　【明慧日本2025年7月4日】吉林省長春市九台区在住の70代の法輪功学習者（以下、学習者）・王亜芬さんが2024年8月16日、1年6カ月の不当な拘禁を終え解放され帰宅した。一方、王さんと同時に身柄を拘束され、不当な判決を受けた付蘭芬さんは、その12日前に長春女子刑務所によって迫害され死亡した。

　2023年2月17日、当時71歳の王亜芬さんと当時75歳の付蘭芬さんが路上で人々にに法輪大法（法輪功）の素晴らしさと迫害の事実を語っていた際、中国共産党の虚言に騙された人に通報され、団結派出所の私服警官に身柄を拘束された。また、不当に家宅捜索され、付さんは自宅から大法の書籍や師父の写真などの物品を押収された。2人は15日間不法に拘留され、その後、興隆山留置場に送られて不当に拘禁された。半年後、2人は地元の裁判所から不当な判決を受けた。王さんは1年6カ月の懲役刑を言い渡され、5千元（約10万円）を科された。付さんは3年の懲役刑を言い渡され、罰金の金額は不明である。2人は刑務所に連行され迫害された。

　2024年8月16日、王さんは不当な拘禁期間を終え帰宅した。一方、付さんは12日前に長春刑務所によって迫害され死亡していた。報道によると、長春刑務所はかつて付さんが刑務所内で胃がんを患っていたことを知っていたが、それでも彼女を帰宅させなかった。2024年7月31日、刑務所は突然、家族に付さんを引き取るよう通知した。家族が付さんを引き取った際、意識不明の状態であることに気づき、そのまま病院に搬送し救急治療を受けた。付さんは二度と意識を取り戻すことはなく、8月4日にこの世を去った。享年76歳であった。

　王さんは法輪大法の「真・善・忍」を堅持したために、これまでに複数回、地元警察から嫌がらせ、身柄拘束、監禁されてきた。以下はその一部の事実である。

　2014年10月、王さんは警察に身柄を拘束され、監禁されたが、10月26日に帰宅した。2018年11月3日夜、王さんは自宅で、ドアをこじ開けて侵入してきた九郊派出所の警官らに身柄を拘束され、家宅捜索され、15日間不当に拘留された。2019年9月27日、王さんは自宅で、3人の警官に拘置所に身柄を拘束され、5日間不当に拘留された。

　一部の統計によると、2024年、吉林省で迫害を受けた法輪功学習者の人数は延べ1031人である。内訳は以下の通りである。

　* 迫害により死亡、またや冤罪のままで死去した学習者が14人
　* 不当な判決を受けた学習者が78人
　* 身柄を拘束された学習者が延べ396人
　* 嫌がらせを受けた学習者が延べ287人
　* 不法な家宅捜索を受けた学習者が216人
　* 強制的な洗脳を受けた学習者が11人
　* 住居を追われた学習者が7人
　* 失踪した学習者が4人
　* 様々な経済的迫害を受けた学習者が18人おり、その金額は157,850元（約300万円）以上に上る。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）