですから、顕示心、自己を実証する心を無くしてほしいのです。