　【明慧日本2025年7月4日】山東省平度市に住む78歳の法輪功学習者（以下、学習者）・隋広花さんと85歳の郭新香さんの2人は、今年6月19日、祝溝鎮の市場で2人の私服警官に尾行され、録画され、祝溝派出所に連行された。郭新香さんはその日の夜に帰宅を許された。一方、隋広花さんは翌日の午前中、普東拘置所に不当に連行され、現在まで拘束されている。

　隋さんは平度市祝溝鎮祝西村の出身で、法輪大法を修煉した後、「真・善・忍」の法理に従ってより良い人になるようとし、心身ともに恩恵を受けた。しかし、中国共産党による法輪功への残忍な迫害の中で、隋さんはかつて不当に2度労働教養を科され、1度、不当な実刑判決を受け、合計5年間刑務所に拘禁された。

　以下は隋さんと郭新香さんが中国共産党により迫害された事実の概要である。

　2007年7月5日、隋さんと学習者の李吉花さん、張月梅さんは市場に着いたばかりのところを、既に町でチンピラ姿に変装していた警官に呼び止められた。警官は彼女たちが金を盗んだとでっち上げ、3人に暴力を振るった。居合わせた住民たちは見ていられなくなり、多くの者が彼女たちを擁護したが、警官は一切取り合わず、無理やり3人を雲山派出所に連行した。3人はその日の夜、平度留置場に移送され、13日後、さらに淄博王村労働教養所に連行され、不当に1年間労働教養を科された。2010年4月13日、隋さんは祝溝市場で真相を伝え、真相資料を配布していた際、祝溝派出所の2人の私服警官に連行された。その日の午後、彼女は平度留置場に連行され、不当に15日間拘留された。4月28日、隋さんは再び淄博王村労働教養所に連行され、不当に1年間労働教養を科された。

　2012年4月4日、隋さんは祝溝市場で真相を伝えていた際、祝溝鎮司法所の所長である劉宝国に通報された。その後隋さんは祝溝派出所の警官に連行され、家宅捜索を受け、平度留置場に不当に拘禁された。2012年11月、随さんの家族は、隋さんは平度市裁判所から不当に3年の実刑判決を受け、既に山東省女子刑務所に移送されたことを知った。

　隋さんは解放された後も依然として地元の中国共産党関係者から頻繁に嫌がらせや脅迫を受けた。2018年8月31日の午後、隋さんと学習者の郭宣芳さんが雲山鎮の宋格荘村で真相を伝えていた際、その村の幹部に通報され、雲山鎮派出所の警官に連行された。その日の夜7時半、隋さんは息子に迎えられ自宅に戻った。郭さんは強制的な採血検査を受け、ショックを受け、一時的に平度病院に送られた。

　今年6月19日の午前、隋さんと郭新香さんは連れ立って祝溝市場へ向かった。目撃者の話によると、彼女たちの後ろには祝溝派出所の私服警官2人が録音機を持って2人の年配の学習者を尾行していた。それを見た親切な人が、「もう遅いから早く家に帰りなさい」と彼女たちを促した。私服警官は2人の年配の学習者を連行した。郭さんの娘がこのことを知り、急いで母親のもとへ行き、手を引いてその場を離れようとした。しかし、派出所の警官は郭さん親子を一緒に派出所に連行し、資料の出所を厳しく問いただした。郭さんは「あなたたちには関係ない！」と答えた。郭さん親子は夜になってようやく帰宅を許された。

　翌日の午前、隋さんは派出所の警官によって普東拘置所に移送され、不当に拘禁された。この時、隋さんの寝たきりの夫は、妻の帰りをまだ待っていた。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）